友人知人のいない町で立候補する友人を、応援したいと考えています。選挙違反をすること無く、賢く効果的な選挙応援方法はないでしょうか？

この場合、友人知人がいないとは、asamesiさんにとって、ということでよろしいですね？

選挙は、まず政策です。とりわけ地方議会は地縁血縁で固めた候補ばかりが横並びになり、浮動票の割合がかなり少なくなりますから、知名度に頼る選挙は難しいものです。

したがって、いかに住民要求を肌で感じ取って、それを政策として訴えていけるかどうかが勝負の重点になってきます。

候補者としては当然この点を重視していくことになるでしょうから、まず地域の人達と触れ合っていく活動、地域イベントなどへの参加に力を注いでいくことになると思います。そこに、一緒に参加してください。そして、選挙色を臭わせずに、「○○さんの友達」とだけ自己紹介をして、地域の人達の中に溶け込んでください。選挙間近になれば、そこで培った人脈から票が生まれてきます。

しかし、その選挙というのが春の統一地方選で実施されるものだとすると、そういう手はもう使っている時間がありませんね。

選挙というのは、本当は、二年も三年も前から、そうした地道な活動で地盤を築いていくものなのですが、あと数ヶ月先に迫っているものなら、とにかく「その町の住人を知り合いに持つ知り合い」を片っ端から探し出すことでしょう。そして、そのお知り合いに、支持を広げてもらうことをお願いする。個人から個人への支持拡大は、これは全く合法です。

対象を「その町に住んでいる人」ではなく「その町に知り合いのいる人」にまで広げれば、きっと誰かしらリストアップ出来るのではないでしょうか。そしてその人を通じて支持が集められれば、少ない票差で勝敗が決まる地方議会選挙では、かなりの力になるはずです。

あとは、支持拡大をお願いするお知り合いが、自分の住んでいる街の選挙でもない選挙に、どの程度興味を示してくれるかです。ここはもう、政策で勝負するしかありません。

「今の日本にはこういう政治が必要なんだよ、地方から国を変えていく力が必要なんだよ」

といった、よそごとではない、国全体にも影響する政策のアピールポイントを、しっかり掴んでおくことが必要です。

ご健闘をお祈りします。