夏が来ればたくさん出てくる「単独暴音バイク」がいますが、あれって暴走族のように暴力団予備軍として、それなりの筋がやらせているのでしょうか？それとも類友うんぬんで、つるんで、捕まらないために単独でやっているだけでしょうか。また共同危険行為ではないため検挙されにくいようですが、実際に検挙されたときはどのような罪状で、どの程度喰らいますか。出来れば経験者もしくは当事者の回答を求めます。

単に暴走行為すきであって、暴走族、暴力団の関係者は少ないと思いますよ。

以下、参考までに、愛知県の条例です。

【用語について】

暴走族等 いわゆる暴走族のみならず単独で暴走行為等を行う者の両者を指します。

暴走行為 ○ 暴走行為　

・共同危険行為違反（道路交通法第６８条）

・２台以上の自動車等を連ねて通行させ、並進させる場合における

　　　信号無視(同法第７条）

　　　　通行区分違反(同法第１７条）

　　　　最高速度違反(同法第２２条第１項）

　　　　整備不良車両運転(同法第６２条)

○ 道路において、著しく他人に迷惑を及ぼすこととなる騒音を生じさせるような方法で、急発進、急加速、空ぶかしを行うこと(同法第７１条第５号の３)

○ 消音器不備(同法第７１条の２)で著しく他人に迷惑を及ぼすこととなる騒音を生じさせるもの

○ 公共の場所(道路を除く。)で、著しく他人に危険を覚えさせるような方法又は迷惑を及ぼすこととなる騒音を生じさせるような方法で、急発進、急転回、空ぶかしを行うこと

◇禁止行為◇

●暴走行為に関連する禁止行為

暴走行為を行うことを目的として

・ 自動車等を準備して道路又は公共の場所に集合すること。

・ タオル、手ぬぐいその他これらに類する物で顔面の全部又は一部を覆い隠して自動車等に乗車すること。

・ 暴走族又は暴走行為に関する文字等を表示した衣服を着用して当該文字等が公衆の目に触れるような状態で自動車等に乗車すること。

●公共の場所における禁止行為

・ 著しく他人に危険を覚させるような方法また迷惑を及ぼすこととなる騒音を生じさせるような方法で急発進、急転回、空ぶかしをさせること（違反すると、5万円以下の罰金）

・ 祭礼又は興行その他の娯楽的催物に際し、いわゆる特攻服等を着用し円陣を組むなど著しく公衆に迷惑を及ぼすこととなる方法で威勢を示し、公衆に不安を覚えさせること。

●少年に対す暴走族の結成の指導行為等の禁止

　　　（違反すると、6か月以下の懲役又は50万円以下の罰金）

・ 暴走族を結成・維持することを指導・援助すること。暴走族の構成員となるよう勧誘・強制すること。暴走族から脱退しないよう強制すること。

・ 暴走行為を行うことを勧誘・唆し・強制すること。暴走行為を行わせる目的で金品等を渡すこと。

・ 暴走行為を容認すること又は暴走行為に関連して生じる紛争の処理を行う代償として、少年に対し、金品等（「面倒見料」）を要求し、又は少年から金品等を受け取ること。

暴走族、暴力団の関係者は少ないです。どっちかというと単独の場合は暴走好きというより走り屋さんの方が多いと思います。

友達が捕まったときは、スピード違反と整備不良でキップ切られただけでした。

単独でやっているならその筋は関係ないと思われます。

単なる憂さ晴らしで爆音を出すぐらいだと考えますが、所属のチームがあり拠点が自宅近くではない場合はわかりにくいですよね。

警察に連絡しても器物破損などの被害なないと動きません。

単独の場合は事件にならない限り取締りは難しいのが警察の回答となります。（自分の体験からですが・・）

団体の場合は共同危険行為、整備不良などでビデオに録画し後日から分析後、検挙になります。（バイク自体盗んだ、もらった、売ってもらったなど車両本体の事件もプラス事項）

6割の確立で無免許が比率をしめます。高校生で初犯なら免許発行時期を6ヶ月遅らす、盗難ならプラス２ヶ月（実費にて車両保障含む）、共同危険行ならさらに1年（免許アリなら免取確定！罪状確定後、所得は1年後になります。罰金アリ平均２０万円）てところです。

今は一部地方を除いては、ほとんど暴走族というのは

組織化されていないんですよ。

つるんで走るにしても、それは単なる仲良しグループで、

元々の友達同士が同じ趣味を持っているに過ぎないんです。

いわゆる「ケツ持ち」のバックがついている組織なんていうのは、

遥か昔のお話になっています。

実際今は組織暴力団の世界そのものが昔とは大きく変わっていて、

昔は「兵隊を集める」「シマをとる」ことが

その世界でのし上がっていく欠かせない手段だったわけですが、

今は「シノギを得る」、つまり経済ヤクザですよね。

企業集団を組織して資金を獲得するやり方から

振り込めサギまで手口は多様ですが、

とにかく金を掴むことがその世界での地位を確立していく時代なんです。

ですから、もう今は、将来の構成員にと暴走族を育成する、

なんていう時代ではないわけです。

そんなわけで、そのへんを爆音凄まじく走っている兄ちゃんは、

たいていそういう「ヲタク」です。

そういうことで自己表現するのがかっこいいと勘違いしている、

ただそれだけの一個人で、ほとんど組織的なバックは無い、

ほしくても今はもうそんなものは無いし、作れる土壌もない、

と見ていくのが妥当でしょう。

ほとんどどこの地域でも、今はそんなものだろうと思います。

ちなみに、ああいう連中が走っていてパトカーが来る理由は、

たいていの場合、「騒音の苦情」を理由とした110番通報です。

基本的に各都道府県には騒音を規制する条例がありますから、

それに基づいて警察は動けるんです。

もちろんそれを理由にして検挙しようということではありません。

とにかくパトカーを出す理由として、まず騒音の苦情を使う、

ということです。

そして現場に着けば、状況に応じて、

警察官の職務として質問を行うため、

または行政警察として適切な指導を行うため、

あるいは道交法違反で処理するために停止を命じるか追尾。

その後、場合によると、任意で事情を聞くために警察署へ連れて行く、

手向かってくれば公務執行妨害の現行犯で逮捕する、

といった方法で対処されることになります。

また相手が未成年の場合は、状況により、

行政警察の職務として「補導」という手段をとることもあります。

少年補導には、現状、「奈良県少年補導に関する条例」

http://www.police.pref.nara.jp/shounen/hodoujourei/060328.htm

以外には法的根拠がなく、あくまで非行防止という観点からの

行政的な活動として行われるものですから、

具体的な違法行為が無くても、これは出来ちゃうんですね。

したがって、補導を理由にいったん警察署に連れて行くということは、

かなり多く行われているようです。