ようは、債券投資の平均回収期間のこと。
デュレーションとは、債券を保有することによって利子および元本(=キャッシュフロー)を受け取ることのできるまでの期間を加重平均したもののこと。
具体的には、将来受け取る予定のキャッシュフローの現在価値を計算し、それぞれの現在価値が、キャッシュフローを受け取ることができるまでのそれぞれの期間にその現在価値合計に占める構成比を乗じて計算する。つまり、債券投資の平均回収期間を示している。特徴として、債券の残存期間を超えることはなく、クーポンや最終利回りが高くなるほど、デュレーションは小さくなる(債券投資の回収までの期間が早くなる)。
また、デュレーションは、債券投資の平均回収期間を示す以外に、金利がある一定の割合で変動した場合、債券価格がどの程度変化するかを示す感応度の性格ももっている。これをより直接表したものが、修正デュレーションと呼ばれる指標である。修正デュレーションは、デュレーションを(1+最終利回り)で除することで算出される。たとえば修正デュレーションが1の場合、最終利回りが1%変化すると債券価格も1%変化することを示している。修正デュレーションが大きいほど、金利変動に対する債券価格の変動率が大きくなる。
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http://tousisintaku.livedoor.biz/archives/50506586.html
債権の実質的な残存期間がデュレーションです。
例えば、債権の額面が100万円、金利が5%、残存期間が2年だとします。このとき、この債権は現在の価格は100万円で、2年後は110万円になることが確定しています。分かりやすいように、単利で考えています。
今、金利が2%に下がりました。すると、今100万円を投資しても、2年後は104万円にしかなりません。5%の債権が光り輝いて見えます。
2%の状況で2年後110万円にするには、110÷1.04=約105万円です。つまり、2%の状態では、105万円貯金すれば2年後に110万円になります。
つまり、5%の債権は、金利が2%に下がった状態では、額面は100万円ですが、105万円の価値があるということになります。
では105万円で売れるかというと、買う側がそれでは全く儲かりません。102~103万円くらいで取引されるでしょう。ただし、さらに金利の下落が予想されるときは、105万円で売買されてもおかしくありません。
逆に、金利が上がると予想されるときは、額面以下での取引になります。
このような計算で取引されるため、デュレーションが長いと金利の影響が大きいため、リスクは高くなりますが、その分リターンも期待できます。
詳細にありがとうございます。
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