今まで保険に入ってなかったので分からないのですが、
保険料控除というのは、別に税金を減らせるわけじゃなくて、所得を減らせる、という理解でよろしいのでしょうか?
(つまり、5万円の控除というのは、税金を5万円減らせるのじゃなくて、所得が5万円少なかったことになるということですよね?)
友達と話していたらどっちか分からなくなりました。多分所得を減らすという方だと思っているのですが。(5万円の控除額なら、5千円の減税、みたいな。)
保険料控除は、税額控除ではなく所得控除です(所得が少なくなって結果として税金が安くなる仕組みです)。控除額等詳細については、
生命保険料控除:http://qa2.zeijimu.com/archives/39
損害保険料控除:http://ameblo.jp/love-and-tax/entry-10019107844.html
を参照してください。
ってことは、税金が得をするといっても、
数千円とかそういうレベルの話なんですねー。
ああ、そうですねえ。劇的に変化するってことはないです。
収入区分の境目だった場合なんかはより下の税金が適用されるってことになりますから、そうゆうケースですと、意味合いがあるとは思いますが。
なんか、税金が安くなる!とかよく売りにしてるから、もっと劇的な効果があるかともちょっと思っていました。
やっぱり当初の理解どおりで正しかったんだ。
それじゃ、あんまり特になってないじゃん……
生命保険料は、保険の種類によって「一般保険料」と「個人年金保険料」の2種類に分かれます。
一つの保険でもベースが個人年金保険料で、特約の部分が一般保険料に当たるなんてこともあります。
この分類は、保険会社が送ってくる確定申告用の証明書にそれぞれいくらか書いてあります。
ちなみにサラリーマンならこの証明書を会社に提出すれば年末調整で対応してくれると思います。
もとに戻って、それぞれの保険料の所得控除額は最大5万円なので、2つ足して10万円です。
(いっくら保険に入っていても所得控除されるのは最大5万円ということ)
住民税の税率は10%なので減税額は最大1万円。
所得税率は年収からいろいろな控除をした後の課税所得によって変わります。
課税所得 所得税率
~195万円 5%
195~330万円 10%
330~695万円 20%
695~900万円 23%
900~1,800万円 33%
1,800万円~ 40%
課税所得が500万円だとしたら税率20%なので減税額は最大2万円。
結局住民税と所得税合わせて最大3万円減税されます。
なお、社会保険(厚生年金保険など)と損害保険(火災保険など)は、生命保険とはまた別に所得控除されます。
うーん、20万の保険をかけて3万円減税か…
生命保険等の掛け捨てではない保険には、保険会社によって金額が積み増しされています。最終的に手にする金額は、積み立てた金額より高くなるはずです。
銀行等へあずけた場合には、所得控除はありません。しかし保険に支払った場合には、所得が控除され、さらに積み増し金(利子みたいなもの)もつくので、「銀行に預けるより最終的に得」となるわけです。
特に最近は、銀行の利子はほぼ0%ですから、同じ金額を手にするなら、税金が少しでも安いほうがよいという考え方で、「得」といっているわけです。
年間控除の上限があるので、保険にお金をかけすぎても得にはならなくなってしまいます。可処分所得と控除額と最終的に手にできる金額とを考えて、一番得になる掛けかたをするのがよいのではないでしょうか。
確かに掛け捨てでなければ得ですね。
でも、医療保険とかは掛け捨てだからなあ。
保険料控除は、税額控除ではなく所得控除です(所得が少なくなって結果として税金が安くなる仕組みです)。控除額等詳細については、
生命保険料控除:http://qa2.zeijimu.com/archives/39
損害保険料控除:http://ameblo.jp/love-and-tax/entry-10019107844.html
を参照してください。
ありがとうございます。
自営業だと、
「領収書を、額面の1割のクーポンだと思ってしっかり集めよう」という言い方があります。
しかし、サラリーマンとかだと、
保険(生命保険など)、医療費などしか税金を自分で計算するところはないです。
医療費は10万円を超えた分の約一割が帰ってくるというだけで、10万円はそのままお医者さんに払ったことが前提です。保険の利かない正常出産(20万円)でもするしかないような、すごい額を自前で支払ったあとですずめの涙(1万円)が帰ってくるという程度の話ですよね。
ただ、給料をうけとったときには既に定められた率の所得税を払っているサラリーマンにしてみれば、所得の消費先を、「仕方がなくはらったように国が見てくれる出費(保険、医療)」に振り分けることによって手取り所得の全額が少しとはいえ増えたように見えるだけです。手元にのこる現金の額(貯金額)からみると、やはり保険会社に払った分は手元から大きく消えているのです。
他の生活消費についてすべて(家や土地や車にまで)5%の消費税がつくのも業腹でしょうけれど、だからといって税金がかからない保険だけにお金を支払って保険を食べて暮らしていくわけにもいきませんし、保険自体がどれだけ安く(または全くかけずに)済むかを考えたほうがいいですよ。
保険の趣旨である万が一を考えても共働きなら残された奥さんも一人で食っていけるとか、子供がいなければ子供の分はいらないとか考えると生命保険は掛け捨てでいいです。
お金が余っていて税金のかからない(むしろ返還される)ところに投資したいというので保険を検討するくらいなら、利子と手数料を考えてももっと有利なところがありますよ(CMをうたないし外交員も居ないので経費がかかってないもの)。セット保険は一番損させるようにできています(病気になりやすい60歳以降の保障をよくみてください)掛け捨てで安いといえば共済系保険などもあります。
あと、国の強制保険制度で自動的にカバーされてる範囲も実はかなりあります(医療保険→健康保険、生命保険→遺族年金、養老保険→年金制度(失笑)、車両保険→自賠責や対人)。足りないとこだけを自分でよく探して入ることです。(海外旅行時の医療保険に移送費がカバーされるかどうかとか、借家の火災保険に自分で家財をプラスするかどうかとか)
ただ、15年前くらいにおわったお宝保険(利率一定で、低金利時代でも高利子運用の約束したまま解約されなかったので、保険会社は25年後くらいにくる満期をガクブルしながら待っているもの)に入っている人は、セット保険に組みなおしさせられないよう、固持しましょう。
このへんのサラリーマンの保険常識については
「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計 (講談社プラスアルファ文庫)
を買ってみてください。あと、あるじゃん(雑誌)とか日経マネー(雑誌)とかを銀行の窓口の待ち時間に読ませてもらうとか。
ありがとうございます。
しかし、僕の確かめたかったことは、税額控除じゃなくて所得控除だということだったので、ちょっと的外れかな。
計算上 所得が 減ったことになりますよね
高額な保険商品を 買ったので
所得税を おまけしてくれるような感じです
保険といっても すべての保険に 通用するわけじゃなく
色々条件があるんですよ
確定申告を 忘れずに
リーマンなので、年末調整します。
ありがとうございます。