http://users.arcmedia.co.jp/eco/100/08/8-4.htm
これはおそらく厚塗りした部分が垂れてしまった、ということなのだろうと思います。
水性ペイントというのはエマルジョン、つまり水に溶けない物(ペイントの場合は合成樹脂など)が小さなツブ状になって水の中に分散している状態で出来ています。で、塗って水分が蒸発すると、合成樹脂が残って塗膜を形成するわけですね。
そうして塗膜になったものは再度水には溶けず、ある程度の耐水性も持つようになってくるわけですが、しかしミクロの世界で見てみると、やはり粒として水中に拡散していた合成樹脂は固まっても粒は粒で、溶解した物から溶剤が抜けて固まった物とはわけが違います。つまり水性塗料の塗膜には、湿気などを通してしまう性質がある、ということです。
したがって、厚塗りされた部分は表面が塗膜になっても内部はまだエマルジョン状態のままの可能性があり、この場合、吸湿してゆるくなれば、当然垂れることもある、というわけです。
これを防ぐためには、厚塗りを避けることが第一です。下地の色が抜けて見えてしまうような所はまず下塗りをして、それが完全に乾いてからさらに上塗りをする、といった方法でやっていくのが一番です。
http://oshiete.homes.co.jp/kotaeru.php3?q=2364898
>DIY用の塗料は少し乾燥時間が長くなっていますので、思っていたよりも長めに乾燥が必要だったのですね。
>乾燥時間は触ってもくっつかない時間というだけです。
>物を乗せられる時間はまた別でして、普通の塗料だと1~2週間位経ってからが乗せられる強度になるようになっていますね。
水性塗料が完全に乾くには1~2週間もかかるそうです。
1週間以上たってから紙やすりでムラになった部分を平らにして、再塗装してください。
万全を期待するのであれば、1週間横にしておくといいです。
こんにちは
1.原因
ペンキを厚く塗りすぎたため、表層は乾いているが、内部の水分が抜けきっていなかった。
2.対策
a.一度に大量のペンキを厚く塗らない。薄いペンキを何度も重ね塗りするようにする。(乾いては塗り、乾いては塗り、と繰り返す・・・これは鉄則)
b.1昼夜くらいは立てない。サイズにもよりますが乾燥室のようなものが用意できるならそこになるべく長く保管する。
3.余談
油彩ですがポロックという画家はものすごい量の絵の具を使うことで知られていました。バケツでぶちまける感じです。この人はもちろんキャンバスを床に置き書き上げて数ヶ月は放置していたようです。
コメント(1件)
垂れてしまった部分の修正は、小さな垂れなら完全に固化した後にサンドペーパーなどで表面を均すだけで対応できると思いますが、大きな垂れの場合はまだ生乾きならヘラのような物で、完全に固化していればナイフなどで取り除き、サンドペーパーなどで表面を均した後に再度塗料を重ねて修正してください。
この場合、濃い塗料をべったり塗ってしまうと修正部分の境目が目立ちますから、修正用には薄く溶いた物を塗って、完全に乾いた後、調子を見ながらさらに必要に応じて塗り重ねていくとうまくいくと思います。