理系の大学院生です.
標本集団から母集団を推定したいとき,分散の除算値は何が適当かという結論は,
出ているのでしょうか.
もしくは,どう考えるとすっきりするのでしょうか.
最右翼は,不偏推定量を作るn-1だと思いますが,最尤推定量を作るnより優れて
いるという根拠が弱いように思います.nが小さいところをより説明できる,自由
度がn-1などは,どうも後付けな理由なような気がしています.それなら,母集団
の情報を知りたいのだから,一歩引いて,1を引くと言われてるのと一緒ですし.
また,nが小さい範囲を考えるなら,n-1.5等,他にもありますよね.
人によっては,「俺は十分なデータ量で解析するから,nでもn-1でもどっちでも
いいんだ」って気にしないというスタンスです.
書いていて,結局,好みなのかな~と思ってきましたが,みなさんのご意見伺い
たく思います.
よろしくお願い致します.
追記)
本掲示板やネット,書籍等で既に結論が出ていましたら,すみませんが,教えて
ください.私も色々と探してみましたが,はっきりとしたところはよく分かりま
せんでした.
どうしてn-1という値が出てきたのかは、
http://daisy.phys.s.u-tokyo.ac.jp/student/ishida/myown/stat2.htm
などに書いてあります。
まったく素人なのですが、ご意見伺うとのことなので。
n-1を使う一番の意味は母集団が1のときの場合じゃないでしょうか。
母集団が1個なら平均はともかく分散なんて出しようがありません。
このときに、分子がどうしても0になってしまうので
不定形になる形の方が望ましいのではないでしょうか。
また、さっきのURLの最後に書いてある一文などはおもしろいと思います。
こういう議論自体が正規分布を仮定しているので、別のモデルなら
また違った結果になるんじゃないのかなと思います。
あと、データ量が大きい場合は1/n~1/(n-1)になるから近似できるっていう話じゃないかと思いました。
的はずれだったらすみません。
この議論は分かるのです.
「不偏分散」という場合は不偏推定量を作る分散だから,これはこれで私としては問題ないのです.
ただ,母分散の推定値を考える場合に,不偏推定量か最尤推定量か(他にもあればもちろん候補になります)どちらが良いのかという議論が見たい,読みたいと思ってます.