作家・故松本清張が30代の頃に、召集を受けて「久留米第56師団歩兵第148連隊」に入隊した、との記述がWikipediaにありました。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E6%B8%85%E5%BC%B5

彼の軍隊での体験が書かれた書物(小説、自伝、研究書などなど)をご存じでしたら教えてください。
書名、著者名、出版社、出版年、値段についてわかる範囲で構いません。

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  • 終了:2007/05/07 21:55:02
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回答1件)

id:SumireS No.1

回答回数42ベストアンサー獲得回数9

ポイント60pt

松本清張氏の自伝的作品は『父系の指』『半生の記』『遠い接近』で、

著者自身の軍隊体験に基づいて書かれた作品は『遠い接近』だと思います。


年齢が若くない上に体が弱い主人公は、戦争に行くはずのない状況であるにもかかわらず、

召集されたのは、役人に教育訓練で目をつけられたことに原因があると確信し、

復員後復讐するという内容の小説です。


『遠い接近』

東京・神田の色版画工・山尾信治は、昭和17年、佐倉の第五一七聯隊に衛生兵として教育招集を受けた。

徴兵検査第二乙種、32歳の彼には意外な招集だった。

彼はそのまま本招集に切り替えられ、朝鮮に送られた。

招集のとき”ハンドウを回されたな”と言われた山尾は、それが教練を怠けて懲罰的に招集されたという意味で、

彼にハンドウを回したのは区役所兵事係長河島であることを知った。

山尾は朝鮮で終戦を迎えたが、広島に疎開していた家族は全滅した。

彼は神田の焼跡に悄然と戻ってきた・・・・・・。

http://www.geocities.jp/sofutohahito/seityou_g/089_sei_toiseltuk...



Amazon.co.jpにある該当書籍ページ

id:ushisuke

ありがとうございます!早速古書にて注文をしてみました。

2007/05/01 21:04:25
  • id:SumireS
    ushisuke様


    回答させて頂いた時点では記憶が鮮明でありませんでしたので、確認の為に大昔に読んだ『半生の記』を購入してみました。

    文庫本『半生の記』P.96 7行目 ~ P.122終わり の間に、松本清張氏の兵営生活について書かれています。
    その体験をもとに著した作品が『遠い接近』となります。

    あとがきを入れても188ページほどの薄い文庫本ですので、
    宜しければあわせてお読みになられてみては如何でしょうか?

    ご連絡が遅くなり、申し訳ございませんでした。

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