【政治・政局・小泉内閣】次期小泉政権の顔触れについて予測してください．

なかなか難しそうですが、ポスト小泉と論功行賞という面から予想してみます。

幹事長　武部勤

これだけの忠臣を変える必要はないでしょう。論功行賞で有力閣僚という線もありだとは思いますが、農相時の失言などを考えると党役員のほうがあってる気がします。

政調会長　谷垣禎一

ここにポスト小泉の谷垣氏。谷垣氏は党役員の経験がないので、ここらで党をまとめる役に就くのではないでしょうか？

総務会長　久間章生

ここも留任。派閥破壊といっておきながら意外とバランスも取っている小泉流人事。橋本派も完全に干すようなことはしないでしょう。ここはひょっとすると額賀氏かもしれません。

財務大臣　福田康夫

ポスト小泉の福田氏はここに。ポスト小泉が全員入閣または党役員になるのであれば、福田氏はこのあたりかと。本人は外相を希望なのかもしれませんが、小泉首相は外交に関しては官邸で仕切る、というような形になっていますので、小泉氏とやや考えの違う福田氏の外相起用はないと見ます。

外務大臣　小池百合子

ここがズバリの論功行賞。刺客第一号として活躍しましたし、本人もやりたいところでしょう。官邸のいうことを聴きそうというところもポイントが高いと思います。

経済産業大臣　 中川 昭一

ここは留任。WTOの交渉なども抱えているので変えてこないのではないでしょうか。今までもこのポストはあんまり変えていないです。

総務大臣　麻生太郎

ここも留任。三位一体の改革や郵政民営化など非常に重要な改革を抱えるポストなので、あえてポスト小泉の麻生氏にやらせるのではないでしょうか？麻生氏の改革への熱意を試してくると思います。

厚生労働大臣　安倍晋三

今回入閣が噂される安倍氏がここ。初閣僚でいきなり難しい役目ですが、国民に人気の高い安倍氏の力によって年金改革などで民主党をリードできれば、安倍氏のポスト小泉としての地位はさらに高まると思います（ただし、失敗する可能性もけっこうあると思う）。

国土交通大臣　北側一雄

ここも留任。まだなって短いの公明党が留任を要求し、そのまますんなりではないでしょうか？ひょっとしたら別ポストで太田氏の入閣を要求する可能性もあり。

農林水産省　中川秀直

中川秀直が論功行賞で入閣と見ているのですが、農相あたりでしょうか。ひょっとしたら経済産業相かもしれません。

文部科学大臣　二階俊博

二階氏に対する論功行賞もあると思うのですが、いまいちどのポストにくるかがわからないので、このあたりかな？と。本当は国土交通相あたりがいいのかもしれませんが、公明党がどかないと実現しないので、このあたりしかないのかと。ちなみにこのポストは法相と並んで小泉首相がほぼ興味を感じていないポストだと思います。小泉内閣歴代の文相はけっこうどうでもいい感じです。

法務大臣　松田岩夫

このあたりが参院枠かと。今回入閣候補として名前の挙がっている松田岩夫あたりがなるのではないでしょうか。岐阜県選出で佐藤ゆかりを支持したというのも大きいですよね。

環境大臣　松島みどり

ここはたぶん女性。小池百合子がそのままという線もありますが、代わる場合でも女性でしょう。ひょっとして片山さつきや佐藤ゆかりということも考えられますが、まあ松島みどりあたりが妥当かな、と。

経済政策担当大臣　竹中平蔵

ここはそのまま。小泉政権の閣僚そして完走すると見ました。

金融担当大臣　伊藤達也

ここもそのまま。竹中氏とのコンビが続くのではないでしょうか。

行政改革担当大臣　与謝野馨

与謝野氏も郵政民営化の功労者ですから、それなりの処遇がありそうですが、ポスト的にはこの辺りしか思いつかないですね。

官房長官　細田博之

ここは変えないでしょう。あと１年、気心の知れた人物と組んで行くと思います。

これ以外の閣僚もあと二人ほどいそうですが、ちょっと予想は難しいですね。

ちなみにポスト小泉としては谷垣氏を期待しています。人気では安倍氏でしょうが、ちょっとまだ不安があります。また、今回の衆院選でこれだけ大勝してしまうと、いくら安倍氏に国民の人気があるといっても厳しいでしょう。とりあえず、谷垣氏で地味に財政再建や行政改革を進めて行ってほしいと思います。

消去法で考えると、麻生氏は失言が危ないし、福田氏は高齢、安倍氏はアジア外交が心配なので、次期首相は谷垣氏ではないでしょうか。

副総裁：山崎拓　郵政特別委員会の理事もやったし、話し相手として近くに置きたいのでは？

幹事長：武部勤　あれだけ大勝したんだから留任では？

幹事長代理：中川秀直　国会対策委員長が長いので交代だと思います。でも、大臣だとスキャンダルが心配なので、党務では？

政調会長：福田康夫　官房長官を辞任してるので、もう１回大臣ってのは違和感があるから党務をやると思います。で、政策通なので政調会長でしょうか？

政調会長代理：金子一義　藤井孝男を追い落とした論功行賞。

総務会長：伊吹文明　亀井静香を追い落とした論功行賞

国会対策委員長：川崎二郎　議員運営委員長としての論功行賞。

外務大臣：小池百合子　刺客第１号としての論功行賞。中東の専門家として登用。

財務大臣：麻生太郎

総務大臣：谷垣禎一　三位一体改革を進めるため、意見の食い違いが目立つ両者を入れ替え。

法務大臣：与謝野馨　前任者があんな人だったんで、今回はまともな人になるのでは？

農水大臣：久間章生　元農林省官僚。郵政法案での総務会を強引にまとめた論功行賞

国土交通大臣：二階俊博　選挙大勝の論功行賞。元運輸大臣。

経済産業大臣：柳沢伯夫　政調会長代理として郵政のとりまとめをした論功行賞。

防衛庁長官：安倍晋三　ポスト小泉候補として初入閣。外交・安保に強いみたいだけど、外相だと中国とかが怒りそうだから。

厚生労働大臣：太田昭宏　公明党次期党首といわれてます。

文部大臣：松田岩夫　岐阜県連を無視して佐藤ゆかりを応援した論功行賞。文部政務次官の経験があります。

環境大臣：橋本聖子　女性だし常任委員長もやったし、そろそろかと。

官房長官：細田博之　目立たないけど、変えなくて良さそう。ついでに、副長官も２人とも留任しそう。

経済財政大臣：竹中平蔵　留任でしょう。「政府系金融機関担当」みたいな肩書きが追加されるかも。

金融大臣：伊藤達也　竹中大臣のお気に入りなので留任しそう。

行政改革担当：園田博之　政調副会長として郵政のとりまとめをした論功行賞。

国家公安委員長：萩山教厳　綿貫民輔への牽制で登用。

外務副大臣：猪口邦子

財務副大臣：片山さつき

金融副大臣：佐藤ゆかり

経済産業副大臣：高市早苗

農水副大臣：西川京子　女性刺客は平等に副大臣（もしくは補佐官）で処遇すると思います。

副総裁; 山崎拓（山崎派当選１２回）

理由；無難に当選を果たしたので、副総裁返り咲きを果たすのではないかと予想。

幹事長;鳩山邦夫(無派閥当選１０回）

理由；予想外の人選が恒例。「民主幹事長との兄弟対決」と話題を提供するのが狙い。野中古賀両氏の足元を見つつ、変節を条件に抜擢。

政調会長;谷垣禎一（谷垣派当選９回）

理由；未経験の党三役に起用。次期総理候補としての地位を「一応」確保させる。

総務会長;福田康夫（森派当選６回）

理由；飯島秘書官と仲が悪いので入閣困難と予想。総理候補として党三役に起用。

国対委員長;松岡利勝（伊吹派当選６回）

理由；親分を裏切って郵政民営化に尽力した点を評価。鈴木宗男氏逮捕の際、松岡氏も危ないと言われたので入閣困難と予想。

幹事長代理;森派当選６回未入閣組(宮路和明、長勢甚遠、坂本剛二、杉浦正健氏辺り)

理由；これ以上森派を入閣させるのは困難と予想。宮路氏は、厚労副大臣時マスコミに叩かれたことを考慮し、入閣困難と予想。

補足；坂本氏は金融大臣入閣はありうる？長勢氏は厚労大臣入閣もありうる？

新人研修;二階俊博（二階グループ当選８回）

理由；選挙を取り仕切った論功行賞。派閥退会（無派閥）が条件。新人の二階グループへの囲い込みが、困難に。

首相補佐官；川口順子（無派閥参院当選１回）と無派閥当選１回の女性議員（片山さつき・猪口邦子・佐藤ゆかり氏辺り）

理由；話題の新人議員にポストを付与。女性ばかり起用し、多くの女性が起用されたと印象付けさせるのが狙い。川口氏がまとめ役。

郵政特別委員会の片山佐藤赤沢３氏の質問について「早口では」と注文をつけた総理は、入閣について時期尚早と判断。

官房；小池百合子（森派当選５回）※男女共同参画兼任？総務大臣、文科大臣ありうる？

理由；総選挙圧勝に寄与。論功行賞。元キャスターでマスコミ対応も慣れており、官房長官に最適と判断。

総務；伊藤公介（森派当選９回）※官房長官で入閣？

理由；総裁選や郵政民営化法案で尽力した総理側近。最後の内閣改造で満を持して起用。中川秀直氏（森派当選９回）は１回休み？

法務；山本有二（高村派当選６回）

理由；村上誠一郎氏に続き、高村派初入閣適齢期。法曹資格を有し、元法務総括政務次官、元法務委員長。

※同派に当選６回の赤城氏がいるが、適材適所の観点から山本氏の入閣が先と予想。

外務；武部勤（山崎派当選７回）※沖縄北方兼任？

理由；山崎氏に近く、総理が制御し易いので、起用。鈴木宗男氏が外務省批判を始めたので、昔を良く知り、仲の悪い武部氏が適切と判断。

武部氏は農水相時代、打たれ強さを発揮したので鈴木宗男氏等の批判にめげず職務をまっとうできると期待される。

※町村氏留任もありうる？土屋品子（無派閥当選４回）氏は外務副大臣起用にとどまるか？

財務；竹中平蔵（無派閥参院当選１回）

理由；総理が信頼する議員。財政改革路線の舵取り役を任せる。http://www.secj.jp/はあるが、政調会長等との兼任はないか？　

※伊吹文明（伊吹派当選８回）氏もありうる？元大蔵官僚。竹中氏と谷垣氏現職留任なら政調会長もありうる？

文科；安倍晋三（森派当選５回）※総務大臣で入閣？

理由；閣僚に抜擢し、総理候補にしておきたいところ。文教族の多い森派との調整が出来るかが鍵。

※大平光代氏（民間）の起用が噂されているが、噂に過ぎず実現可能性は低いみる。

厚労；田村憲久（旧橋本派当選４回）

理由；党厚労部会長。敵対派閥からは順送り人事をせず、若手を起用。

農水；大村秀章（旧橋本派当選４回）

理由；元農水官僚。敵対派閥からは順送り人事をせず、若手を起用。県連会長として民主王国愛知から多数の当選者を輩出した点を評価。

※稲田朋美（無派閥当選１回）本来は法曹→法務関係が最適。但し地元農業関係の地盤強化のため農水関係ポスト付与もあり？

経産；麻生太郎（河野グループ当選９回）

理由；次期総理を麻生氏にするため、更なる主要閣僚ポストを経験させるのが狙い。総理は冗談も飛ばせる麻生氏の人柄が好きと見た。

※中川氏留任又は高市早苗氏（無派閥？当選４回）？でも高市氏入閣なら山本拓氏（森派当選４回）の入閣が先？

国交；北側一雄（公明党当選６回）

理由；小泉総理としては公明ポストを変更し、あらぬ憶測を勘ぐられるのを避ける狙いから留任。

環境；水野賢一（無派閥当選４回）

理由；党環境部会長。環境税導入に積極的。与謝野氏と同様、亀井派を脱会したことを評価し、若手から抜擢。

防衛；浜田靖一（無派閥当選５回）※有事法制兼任？

理由；元防衛副長官。無派閥では初入閣適齢期。父親が総理を持ち上げている点が気になるところ。「親の出来ない入閣を実現」と話題に。

金融；塩崎恭久（旧堀内派当選４回）

理由；元党財務金融部会長。敵対派閥から順送り人事をせず、起用。ケネディスクール出身で竹中大臣とも考え方が近そう。

行政改革、規制改革、構造改革特区；上川陽子（旧堀内派当選３回）

理由；敵対派閥からは順送り人事はせず、女性を抜擢。女性大臣候補としてはノーマーク。一応郵政法案では賛成票を投じている。

※白石真澄氏（民間）は本人が受諾すればありうる？

経済財政、青少年育成および少子化、産業再生機構；松田岩夫（旧橋本派衆院当選３回参院当選２回）

理由；野田聖子議員と中選挙区時代に公認で争い、かつ小選挙区で対決。野田氏へのあてつけとしては最適。出戻りだが、入閣適齢期。

科学技術、食品安全、食育；沓掛哲男（森派参院当選４回）

理由；当選回数からすれば他を圧倒している。とりあえずどこかにねじ込んで、最後の花道にさせると予想。

国家公安委員長、防災、被災地復興；長島忠義（無派閥当選１回）

理由；被災地出身の政治家。当選１回生からの入閣では最右翼と予想。被災地への予算牽引役になり、田中真紀子議員に圧力をかける。

官房副長官；森派当選６回組（長勢甚遠、坂本剛二氏辺り）+森派参院当選２回（世耕弘成、山本一太、橋本聖子氏辺り）

理由；副長官（政務）は森派の衆参議員から一人つづ起用するのが恒例。

その他、気になる議員。

久間章生、船田元（旧橋本派当選９回）；旧橋本派がマイナス？

中馬弘毅（河野グループ当選９回）；初入閣かと取り沙汰されているが、麻生氏起用で可能性は薄い。あるとしても環境大臣？

川崎二郎（谷垣派当選８回）；入閣が取り沙汰されているが、谷垣氏起用なら可能性薄い。予算委員長、総務局長辺りはありうる？

園田博之、逢沢一郎（谷垣派当選７回）；初入閣してもよい時期だが、谷垣氏起用なら可能性薄そう。

金子一義（旧堀内派当選７回）；小泉内閣で大臣経験済。入閣はないと予想。

木村義雄（山崎派当選７回）；入閣適齢期。厚労大臣就任が筋。但し日歯献金問題がマイナスポイントと考え、敢えて外した。

若林正俊（森派衆院当選３回参院当選２回）；森派でかつ入閣適齢期だが、参院枠は一杯なので困難？

根本匠（旧堀内派当選５回）；敵対派閥なので、皮肉にも上川、塩崎氏を優先か。あるとしても金融、産業再生機構辺り？

渡辺喜美（無派閥当選４回）；亀井派を脱会したのも昔の話。今起用してもインパクトがないので入閣はない？

桜田義孝（旧橋本派当選４回）；親小泉なので、一本釣り有り？しかし、大村氏の方が可能性が高いと見る。

西田吉宏（森派参院当選３回）；前回の組閣で入閣するチャンスを逸してしまった感じ。最近大丈夫？

太田豊秋、溝手顕正（旧堀内派参院当選３回）；参院枠は沓掛、松田氏で満杯。入閣はなさそう。

矢野哲朗（伊吹参院当選３回）；中曽根氏らが反対する中、執行部側で尽力。初入閣適齢期でもあるが参院枠は一杯なので・・・。

舛添要一（無派閥参院当選１回）；参院枠は沓掛、松田氏で満杯。入閣はなさそう。

有村治子（高村派参院当選１回）；女性枠で気になるところだが参院なので・・・。沖縄北方とかならやりたいかも。

最重要課題と考える政策;ニートフリーター問題

理由；雇用、年金、景気、治安、教育等に関わる問題で他人事でない。杉村太蔵議員だけでなく、国を挙げた最重要課題とすべき。

フリーター人口の増加が社会問題化している。しかし今のままフリーターを減らせば倒産する企業は続出して社会問題化するのは必至。

この問題は非常に難問かつ重要な課題と考える。http://www.jimin.jp/jimin/jimin/sen_syu44/kouho/sugimura-ta.html