市場が存在する場合は市場調査が簡単です。
前例調査や類似製品調査、あるいは
「ああいうサービスってもっと使いたい?」というような街頭調査等の様々な手法が考えられます。
しかし、
そこに市場があるかどうか解からない場合の
市場調査はどのようにするのが良いのでしょうか?
例えば、
過去の例で言えば、i-modeやi-pod、ワンセグ、人力検索、動画配信サイト等、
既存にない商品やサービスの場合です。
これらが登場するまでは、そこに市場はありませんでした。
これらが行った調査手法でも構いません。
今の「市場があるか解からない」例で言えば
極端に言えば、3Dの映画やタイムマシン等です。
ご教授頂ければ助かります。
例えば、インターネットの楽天リサーチを使うのはどうでしょうか
http://research.rakuten.co.jp/
もっとリアルなものであれば
ひとつのマンションのポストに返信用封筒が入ったアンケート(謝礼は1000円のクオカード)を入れるのはどうですか?
1000くらいサンプルが集まれば見えてきます。
ありがとうございます。
しかし、見たことないものや、どんなものか理解しきれないものの場合は、アンケートをしても意味がないように思えます。
例えば、「i-mode」がない頃に、
「携帯でインターネットのようなサービスを使いたいですか?」と聞いても、利用者から的確な回答を得るのは難しいと思います。
(現物を触って頂けない場合は)
なぜなら現実としてインターネットと携帯のi-modeのような存在は異なる部分もあります。それに、「携帯の画面が小さいからインターネットは携帯で使いたくない」という意見が出たとしても、それがすなわち「i-modeを使いたくない」という意見とは少し異なるからです。
i-modeやi-pod、ワンセグ、人力検索、動画配信サイト等がまだ存在しない頃は、小規模で実験を繰り返していました。私も、実際に派遣の仕事でそのような実験に参加したことがあります。
都内の何箇所かでは、モニターを集めて新商品のCMを見せたりして
感想を聞いたりしています。
参考
成程。
やはりそういった手段しかありませんか。。。
情報、助かります、ありがとうございます!
ある程度は調査で当たりが付けられるとは思います。3Dの映画は見せてみないと理解できないと思うので、試作品が必要かもしれないですが、例えばタイムマシンであれば、想定する性能、機能、価格を提示して、「これで買います?」と聞いてみて、買うと答えた人の率×人口×単価で、想定市場規模は一応出ます。価格低下によって市場はどんどん拡大するので、複数の値づけを提示して買いたい人の率を出せば、もう少し先の予想も付きます。
しかし、外部性のあるサービス(携帯電話等)は、普及が更なる普及を加速するなんて面もありますし、3D映画はコンテンツ次第だし、どんなものでもマーケティングの巧拙で当然変わるので、目安にすぎませんが。
タイムマシンはいくら高くても相場で取り返せるので、すごい値段が付くでしょうね。
詳細な回答ありがとうございます!
非常に助かります。
しかし、やはりアンケートが基本となるようですね(当然かも知れませんが)。
あとは新市場をブレイクダウンして
ipodの場合
「携帯端末の市場」×「音楽デバイスの市場」×アルファ(割戻し率とか)等の要素ごとの分解したアンケートとかでしょうか。
うーん。
ありがとうございます。
ネットリサーチのマクロミルを使ってみたら。
調査を行うPlayerはわかるのですが、
「調査手法」を知りたいのです。
(この場合、ネットアンケートという括り)
市場調査というのは現時点で市場が存在することを前提としてなされる調査ですので、「そこに市場があるかどうか解からない場合の市場調査」というご質問には矛盾が含まれているように思われます。調査という言葉をあえて使うなら「市場調査」ではなく「ニーズ調査」と言いましょうか。(市場は取引が存在してはじめて成立するものですから、現時点では取引が存在しない将来の市場は市場とは呼ばずにニーズと言います。)
ニーズ調査で大事なことは、市場細分化(セグメンテーション)と製品の多様化を合致させることです。
マーケティングでは「セグメント」と言いますが、ニーズには消費者の属性によって様々なニーズの偏りがあります。ニーズは単一であるケースはほとんど無く、所得セグメント、年齢層セグメント、地域セグメントなどによって多様なニーズが存在します。だのように多様かは、売る商品やサービスによってケースバイケースです。
高所得層には高所得層なりのニーズがあり、それに見合った製品を開発して売り、低所得層には低所得層なりのニーズがあり、それに見合った製品を開発して売る必要があります。高齢者に対して若者向けの製品をいくらお金をかけて売っても買ってくれませんし、高所得者に安い商品を売っても売れません。セグメントのニーズにあった製品を売るためには、セグメントごとのニーズの状況を知り、ニーズに適した商品開発と営業戦略をたてる必要があります。
ですから、ニーズ調査をする場合は、商品やサービスに応じてある程度のセグメントごとのニーズの予測をたて、どのセグメントにどのような消費者がいて、それぞれの消費者にどれだけのニーズがあるかがわかるような形で調査をしなければなりません。
セグメントの種類は、具体的には所得セグメント(高所得・中所得・低所得)、世代セグメント(10代、20代、30代、40代、50代、60代)、家族セグメント(被扶養者、独身、既婚子どもなし、既婚子ども有、三世代家族)、情報セグメント(A層、B層、C層)、などです。
概要はこんな感じですが、どういう商品にどのようなニーズ調査が適しているか、ニーズの計量方法、などの具体的な調査方法については、マーケティングのノウハウ(機密)に関することなので、申し訳ありませんが100ポイント程度では書けません。
http://q.hatena.ne.jp/1149861844
ダミー
詳細ありがとうございます。
成程、ニーズ調査というのですね。
セグメント化してリサーチするという手法、
勉強になりました(特に切り分け方)。
あと仮説を先に立てるというのもしっくりきます。
ありがとうございます!
すいません。
新しいアイデアではなく
「市場の調査手法」について教えて頂けると幸いです。