種を保存する本能としては「性欲」のみです。
人命は尊い、というのは後付けの理由、または最高裁の某判決ですね。
「人命は尊い」が本能なら、異教徒狩りは起きなかったでしょう。
また、人種差別からくる戦争や、Policyの違いを原因とする戦争などは起きません。核爆弾を落とすことに荷担した人たちだけが、その本能を欠いていたと言うことはないでしょう。
「人命は尊い」という主張、意見、派閥、判決はありますが、著作や論文、本はありません。
学者、ですが、この場合は「主義者」が正しいでしょう。
学問の世界には、それを本能とする説などは一切ありません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%A9%E5%B7%B1%E7%9A%84%E9%81%B...
ドーキンスの利己的遺伝子論をあげたいと思います。
これは、自分の遺伝子に近似した遺伝子を持つものを守ろうとする行動を説明しようとした考え方で、自分という個体の生命を犠牲にしても子どもを助けようとするという行為がこの作用によるとしています。ブルーバックスの『利己的な遺伝子とは何か』が好著です。
人の命は尊い・・
ちょっと話が違うのですが、「なぜ人を殺してはいけないのか」
について一日中考えたことがあります。
答えに行き着くまでの経緯は忘れましたが、結論としては
「自分の大切な人が“人を殺してはいけない”と願っているから」
でした。それが、私の場合親でした。
“人の命は尊い”も別に誰が決めたことでもないと思います。
もし決めた人がいるとしたら、それはそうでなければ自分の
安定が脅かされるからなどといった利己的な考えから
きているのではないでしょうか。あくまで愛に基づいた
人の感情から発生する感覚であり、自分自身で“尊い”と
思うのは良いのですが、人に言うことではないはずです。
気楽に殺ろうよ (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)
ミノタウロスの皿 (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)
箱舟はいっぱい (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)
パラレル同窓会 (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)
藤子F不二雄
異色短編集
是非、読んでみてください。他3冊もオススメです。
特に、『気楽に殺ろうよ』『間引き』『定年退食』
『気楽に殺ろうよ』
http://www.mlexp.com/fujiko/sf/sf/kiraku.htm
『間引き』
http://www.mlexp.com/fujiko/sf/sf/mabiki.htm
『定年退食』
http://www.mlexp.com/fujiko/sf/sf/teinen.htm
質問者様はもっと学術的な本を求めているのかもしれませんが・・・私の知る限りではこれらの物語が一番論理的に書かれていると思ったのでご紹介しました。
上記に挙げた3話は、『生命の尊さ』と人口増加の関係をテーマにしています。人口が増えすぎたとき、その人口を適当な量まで減らすため、「愛情」や「思いやり」等の感情をなくす、大いなる宇宙意志のようなものが働いているのではないか、と書かれています。
非常に考えさせられる内容です。
質問とは少し違いますが面白そうですね。
ありがとうございます。
人間は本能のままに生きるのか?といわれればそれはNOでしょう。
種族と書きましたが厳密に言えば自分が所属する集団の事です。優先度で言うと、
自分>家族>地域>国家>地球
といった感じで、離れるほどその意識は薄れます。
異教徒狩りは自分たちの宗教を有利にするために行われた事、戦争は自分の国家を繁栄させるために行うものです。人種差別も他の人種を利用して自分の種族を繁栄させるために行われてきた事です。
サルは自分のハーレムを守るために縄張り争いをします。それを大きくしたものが人間の戦争などでしょう。
ググって結果が出なかったから存在しないと思うの愚の骨頂です。争いというものは決め付ける事から始まるものです。
もちろん私の考えが正しいとも言い切れませんが、