(蛇足ですが、テポドンの破壊力ってどのくらいなんですかね?)
一般のメディアが言っていることを私的にまとめる『政治的交渉を優位に進めるための軍事的な脅し』のためのミサイル発射ということだと思います。が、私にはそんなんな理由でミサイルを発射するとは思えず軍事力を拡大したいアメリカの茶番にもみえる。
テポドンの破壊力は通常爆弾ならビルがひとつ吹っ飛ぶぐらい、戦術核なら町が無くなる。
ちょっと難しいっす(^_^;)
対外関係を悪化させること、また中国や韓国の巡視船の日本領海侵入をかすませるためでしょう。
まったく同じ日に巡視船が日本領海にはいったり、竹島の測量をやったり、ぜったい圧力かけたとしか思えませんね。ずいぶん口先のいいやつらです。
アメリカが軍事制裁に乗り出さないことは彼らもわかっているのでしょう。資源がないですから、のっとったところで利益がないのです。アメリカは絶対に手を出しません。そしたら武力で日本を脅して条約だの制限解除だのさせたほうが利益が大きいと見たんでしょう。
なるほど~、こすいな~。
それで動かないアメリカもどうかと思うが、情けない日本がそうさせてるのか・・・。
私は、軍に対する「将軍様」の求心力の低下。
これが深刻になっているから、と考えます。
最初は、孤立化を深める国際関係を打開するための「脅し」に
ミサイル発射準備というポーズを取っていたのだと思いました。
しかし、その切り札は、発射してしまえばもう終わりです。
むしろ、とっておきの切り札のはずだったテポドン2は、
無様に失敗した様子です。
つまり、ミサイル発射という危機感を
外交圧力用に使おうとしたわけではなく、
単に技術的問題があって発射が延び延びになっていただけ、
といった状況が見て取れるわけです。
また、既に実戦配備されているノドンやスカッドまで撃っています。
既に知られているミサイルをいくら撃ってみたところで、
そんなものは全く軍事力のアピールにはなりません。
そのへんを総合して考えるに、目的はおそらく軍向けの国威発揚。
おそらく国際的に孤立化を深める北朝鮮のことですから、
軍内部から様々な不安の声が上がっていたのでしょう。
そこで軍向けに勇ましいミサイル発射を印象づけて、
特にアメリカのスペースシャトルよりすごいんだという印象を与えて、
崩壊寸前の「将軍様」への忠誠心を鼓舞しようとしたと。
そういう事情なのだろうと思います。
北朝鮮政府はもう、まともに飛ばない
作りかけのミサイルにしがみつかなければならないくらい、
窮地に追い込まれていると言うことです。
http://news.pyongyangology.com/archives/2006/06/3_20.html
ちなみにテポドン2は事実上核弾頭搭載能力はない、
という見方が主流でしたから、
この破壊力は、大型ジェットが墜落する程度でしょう。
核弾頭搭載可能と考えてた場合、予想される搭載可能量は650kg。
核弾頭が弾道ミサイルに搭載される場合は
大気圏へ再突入する際に生じる高熱がすごいですから、
そんなに大きな弾頭は搭載できません。
ですから、爆撃機から投下する大型のものに比べると、
核兵器としての破壊力は劣るものと考えられると思います。
これが北朝鮮の切り札だとしたら、もそう長くはないですね。
> 北朝鮮政府はもう、まともに飛ばない
> 作りかけのミサイルにしがみつかなければなら
> ないくらい、
> 窮地に追い込まれていると言うことです。
なんだかラピュタのワンシーンがよぎりました。
やっぱすごいっすね将軍は。