何度も道具を調べたりしましたが、絵の具のメーカーにも種類が色々ありどれを使えば良いか悩んでおります。
あと、道具、オイル系など初心者にでも使いやすい最低必要な道具を詳しく教えて頂きたいのです。
一つ一つの用途を理解し、自分に合った物を必要分だけ購入したいので、セットで買うのは今の所避けようと思っています。
油絵に詳しい方教えて頂ければ幸いです。
どうぞ宜しくお願いします!!
http://www.artnavi.ne.jp/representation/gazai/abura/nyumon_1...
初心者といっても、「絵を描くこと自体はじめて」という方もいらしゃいますので、随分と幅が広いのですが、上記のサイトは比較的丁寧に説明されていると思います。
有難うございます。参考にさせて頂きます。
油絵を始めるにあたって、油絵ならではという事で言うとまず絵の具と油です。
絵の具は絵の具メーカー各社のセットを購入すると良いと思います。
アクリルや水彩などで好みの色があるのであれば基本12色セット+バラで揃えると良いでしょう。
絵の具は発色や色合いなど各社で異なりますが、少しずつ使いながら変えていけばよいです。
最初に揃えるのはニュートン社の12色セットがおすすめです。
http://www.gazai.co.jp/oil-color/newton/wn-oilcolorset.html
油は、基本的に樹脂油+揮発油の組み合わせになります。
たとえばリンシードオイル+テレピン油などベーシックな取り合わせです。
「ペインティングオイル」など合成して売っているものもありますが、それはやめた方がよいです。使う分だけ使う時に調合すると、樹脂油と揮発油の組み合わせにより乾き時間も調整できますが既成の合成ペインティングオイルだと最初から最後まで同じ調子になります。
樹脂はニュートン社のもの、揮発油(テレピンなど)は国産の安価なものが良いと思います。
http://www.gazai.co.jp/oil-color/newton/oil.html
油絵の具の乾きを早くする
パレットは木製のものが良いでしょう。油絵の具はパレットに出して時間が経ち、表面が乾いて膜を作っても中はまだ使える場合が多いので、紙パレットなどで使い捨てにするともったいないです。これは高価なパレットを使わなくてもシナベニヤ材の表面にリンシードオイルを乗り込んだものでokです。
筆は、アクリルの筆も使えます。アクリルを各人の油絵用としてはセーブルがおすすめです。柔らかくて使いやすいです。
http://www.gazai.co.jp/oil-color/oilcolor-etc/oil-brush/oil-...
油絵の必須道具にイーゼルがあります。案外ごしごし各場合もあると思いますのでちょっと頑丈めなものがあとあと使いやすいでしょう。外でも各機会があるのなら折りたたみのものを。部屋でのみ描くのであればA型やH型のものがおすすめです。
http://www.gazai.co.jp/atorie.html
あと、筆を洗う油ですが、これには灯油が最適です。
小さめのバケツに灯油を入れておき、それで筆を洗ってからトイレットペーパーなどで良く拭き取り、その後石けんで洗い水気を切って干しておきます。
灯油はそうとう汚れるまで何回も使えます。捨てる時は紙などにしみこませて燃えるゴミとして出すのが良いでしょう。
とりあえず簡単ですがこんなところでしょうか。
ありがとうございます!!物凄く参考になります!感激です。ご丁寧な返答有難うございます!
わたしは中学、高校と美術部で油絵を描いていました。その経験で申し上げますと、最低でもキャンバス(イラストボード)、イーゼル、パレット、筆、ペインティングオイル、オイルポット(油壺)、筆洗器、筆洗があれば油絵を始められるかと存じます。
言わずもがなですが、イーゼルなしで油絵を描くのは難しいと思うので、なければ購入した方がよろしいかと存じます。
筆に関しては、水彩で描画するときに使っていた物をベースに選んでいけば問題ないかと存じます。平筆や丸筆、ぼかし用など色々な物がありますが、筆に関しては好みの問題です。わたしは豚毛のものを使っていました。
本数ですが、細さの段階で選ぶのと予備で使いやすいサイズの物を持っていると便利です。筆洗で汚れが落ちなかった場合や穂先がダメになってしまった時などに使えます。
ちなみにペインティングナイフは、別になくても絵を描くときに支障はないです。実際わたしはほとんど使いませんでした。
ペインティングオイルですが、最初のうちは調合油というオイルを使うといいです。これは描画時に絵の具を溶くのに使うのですが、伸びも乾きも標準的です。初心者や、趣味で油絵の具をなさるおつもりならこれ一本で大丈夫です。
他には乾きを早くし、光沢や持ちをよくする「乾性油」や、さらっとした質感にし伸びをよくする「揮発性油」等がありますが、慣れてきてからでいいと思います。
また、アクリルガッシュやリキテックスにあるようなメディウムも存在します。水彩でメディウムを使い慣れていて、なおかつ普通に油絵を描いていて物足りなくなってきたときには使ってみるのもいいかもしれませんね。
筆洗は汚れをこしとる網部分が取り外せない物はお勧めできません。底に汚れがたまり、筆洗液についた色が筆についてしまい色がくすんでしまうからです。
筆洗液は汚れがおちなくなってきたな、と思ったら替え時です。
ちなみに、オレンジの香りのする筆洗液というものを使っていたことがあるのですが、香りは確かにいいものの落ちはそんなによくなかったです。
筆洗で筆を洗うときは網の穴でこそげ取る感じで洗わないとすぐ筆が傷んでしまうので注意してください。水彩の筆よりも毛が固いので、一旦ボサボサになってしまうと直せません。
あとは豆知識程度ですが、
オイルポットは蓋が開かなくなって、無理矢理開けたら中身をぶちまけてしまったりしやすいので中身は空にしてしまった方が良いです(わたしは大量にオイルを余らせてしまってそのまましまうという無精をよくしていました)。
筆洗液をティッシュに染みこませて拭いたりして手入れしておくといいかもしれません。すぐギトギトになっちゃうので。
ガッシュを使われていたのでしたらご存じかも知れませんが、パレットは木のものよりも紙の方がお手入れが楽です。もし木の物を使うのでしたら、使い終わったら絵の具を筆洗液で溶かして拭き取り、最後にペインティングオイルを塗ってしまうといいです。
また、パレットにこびりついた絵の具を無理矢理落とすジェルがあるのですが、皮膚につくと強烈に痛いです。
下描きを鉛筆等でなさる場合、オイルが多いと下描きがとけてしまう場合があります。
下描きがぼけてしまったり、黒く溶けるのを避けたい場合はフィキサチーフで定着させた方がいいかもしれません。
この回答にはこちらのサイトから画材のURLをもってきております。こちらは「ホルベイン」「レンブラント」の商品を扱っているようですが、わたしが使ったことのあるメーカーは「ホルベイン」です。
ホルベインは初心者向けとして学校で選ばれる場合が多い様です(実際、オイルの用途説明も他社のものよりもわかりやすい気がします)。
色々と詳しく説明して下さって有難うございます!!明日買いに行こうと思っているので、早速参考にさせて頂きます!有難うございました。
ありがとうございます。