オサマ・ビンラディンが米国の裏社会と協力関係にあるとの前提で考えると、ビンラディンと関係が深いザルカウィも米国裏社会の駒だった可能性があります。それでも今回殺害されたということは何を意味しているのでしょうか。
用済みになった?手違いで?独立して行動しようとした?
皆さんの自由な推察をお聞かせ下さい。
質問の前提を無視した回答は受け付けません。前提を無視した意見を述べたければ質問終了後コメント欄にお願いします。
ちょうど先週の土曜日、同じような疑問を、
友人と話し合っていました。そこで友人がポロッと、
「アメリカは高騰する石油価格を操作する材料が欲しかったんじゃないか」
と言ったんです。
実際この後、NY原油先物相場は、3週間ぶり安値をマークしました。
そのへんから色々調べてみて、今回のザルカウィ容疑者殺害は、
安値で推移していた米国の株式市場の、
大きな刺激材料となっていたことも分かりました。
(米国株相場にとっての強材料)
1.国際テロ組織アルカイダのイラク指導者、ザルカウィ容疑者が米軍の空爆で死亡したことを受け、ブッシュ米大統領の支持率が38%に上昇したことが13 日、分かった。USAトゥデー紙と調査会社ギャロップが共同で実施した最新世論調査の結果が発表された。今月初めにはブッシュ大統領の支持率は36%、5月には過去最低の31%を記録していた。回答者の51%がイラク戦争は間違いだとする一方で、約53%がザルカウィ容疑者を殺害したことは大きな達成だと答えた。最新の世論調査は1002人を対象に6月9-11日に実施された。
政治的にも、泥沼にはまりこんでしまった感のある
ブッシュ式「テロとの戦い」には米国民の強い反発が生じており、
ここで起死回生の一打を放たないとどうにもならない、
という都合があったものと推測します。
ザルカウィ容疑者の居場所は、その精神的助言者であるとされる
シェイク・アブドルラフマンなる人物を追跡して突き止めた、
とされていますが、同時にそのための情報は
「ザルカウィ容疑者のネットワーク内にいるある人物からもたらされた」
と報じられています。
つまり、ザルカウィ容疑者の周辺に米軍への内通者がいた、
ということです。
ザルカウィ容疑者が直接的に米国の駒だったかどうかは不明にしても、
米国がザルカウィ一派の中に手駒を持っていたことは確かですから、
米国は今までもザルカウィ一派を都合のいいように
利用できていた可能性があります。
イラクに大量破壊兵器はなかったというのと同じように、
実は本当のテロリストなんていなくて、
みんな国際謀略用の芝居だったんだ、
なんていうオチになってくるのかもしれません。
田中宇氏によると、ザルカウィがアルカイダを率いているとすれば、存在しないイラクの大量破壊兵器を存在していることにしてまで挙行したブッシュのイラク侵攻は「意味があった」ことになるので、主戦論派にとって好都合である、と分析しています。
http://tanakanews.com/f1111israel.htm
http://tanakanews.com/f0818terror.htm
また、田中氏は、何でもザルカウィが犯人だと主張することで、彼をアルカイダの中心として象徴的な存在に仕立て上げ、テロ戦争の永続化を図っているように見える、とも書いています。
http://tanakanews.com/f0818terror.htm
アルカイダ(の世論におけるイメージ)は諜報機関の作りものであるということは事実であって、その世論イメージを永続させるため、ザルカウイ討伐は主戦論派にとって必要な政治プロセスであった、ということではないかと思います。
目指す効果はいろいろあれども、主な目的は対テロの姿勢を継続させるためのようですね。
ありがとうございます。
主旨の副ってるかどうか、、
落合信彦氏昭和55年:
ヨルダンのフセイン国王との記者会見についても実は、記者クラブ通じ、会見規制があったという。。
【中東の複雑な政治のメカニズムの真ん中に立って、世界の動きを一変するかも知れぬ国際政治の数々を知っているはずのフセインに対し、許された質問は、【日本は如何でしょうか?】だったそうです。。
裁判で話されて公開されると拙い事情があったのか?
ありがとうございます。もうすこし今回の事件に焦点を当てていただけたらうれしかったです。
まず、米軍はザルカウィを殺害しようとして今回の作戦を立てたのかが疑問です。
今回の作戦ではF-16戦闘爆撃機2機により、500ポンド(誘導)爆弾2発を投下したことになっていますが、同様な作戦、カダフィ大佐殺害を狙ってリビアを空爆した、と比べて爆弾の量が極端に小さい。つまり、米軍としてはザルカウィを殺害しようとしていなかったと考えています。
実際、ザルカウィはその後、瀕死の状態で捕らえられています。
これらを総合して考えると、ザルカウィを逮捕して惨めな姿をさらそうとしたものの、結局死んでしまった。と、考えます。
つまり、テロリストにとって敵側に殺されるのは殉教者への昇格を意味しますので、避けようとしたものの失敗してしまったと言うことです。
石油の価格操作なら、逆に値上がりしてくれた方が、世界最大の産油国の一つであるアメリカにとってはありがたいことですので、高騰を狙って逆に下がったというのなら理解できますが。
なるほど。(ぎりぎりですが)過半数がザルカウィ殺害を成果と見ているのですね。
ありがとうございます。