主な就職先は建設会社・ゼネコンとハウスメーカーです。そのほかに設計事務所、生コン会社、設備メーカー、デベロッパー(不動産関連)などです。
ゼネコンの職務としては、施工管理(いわゆる現場監督など)が多くそのほか設計部や技術部、研究所などあります。ゼネコンに入った場合いわゆる職人さんにはなりません。
設計部・設計事務所は主に専門分野が4つに分かれます。意匠設計(いわゆるデザイン)、構造設計、空調・給排水などの設備設計、電気設備設計(電気設計は電気系の学科を出た人がほとんどです)。http://q.hatena.ne.jp/1155938486
建物全体の構造設計を行うとしたら、ゼネコンの設計部、設計事務所、ハウスメーカー、工務店あたりが考えられますが、世の中の景気が上向き傾向とは言え、まだまだ厳しいこの業界、実務経験のない方を中途採用する大手企業は少ないのが実状だと思われます。いきなり構造設計をとお考えなら、小規模の建設会社、あるいは工務店を当たられるのが現実的ですが、個人経営・家族経営の企業が多く、求人情報が少ないのが難点です。
一方、建物全体ではないにせよ、構造計算の必要な(あるいは、できるにこしたことはない)建築関連の企業はたくさんあります。思いつくところでは、鉄骨のファブリケーター(○○鉄工所とかそういう感じのところです。)、金属系の製作所(手摺とか窓の額縁とかを作っているところ。)、ガラス屋(風圧計算などが必要です。)などなど、求人情報の少なさは工務店と共通ですが、数は限りなくあると言えそうです。ただ、構造計算だけではなく、いわゆる「番頭さん」と言われるような職人さんの手配や、施工図の作成、営業までが業務に含まれる可能性は大いにあります。
また、構造計算ではありませんが、施工図作成業務に就いている人には、派遣や個人経営の人が多くいます。設計者や施工者と接しながらの仕事ですので、業界に顔を広げ、次のステップにつなげるという方法も考えられます。また、実務経験を積むことによって、一級建築士への道も開けます。
いずれにせよ、知人・親戚関係が非常に多い業界です。さいわい高専時代は建築学科であったということですので、学生時代の友人・知人で建築関係の仕事をしている方にお話を聞かれてはいかがでしょうか。資格をお持ちですので、それほど転職は難しくないと思いますが、倒産が日常茶飯事であり、経営状況の見極めも難しい業界であると言うことは、ご承知おきください。
ありがとうございます。まずは、実務経験を積んで、一級建築士を取得資格を得ることが最初の目標になりそうです。希望の転職先は構造計算事務所なのですが、求人は確かに少ないです。Geksyさんの仰るように、建築業界周辺についても目を向けていこうと思います。
倒産が日常茶飯事とのことについては、多少驚いてしまいました。流動性の高い環境の中でも生きていけるよう、着実に技術を身につけることが必要ですね。
ありがとうございました。
回答ありがとうございます。転職サイトや転職支援サービス等を調べましたが、卒業後の経歴から大きなキャリアチェンジとなるので、普通の方法での転職は難しいようです。やはり、丁稚奉公を覚悟して、地道に探していこうと思います。