自分の専門分野の本のレビューに、その本を褒めるにせよ貶すにせよ、簡潔な書評のなかに、ただものではない見識やセンスを感じるレビュアーがいると思います。そのAmazonレビュアーの名前と、あなたが信用している理由を教えてください。私は機械系の会社員なので、とくに機械や計測関連に強いレビュアーが知りたいのですが、他のジャンルでもかまいません。
あ~、そう言われると質問自体がAmazonの宣伝みたいに見えますが、単に理工系の専門書の書評の絶対量の問題でして、べつにbk1とかセブンアンドワイとか、非営利のサイトでも良いんです。
例えば本棚orgはIT関連の仕事をされている方の「本棚」を眺めるのには適した場所だと思いますが、「書評」をつけている方は少数です。
Amazonでは大学の研究者とかメーカーのエンジニアとか、普段会えないようなレベルの方が、良質の書評やリストをひっそりと作っていてるのによく出会うのですが、どんなに良質な書評でも、専門分野に特化した「量より質」のレビュアーはAmazonのランキングシステムでは埋もれてしまいます。それを概観できないかと考えたのが質問の動機です。
ジャンルは金融になってしましますが。
レビュアー:Keitian33さん
http://www.amazon.co.jp/gp/pdp/profile/A21FJS1ZI21L6J
理由:その本のどこがどういいのか、つっこんで書いているとこですね。
簡単な例で言えば、51ページの債券アービトラージのところで、なぜ利回り曲線を実際のものと、2年10年20年であわせるのか。
これは流通量が多いから、これらの債券でヘッジできるからだ。
他にも48ページの『モデルが教えてくれるヘッジ比率』とは何か?と言うことも突き詰めていけば、かなり勉強になる。
(ちなみにこのヘッジ比率とはデルタヘッジ)
たしかに今のランキングシステムでは、専門分野に特化した「量より質」のレビュアーは埋もれてしまい、専門家しか読まない本のレビューから優良リストを発掘するくらいしか方法がないですね。
概観できるシステムがほしいですね。
意図を理解して下さってありがとうございます。この方は実務に基づいて具体的、批判的に読み込んでいる感じで、関連本の紹介などもあり、良心的だなあと思いました。図書館に置いていないような新刊や、大書店でもなかなかお目にかかれないような専門書の場合、実務の使用に耐える読書リストの存在は貴重ですよねえ。
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1/15 追記:Googleを使うと概観的に検索できるようです。Amazonレビュアー/リストマニア以下で「金融工学」で検索してみました。
徳保隆夫さんです。
Web 制作関係で本を調べていた時に、良い本・悪い本をきちんと筋道立ててレビューしており、それらが元々自分が持っていた印象と一致していました。
彼のレビューを通じて自分が知らなかった新しい良質な書籍に巡り会うことができたこともあり、大変信頼しています。
ありがとうございます。Webデザインにとどまらず、ブログ運営関係など、「出版社からの内容紹介」よりもよほど分かりやすい内容紹介/筋道の立ったレビューばかりで参考になりました。
また、徳保さんのウェブサイトにある「Amazon カスタマーレビューこぼれ話」が興味深かったです。まっとうなレビューばかりに見えるのに、恨みを買ったり掲載拒否されたり、いろいろあるんですね。
http://b.hatena.ne.jp/yoko-23a/%e3%83%ac%e3%83%93%e3%83%a5%e3%82...
わたしの、はてなMyブックマークです。
「レビュアー」とうタグをつけてブクマしていました。
最近はあまりこのタグに登録していませんが、ここで回答するということで、ローカルにブックマークしていたレビュアーを、今日3名を追加しました。
わたしが個人的にいいなと思ったレビュアーの方々なので、sadajoさんの求めている基準とは違うと思いますが、もしよろしければご参考までに。
(@映画生活のレビュアーの方も2名ほどいますが、気にしないでください。)
Amazon大好で、Amazonのレビューを読むのも大好きなのですが、「これはどう見ても関係者による工作レビューでしょ?」と思われるものも非常にたくさんあるので、
1、単発レビュアーでないか
2、そのレビュアーが他にどんな作品のレビューをしているか
などで、工作レビューでないかを推測したりしています。
Amazonはやたら高評価がつきがちなので、信頼のできるレビュアーというのは大切ですよね。
なるほど!灯台下暗しでしたが、はてなブックマークの「レビュアー」タグを使って管理すれば、良質の書評をつけているレビュアーをいつでも登録できますし、Amazonに限らずいろんなサイトを登録していけますね。これに「機械」とか[計測]とか、それらしいタグをくっつければ後から検索も簡単にできますし、、、これは早速導入したいと思います!すばらしい提案どうもありがとうございます。
以前、やたら高評価のレビューばかりついた新刊のビジネス書を購入したところ、内容の薄すぎるクズ本だったので、それが関係者の工作レビューだったのだと気づきました。商売もあるでしょうから工作レビュー自体は否定しませんが、時間とお金の無駄遣いを防ぐ意味でも、そういうレビューの存在には気をつけたいと思いました。
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1/16追記:ご紹介いただいたレビュアーの本の選び方、レビューの切り口、視野が広さなど、どれも目を見張るものがありました。とくに「お気に召すまま」さんすごいです。哲学本の書評を読んで、読みたいなんて思ったのは初めてかもしれません。
普段の買い物では、こんなに優れたレビューに出会えることは少ないですし、自分の大好きな本に素敵なレビューがついているのを見つけたりして、なんだか嬉しくなってしまいました。
質問文の「全面的に信用している」とか、「ただものではない見識やセンス」のあたり、個人宣伝と思われたり、不快に思う方もいらっしゃるみたいですね。少し弱い表現に変えたいんですが、編集はできないようで、、、。質問初心者でごめんなさい。回答数上限増やしましたので、何か引っかかる点があればご指摘頂ければうれしいです。よろしくお願いいたします。
上で投稿したyoko-23aです。上の回答の中で、質問者さんの名前を間違えていました。
×:sadajoさん→○:whaleboneさんに訂正です。失礼しました。
あと、hamster008さんの回答が引っかかったので質問を読み直してみたのですが、わたしも確かに「圧倒的信頼」とか「全面的に信頼」という言い方に非常に気持ち悪さを感じますね。
わたしは「圧倒的信頼」「全面的に信頼」しているレビュアーの方など一人もおりません。そんなことはありえないと思っています。「この人のこの本に関するレビューは納得だけど、あの本に関しては違うな」など。当然といえば、当然ですよね。
http://cruel.org/other/reviewers.html
は、whaleboneさんのサイトですか?
yoko-23aさん、
質問に答えてもらえるように、なるべく分かりやすく、と思ったつもりが、見識もセンスもないもので、かなり極端な表現になってしまいました。
できれば、「あなたの専門分野の本を探すときに、よく参考にしている書評リスト教えてくれませんか?」くらいの意味に差し引いて考えていただけるとありがたいです。っていうか質問文差し替えたいですorz
sadajoさんへの返信に示したサイトは検索で見つけたサイトで、私のものではありません。これまた紛らわしい書き方で失礼しました。上記返信には追記しておきました。
素早い回答ありがとうございます。ランキング上位の方はすごいなあと思うのですが、「専門分野に特化したレビュアー」を探すのに不便を感じたので質問してみました。例えばこんな感じです↓
1/14 追記:下記のサイトは検索で見つけました
http://cruel.org/other/reviewers.html