アドリブといえどもメロディを作るわけですから、そこには作曲と同じセンスが要求されます。単に曲の種類によってスケールを当てはめていけばいい、というわけにはいきません。
とはいっても、ある程度のメロディ作りの糸口がないことには弾けませんので、よく分からなかったら、まずはその曲のメロディを弾いてみてしまうのがお勧めです。そこで使われていく音のつながり、つまりスケールが、その曲の基本になるスケール、ということになっていきます。
そこから新しいメロディを組み立てていけば、とりあえず違和感のないアドリブが弾けるはずです。
調は合っているのになぜか違和感がある、という場合は、おそらくマイナーのスケールの問題でしょう。一口にマイナースケールと言っても、そこには和声的短音階、旋律的短音階といった異なったスケールがあり、さらに一見マイナースケールのように聞こえても、実はブルーノートと呼ばれる主にブルースで使われるスケールの場合もあるんです。
さらにブルーノートにも、アドリアン・スケール、ミクソリディアン・スケールなどといった異なる種類があり、なかなか一筋縄ではいきません。
そしてこれらがメロディの上向、下向の違い、メロディに終始感を付与するかどうかの違いなどによって、複雑に組み合わされるのが、マイナー(やそれに聞こえる)スケールの難しさなんですね。
単純なメジャーの曲でも、そのメロディの中に平行調のマイナーなどが、転調と言うほどの大げささでなくても、たいていの場合存在しています。そこにピッタリ来る音を当てはめられるかどうかがポイント、ということですが、それは理論というより、経験とセンスの問題になってきます。
とにかく、よく分からなかったら、アドリブを付けたい曲のメロディをよく弾き込んで、そこで使われている音階を把握する。そして、次は原曲を無視して、その曲のコード進行をパクって全く新しい曲を作るつもりで弾いてみる。これで、一応それっぽいアドリブが弾けるようになるはずです。
あとは、特に難しいマイナーやブルーノート系のスケールには、おそらくまだご存知ないものがいくつかあると思いますので、それは幅広い曲を聴き、実際に弾いて、体感して掴んでいってください。
かっこいいアドリブが弾けるようになると、ギターがグンと楽しくなってきますよね。ご健闘をください o(^-^)o゛
ありがとうございます。なんか勇気付けられました。がんばろっと
スケールは曲の調ではなくて、コード展開との関係で決まるので、JAZZ系の教則本で勉強されるとよいと思います。
http://www.amazon.co.jp/-REAL-JAZZ-GUITAR/dp/477321452X/sr=1...
ありがとうございます。JAZZですか、敷居がちょっと高いな
エレキギターのアドリブで最も簡単で効果があるのは
やっぱり「ペンタトニック」だと思います。
自分の場合はほとんどマイナーペンタのスケールしか
覚えていませんが、大体これでいけてます。
Cメジャーの曲で、Cマイナーペンタは
基本的には弾けませんが、その場合、指使い的には
Aマイナーのペンタトニックが使えます。
このようにメジャーとマイナーのキーは必ず
平行調があり(Cメジャーの場合はAマイナー。逆も同じ)
ソレを覚えれば、ペンタトニックの運指をキーに合わせて
指板上で平行に移動するだけで、どんなキーでも
ペンタトニックを弾くことが出来ます。
↓調についてのサイト
http://www.animato-jp.net/~se/kinshin.html
あと、ペンタトニック内でのカッコイイ音の選び方は、
「ネタ」として自分で覚えるしかありません。
これはほとんどの場合、プロの演奏の模倣になると思います。
これはメジャースケールでの音の選び方も同様で、
この場合特に重要なのは「譜割」だと思います。
4分音符でずーっと弾いているとかなり間抜けになりますので、
ドラムとベースを良く聞いて、そのリズムに「ノリ」ながら
弾くのが重要だと思います。
これを練習をするのに、ギターじゃなくてアドリブで
手拍子だけするのもホントに有効ですよ。
その曲のキーを知るには、メンバーに聞くのが一番早い
ですが、自分で知る場合は大体最初に鳴ったコードがキーですw
転調する場合も多いので、正確に把握するには
事前の準備は必要だと思いますが。
やはり、「最初のコード」なんですね、だんだんなぞが解けてきました。ありがとうございます
具体的にどのようなギターを弾きたいのかわかりませんが、このサイトは有名です。
ハ長調だから、Cメジャースケール上の音なら何でも使っていいというわけではありません。コードによってアベイラブルノートというものがあります。コードの構成音にさらに3度ずつ重ねた音などです。
また前後のコードによってもメロディーラインのつながりが悪くなってしまったりもしますから、アベイラブルノートなら何でも使っていいというわけではありません。
コードとアベイラブルノートをよく理解し、コード進行とメロディーラインの関係を先人たちの演奏から学んで耳に刻み付けることが大事だと思います。
うむ。このサイトは食いでがありそうです、がんばって勉強します。ありがとうございます
メジャースケール、マイナースケールなど、基本が7音で構成されていますよね。それに対してペンタトニックは5音で構成されています。Key of Cメジャーの曲にCメジャースケール、Aマイナースケール、Aマイナーペンタトニックスケールであれば基本的には大丈夫なはずです。しかししっくりこないのはやはり経験なんですかね。
そこで、7音や5音などまずはそんなに多くの音をつかわず3音、4音だけ使って練習してみましょう。
もともとある歌謡曲で練習するより、Aマイナーのブルースあたりで練習するのが『しっくり』くる感じをつかめやすいと思います。
Aマイナー4小節→Dマイナー2小節→Aマイナー2小節→Eマイナー→Dマイナー→Aマイナー→Eマイナーという進行です。
これに対してAマイナーペンタトニックスケールの3音、ポジションも指定しますと、4弦7フレット、3弦5フレットと7フレット、。これだけを使ってみてください。だいぶ『しっくり』来る感じがつかめると思います。色んなスケールを『形』で覚えているだけではその中で何をやったらいいのか迷うと思います。だから最初はあえて少ないポジションでいかに表現するか、という力をつけてみましょう。
3つのポジションだけで表現するのは中々難しいですが、飽きたらポジションは変えずに、3弦7フレットの音を1音チョーキング、半音チョーキングしてみましょう。それだけでも大分表現の幅が広がりますよ。
そして、マスターしてきたと思ったらまたひとつづつ押さえても良いポジションを増やしていくという練習法です。試してみてみてください。
ふむふむ、だんだんわかってきました。ありがとうございます。