また、これからyoutubeはぐーぐるの傘下でさらに協力になる可能性があります。その時OCNのようなちょっとした動画配信サービスは何の意味があるのでしょうか?
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe5900/news/20060421ib23.htm
によれば「広告収入が計画を下回ったのに加え、コンテンツ(番組内容)費用がかさみ、ギャオだけで25億円の営業赤字になったのが足を引っ張った。」のが理由だと思います。
>OCNのようなちょっとした動画配信サービスは何の意味があるのでしょうか?
これは似たような質問がありました。いろんな意見があるのでごらんください。たとえば、「ユーザーを集めるのは前準備、広告収入やシェアトップ獲得は二の次」のようなことや「日本語だから」など。
逆転の目はまだあるかもしれません。youtubeなど動画配信サービスには日本の動画コンテンツがかなり流通しています。その中で人気の高いアニメ動画にスポットを当てれば日本陣営にもチャンスはあると思います。
まず、視聴者やユーザーによる画像や音声の加工・改変を前提としたアニメ作品を発表します。まるごとコピーしてアップするのはまずいですが、動画編集ソフトとセットにして、アニメ画像や音声を手軽に編集できるようなシステムもパッケージ化してリリースすることで、従来の一方的に完成品を売るという形態からより積極的にユーザーが編集改編を娯楽として享受できるような環境を含みこんでいくようなコンテンツ展開を見込んで、その上で編集システムを自分たちの動画配信サービスとリンクさせるようにして《パーソナルな動画編集の発表も組み込んだコンテンツ商品》として囲い込みます。…といった感じの仕組みを立ち上げられるとしたらまだまだ日本発動画配信サービスも戦えるとは思うのですが。
とはいえ、以上は絵に描いた餅で終わることでしょう。なぜかといえば当の日本陣営が、これまで様子を見ている限りだと、ソフト分野における業界上層部の致命的に時代遅れな頭の固さと、なんら戦略性を構築できずに利権を声高に叫ぶ利権団体に足止めされながら先を越されるといったサービス開発力のせいで、商品を編集件込みでエンターテイメントとして機動的にパッケージングするという展開も欧米に先を越されると思うからです。やれるとしたら編集改変ソフトをWiiのネット機能に乗る形で絡ませてユーザビリティの高い付属端末として広めることができれば…。
と妄想的な夢物語を語ってしまいスミマセン。といいますかいまの日本が機能的な編集能力も持つような動画版IPodを作れるかというと、そんなイメージが全然もてないんですよね…色んな利権団体が足を引っ張るだろうから。ジャスラックとかジャスラックとかジャスラックとか。
GyaOが赤字の理由は簡単で、映画などのコンテンツの取得・配信に必要なコストが、サイトや動画内に掲載している広告の費用より大きいからです。
既存のテレビと同じく広告収入によって、無料で動画を配信しているわけですが、このビジネスモデルは広告収入が十分でないと成り立ちません。
とくに、宣伝効果がテレビなどに比べてわかりにくい(十分に分析されていない)ため、もテレビCMに比べて広告提供者は多くありません(よく見かけるのは特定の会社だけだったりしませんか?)。
youtubeとGyaOでは大元の映像素材の提供方法が異なります。
youtubeは、一般個人(最近は企業も増えてきているが)が、自分で撮影した映像素材を公開するのが原則です。なので、テレビや映画など他人が作成した素材を勝手に公開することにたいして風当たりが強くなっています(最近も日本のテレビ局などがyoutubeに対して大量削除依頼を出しています)。
これは、当然のことで今後ますます厳しくなってくると思われます。となると、youtube側もそれなりに対策せざるをおえなくなり、従来のようにユーザーを集めにくくなると思われます。
GyaOについては、コンテンツは権利者に正式に依頼して入手しているので、そういった法的な問題は発生しません。だから、コストがかかるわけですが。
OCNやYahoo!動画など、ちょっとした映像配信サービスは今後ますます増えると思います。なぜならば、プロモーション媒体としてのメリットが存在するからです。GyaOもそうですが、新曲のプロモーションビデオなどが配信されているのは、プロモーション効果を狙ったものです。テレビでオンエアされることもありますが、フルでオンエアされることはMTVなど一部のチャンネルでしかやってませんから、パソコン上で視聴できることは十分にメリットがあります。
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