・会社設立後約4年、利益はまだ出ていない
・これからIPOを目指してベンチャーキャピタルを入れる予定
・出資予定金額は約100万円
私のメリットとしては
・IPOが実現すれば、大きなキャピタルゲインが得られる
ということだと思います。
逆にリスクとしては
・会社が倒産した際、出資した金額はゼロになる
・IPOが実現しない場合、出資したお金はなかなか換金しづらい
といった感じでしょうか。
他にはどんなメリット、デメリットがあるでしょうか。
また、そもそも出資すべきか否か。
詳しい方のアドバイスをお待ちしております。
(メリット)
約100万円がどのくらいの出資比率かわかりませんが、その比率によってはその友人の会社をコントロールできます。
そのビジネスが将来性があるならば積極的に投資すると良いと思います。またその友人がどこまで信頼できる人かですね。最終的にベンチャーキャピタルも人を見ますので。
既にあげられている点に加えて、
メリット
・出資比率に応じて、株主としての議決権が得られる
・その会社の資本政策に依存しますが、配当収入が得られる可能性があります。IPOできない塩漬け状態だとしても、内部留保が発生している場合等は配当金を請求することが正当化されやすいでしょう。
リスク
・ベンチャーキャピタルからの出資によって、持分比率が極端に薄まり、当初想定していたキャピタルゲインや経営権が得られなくなる可能性があります。
出資する「お金」には必ず色(=出資者の意図)がついているものですので、それが出資先企業の成長にどのような意味を持つのかを突き詰めて考えて、判断されると良いのではないでしょうか。
回答ありがとうございます!「色」の見極めは大事ですね。
その会社の内容が具体的に書かれていないので全く判断が出来ませんが、今ある情報から受ける印象は「筋が悪い話」なので、やるとしても投資としてではなく友人にお金をあげるつもりで出資するのがよいと思います。
これからVCからファーストラウンド(もしくはシード?)を求める段階ならばIPOまでは期間が長いですし、この段階での成功の確率は数パーセントもあればいい方です。つまりリスクが高いわけですが、それに見合ったリターンがあるのかが問題になります。そして、それだけのリターンが本当に見込まれるならば、出資をさせてもらう人はそれに見合った貢献を創業者が求めていると当然考えられます。質問者さんがそういったものを提供出来るのならばいいのですが、そうでないならばその会社の資金がショートしていてとにかく現金が欲しいという状況すら考えられます。つまり、筋が悪い話だと思います。
そのあたりが見極められず、お金をあげるのではなく投資をしたいと思っているのならば、VCからファーストラウンドが入金されるまで待つのが良いように思います。その時点で質問者さんが出資出来なくなっている可能性もありますが、儲けられなくても出したお金が返ってこなくなるリスクはなくなります
・IPOが実現しない場合、出資したお金はなかなか換金しづらい
これに関しては、IPO出来なくてもその会社が存続しているのならば、その会社の経営陣などに買い取らせればいいのです。(もちろん簡単にはできないことになるかもしれませんが。)経営陣がIPO出来ない事を責められた時に、言い訳で会社のバリュエーションを膨らませて答えたらチャンスです。それに見合った額で株を買い取ってもらいましょう。
まとめると、この件のデメリットは、出資しようとしまいと友人かお金、もしくはその両方を無くす可能性があることでしょうか。そして、お金よりも友情が何よりも大事だと考えるならば、この件は友人に投資という名の投げ銭をして友情を深めるチャンスです。仮にIPOに成功して創業株が市場で高値取引されるようになったり、IPO出来なくとも上記のように上手く立ち回って株を買ってもらえたならばキャピタルゲインも得られるかもしれません。
全体としてはリスクの高そうな雰囲気ですので、お金を出すとしても全く無くなっても良いお金で投資するのがよいと思います。
辛口ですが、成功を祈ります。
なるほど。「成功の確率は数パーセント」とリスクの高さがわかりやすいご回答でありがたいです。辛口コメント大歓迎です!
現行の資産がどうなっているかですね。債務超過ではない、赤字額がどの程度か。総額100万の出資でIPOを実現するというのは困難な気がします。使途の明細を確認してから検討がいいのではないでしょうか。
回答ありがとうございます。使途明細、突っ込んで確認してみます。
出資比率は大きくなく(1%未満)、コントロールできるということはないと思います。