自然気胸でしょうか。
通常は、肋骨と横隔膜で肺は広げられています。そして、肋骨と横隔膜の間の体積を広げることによって、肺を広げて空気を吸います。
肺から外へ空気が漏れると、胸腔という普通はないものが出来てしまい肺をうまく引っ張れなくなります。肋骨と横隔膜で体積を広げても、間の空気が膨らんでしまいます。
アコーディオンを広げる時に、両手で広げれば邯鄲に広がるが、取っ手に輪ゴムをつけてその輪ゴムを引っ張るとゴムが伸びてしまってなかなか広がらないというような状況です。
こんな感じの説明で判りますでしょうか。
肺はその弾性により、自然に縮む性質がありますので、
胸腔内圧が0以上だと呼気時に萎んでしまいます。
そのため、気胸の状態から肺を膨らませるには、
ドレナージを行い、胸腔を陰圧にする必要があります。
なお、肺内の気圧(気道内圧に近い)は、呼吸により変化しますが、
呼気時に低く、吸気時に高くなります。
http://www.marianna-u.ac.jp/gakunai/chest/kikyou/guaidline.htm
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