散歩して、幼稚園の隣を三時くらいに歩いていました。組曲のワンピースを着た女の子からフロッピーケースくらいの折り紙で出来た箱をもらいました。おねえちゃんにくれるの。うん。サラサラの前髪。ありがとう。何かな。もうすぐママが来るから、わたしがママのクルマに乗っていなくなったらあけて。いいよ。かわいい箱だね。さて、箱をあけると・・。また、箱が入っていました。また箱を開けると・・。また小さな箱。また・・・。そうやってどんどん箱を開けてみました。ロシアにこんな人形があったかしら。最後にキャラメルくらいの箱にたどり着きました。そこには何が入っていましたか。
組曲のワンピースを着た女の子の人形.
もちろんその手にはフロッピーケースくらいの折り紙で出来た箱が・・・・
ブラックでおもしろかったです。
ありがとうございました。
中には、「これをみたひとは、しあわせになれます」と書かれた紙がひとつ、折りたたまれていました。
幸せ・・・かぁ。
この女の子は実在するのかなあ・・。
自分で書いててわかりませんけど。
しあわせになりたい、ですね。
ありがとうございました。
しろつめくさで作られた、指輪。。。
小さいころよく作ったのを思い出しました
なつかしい・・。
まだ、好きな子にはあげられなかったのかな。
書いてるうちに、この女の子、幻のような
気がしてきました。本当にいたのかな。
小さな真珠球。そして小さなメモ用紙に
「これは幸せの玉です、大切にしてください。」
との文字が・・・。
大変ベタですが・・・
ありえない!というつっこみはナシでお願いします。
もちろん。
先月高い真珠を買いました。
サイズが少し大きかったので、玉を二つ外しました。
そして、ふたりのむすめのためにネックレスにしました。近々受け取りに行く予定です。
ありがとうございました。
最後の箱を開けると、きらん、と金色の砂粒がこぼれました。きっと、百均でも買えるラメでしょう。でも箱のふたの裏には、可愛い字で、
「たからもの、あげる」
と書いてありました。どうやらこの箱に入っていたのは、女の子の真心だったようです。
さすが、きらん、とした回答ですね。
ありがとうございました。
こんばんは。めちゃ長くなってしまいました…。
キャラメル大の箱は、折り紙作ってありました。よく見ると拙い文字が書かれていました。
「いまの車をあとをついてきて。ゆうかいはん。これからアジトに帰る、いもうとも、そこに。」
えっ?!
あわてて顔を上げる。遙か先に、信号で止まっているその車。
必死に走りましたが、あとちょっとの所で信号が止まり、車は走り出します。
後続のタクシーを見て思いました。
(ああ、ドラマみたい。)
もちろん「空車」の文字を掲げている。目が合った運転手が自動ドアを開ける。飛び乗ると告げた。
「あの車を追ってください!」
警察に連絡しようとして、思いとどまる。嘘だったらどうしよう?
逡巡するうちに、『誘拐犯』の車は一件の家の前にとまり、そのままガレージに入った。
タクシーの運転手に待っていてもらうように告げて、車を降りた。
思い切って声を掛ける。
「こんにちは」
女の子の手を引いていた女性が振り向く。女の子が大声で言った。
「おねえちゃんだ!お家、この近所だよね?遊びに行ってもいい?妹をよんでくるね!!」
あまりの大声に散歩していた老夫婦の連れた小型犬がほえた。
取り残された形となった『誘拐犯』は、ぽかん、と女の子と子犬、そして私を見比べた。
「あの子の、知り合い、ですか?」
「はい」
そのまま玄関を開け、素早く妹を引っ張ってきた女の子は、私の手を引いて、タクシーに乗り込んだ。
「ありがとう、おねえちゃん」
「無事で良かった…、お母さんに連絡しないとね」
「それはいいの。わたしザシキワラシだから」
「え?」
「優しいひとの家に行きたかったの。だから今度はお姉さんの家に行く」
笑顔の女の子と、同じく笑顔の妹。
わたし、どうすればいいのかしら。
誘拐犯にならなきゃいいんだけど…。
ミラー越しにタクシーの運転手が問いかけてきた。
「お客さん、どちらまで?」
ふと、隣をみると、女の子が消えていた。妹も居なかった。
「……先の交差点を右にお願いします」
運転手に聞いてみたかった「女の子が乗ってませんでしたか?」と。
しかし、やめた。それはきっと無粋だ。
座敷童子を家へ連れて帰るのにふさわしくない。
びっくりしました。
でもこういう展開好きです。
ありがとうございました。
何も入っていなかった。
でも、なぜだかふと心があたたかくなるような気持ちになった。
そう、目に見えないけど何かが入っていてあなたを
そんな気持ちにさせたのでした。
素敵ですね。
ありがとうございました。
実は、私の初期の想像では、
ちいさな折り鶴が一羽、でした。
みなさん素敵な回答ありがとうございました。
微妙に傾斜しますがお許し下さいね。
なつかしい・・。
まだ、好きな子にはあげられなかったのかな。
書いてるうちに、この女の子、幻のような
気がしてきました。本当にいたのかな。