私は東大に関心がなかったので受けたことがありません。それをご了解の上で以下を読んでください。
1)友人の例
高校3年の10月まで文化祭などを切り回し、勉強はまったくせず。この時点での席次は400人中の390番くらい。志望校は九州大学。結構な進学校に通っていたが、これはちょっと「ありえない」と誰もが思った成績。しかし10月以後、共通一次(当時)模試・九大模試は機会があれば全部受験。模試で「出来なかったところ」を復習することで、急激に模試成績を向上させた。共通一次でも高得点。何度かの九大模試の復習+過去問への取り組みのみで、現役合格。
2)自分の例
「本番のプレッシャーに弱い」という性格を自覚していたので、可能な限り模試を受験するようにした。自分が通っている予備校ではないところでの「他流試合」を重視。だんだん、本番の雰囲気に呑まれないように「性格改善」ができてきた。また、自分で過去問などに取り組んでいる時、「最後まで自力で解く」「時間を計って解く」といったことはなかなか徹底しづらいものだけど、模試会場では当然のこと。その「当然のこと」の回数を繰り返すことには、それなりの意義があったし、志望校模試で一科目でも一位を取ったりすると、それは根拠のある自信になる。ついでに言うと、私も東大同等に試験科目が多く時間も長い大学が第一志望だった(いろんな事情で受験もできなかったのですが)ので、「机の前で、それだけの時間、集中を維持する」という訓練をやるのに、やはり模試は有効だった。
というわけで、模試は使いようです。
東大のようなハードな試験のために「体力」を鍛えるだけでも、二週間続けて東大模試を受けることには充分な意義があると思います。
で、そこで出題される問題は他ならぬ「東大」模試なのですから、自分が合格圏に入るための問題の選択(手のつかない難問は最初から捨てるとか)も含めて、模試問題をあとでじっくり検討し、弱点を補強することが、そのまま入試本番への対策になります。
この方は偏差値40から早大に合格されたようですが、かなりたくさんの数の模試をこなしています。模試をどう活用したのかはあんまり書かれていないのですが、偏差値推移を見るに、どうもこの方は模試問題の復習はあんまりやらなかったみたいですね。時間と費用がもったいないことです。
まず、試験という雰囲気があります。
東大模試ということなので、大体そのくらいのレベルの人が受けています。
自分では大丈夫と思っていても、試験となると必ず緊張してミスしてしまうものです。
その予行演習と思えば良いと思います。
また、ミスをしたら、そのミスは本番でも起こりうることだと分かり、本番では注意することができます。
そして、あまり時間がたっていない間に受けた二つの模試の結果がほとんど同じような場合は信用度がかなりあがります。
逆に結果があまりにも違いすぎる場合は一方が著しく実力とかけ離れているでしょう。
それに、東大レベルの模試は今回で最後となるでしょう。
模試で大事なことは、
実力を確かめる
試験の雰囲気に慣れる
です。頑張ってください。
自分の成績をより正確に把握できるという点の他に、本番と似た雰囲気・問題で試験を受けるために大切な予行演習となります。
試験本番で十分に実力を発揮するためにはただ気合や根性といった精神論では不確実です。100%以上の集中力を発揮するためには自分の力を振り絞る練習をするべきです。
また、駿台模試に出た問題と非常に似た問題が出た(古文でほぼ同じところが問題文として採用された)こともあるほど本物に迫った作り方をされているので、ぜひやっておくべきでしょう。
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