たとえば「アメリカ」は「アメリゴ・ヴェスプッチ」に由来する、というのはどこにでも書いてありますが、さらに「アメリゴ」の意味を探ると、古ゲルマン語で「家長」の意味です。
イングランドは「アングル人の土地」が由来という情報はありますが、では「アングル」とはどういう意味でしょうか。フランスはフランク族に由来しますが、ではフランクとはどういう意味でしょうか。インドはインダス川に由来しますが、インダスとはどういう意味でしょうか。ロシアの語源となったRusとはどういう意味でしょうか。
こんな感じでとことん突き詰めて世界の国名の由来を教えてください。
※「合衆国」「共和国」「公国」等の部分については解説不要です。
1470年にカメルーンを最初に訪れたポルトガル人がエビの多いことからカマラウン(camarão, 小エビ)と名付けたことに由来する。
ポーランドの語源は野原・畑(pola)であるといわれるが、直接の語源はポーランドが10世紀に統一される前にヴィエルコポルスカ地方に定住していた有力スラヴ系種族のポラーニェ族の名である。ポーランド語名称の「ポルスカ」(Polska)が形容詞(女性形)のpolskaと同じ形になっているのは、「ポルスカ」がもともとpolska ziemia(ポーランドの地)から派生しているからである。
心当たりをしらみつぶしにしようかと思ったら、さっそくこういうのみつけたのでやめます↓
ジャパン コリア チャイナ
ジャパンは日本の中国語読みがなまってジャパンになりました。
コリアは高麗の韓国語よみがなまったもの。
チャイナは秦の中国語よみがなまってチャイナになりました。
なお上記の中国語は現代の中国語ではなく昔の中国語ですので北京語だ広東語だという様なもんだいではありません。
英語読みの語源を訊いているのではなかったのですが。
高麗とはどういう意味か、秦とはどういう意味か、というところまで答えていただければ回答になっていますが。
ついでにいえば、「日本国」→「ジパング」→「ジャパン」というように正確に書いていただきたかったです。
例にあがっているもので恐縮なのですが、
Franceフランスの元となったフランク人Franci。
語義はラテン語で「自由な人」、「勇敢な人」を意味するそうです。
また、フランク人の使った独特の武器(フランキスカ)が民族名の元となったという説もある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%A...
なお、この槍はキリストが十字にはりつけられた際にその血を受けた聖なるもので、
この槍を持つものは全ヨーロッパの王となるという伝説があるそうです。
次にイギリス(イングランド)の語源となったアングルですが、
アングルとは「鉤(かぎ)」を意味する言葉で、アングル人がいた北欧地域の地形が鉤の形をしていたことからそういう名前になったそうだ。
http://embers.exblog.jp/4893580/
渡部昇一『英語の歴史』(大修館書店)からの引用
なお、その少し下にイギリス(グレート・ブリテンおよびアイルランド)のブリテン島の語源も記載があります。
もともと大陸にブリトン人という民族がおり、彼らが島に流入したところからそう呼ばれるようになったという。ブリトンとは刺青の意味で、彼らはみな身体に刺青をしていたらしい。
ありがとうございます!
はっきりしたところはわからない可能性が高いので、これくらいわかれば大丈夫です。
大英帝国を訳すと「大刺青及び西の土地の北側連合王国」になるわけですね(´ー`)
用意したことの内、イングランドとフランスは出てしまったので。。。
ありがとうございます!
ロシアの語源説の一つが「フィンランド語でスウェーデンを意味する」っていうのはすさまじい回りくどさですね(笑)
で、今調べてみたら、「フィンランド」というのはスウェーデン語で、フィンランド語では自称「スオミ(湖の国)」って、これもまたややこしい話になってます。
シンガポール
http://www.tabifan.com/asia/singapore/
サンスクリット語で シンガ=ライオン プラ=町
と言われていますが、ライオンではなくマレートラを見間違えたのではないか?と言う説も聞いた事があります。当時はこのあたりは湿地&沼地だったそうで、狩に来た王子様が名の無い地名をそう読んだのが始まりだったとか。
http://www.hir-net.com/link/map/singapore.html
モナコ
http://encyclopedia.thefreedictionary.com/Monaco (hitoryの項)
古代ギリシャ語『一人だけの隠れ家』ヘラクレスの神話に基づいてここに神殿を立て『ヘラクレス、一人だけの隠れ家』という長い名前から短くなってしまったようです。
エリトリア
http://www.watanabesato.co.jp/wldculture/dnames/er.html
此方のサイトはすごいです。国旗をクリックしたら殆どの国でご希望の情報が手に入ると思います。エジプトやアルゼンチン、エクアドル等勉強になります。ロシアのRUS(ルーシ族)についても書いてあります。
ありがとうございます!
最後のサイトはすごいですね。ネットの情報が中心のようですが、よくよく集めてあります。
ベトナム
漢字で書くと越南。19世紀の阮朝が国号とした。それ以前は大越が主流。最初は南越にしようとしたが、清朝がクビを縦に振らなかったので(古代にあった南越国は現在の広東が本拠だったので、野心有りとみなされて許可されなかった)、ひっくり返して越南とした。
その結果、公式の説明は「越」裳の地(現在の中部ベトナム)に発祥して、安「南」(北部ベトナムに対する中国側の呼称)を併合したから、となった。一方で、百越(古代に福建~広東にかけて住んでいた人たちの総称)の南、あるいは南の越という説も根強い(中国語とベトナム語では語順が違うので、「越南」でどちらの意味にもとれる)。それ以前の国号が大越だったこともこれを支持する。阮朝は「大越」という国号も意識していただろうから、両方の含意があったと思われる。
安南は古代中国の行政区画である安南都護府に由来。意味はそのまんま「南を安んずる」。
カナダ (DOS時代の一太郎のマニュアルに書いてあった)
現地人の言葉で村や村落を意味していた
カナダ大使館 - カナダについて - FAQ - カナダの名前の由来
イングランド アングル人の
アングル人(Angeln, Anglia) →ドイツ北部キール地方のシューレスヒビ(Schleswig)周辺の土地の人。
二つの説があり
①ドイツ語で狭いという意味から、「狭い川に住む人」を指すようになった、
②釣り針 その土地の形状が曲がった釣り針(angle)のような形をしていたから、(ただしグリムの法則に合わないし、昔の人がその土地を地図に描けたかという疑問が残る)
ブラジル
ブラジル東部を原産とする赤い色をした木は染料として使用されたが、その色が赤く熱せられた炭の色に似ていたためその状態の炭を表すポルトガル語brasilと名付けられた。
モルドバ
モルドバはモルドバ川のほとりの町から発展したためその名がついたがモルドバ川の由来はゴート語で「ほこり(dust)」を意味するMuldaから来ている。
ちなみに中欧のその他の川(ドイツのザクセン州を流れるムルデ川、チェコのモルダウ川、ルーマニアのプラホバ川)の名称もほこりを意味する言葉から派生している。(ムルデ川、モルダウ川はモルドバ川と同様にゴート語のMulda、プラホバ川はスラブ語のPrah)
アゼルバイジャン
アケメネス朝ペルシャの時代のメディア地方(現在のアゼルバイジャンのあたり。カスピ海の南)のサトラップ(行政長)であったアトロパテスの名前に由来している。アトロパテスという名は古ペルシャ語で「火によって守られた」という意味がある言葉からは制した名前であると考えられている。ゾロアスター教(拝火教)の始祖ゾロアスターが現在のアゼルバイジャンで生まれたという説もある。
メキシコ
メキシコの国名の由来については諸説あるが、アステカの言葉で「月の真ん中の場所」という意味があるという説もある。metztli (月), xictli (へそ、真ん中), coは場所を示す接尾語
ミャンマー
12世紀にモン(Mon)族の国が成立した際にMranmaという名称を使用していたとされる。このMranmaの由来は定かではないが、ヒンズー教の神ブラフマー(Brahma)から来ているとする説もある。
だいぶ回答されちゃってるのもありますが、無さそうなのを挙げておきます。(ダブってたらすみません)
スイス
古代の州の名前Schwyzに由来する。
ブラジル
スペイン/ポルトガルで "terra de brasil" (赤い染料の森の土地)と呼ばれたことに由来する。東部インディアンが染料として使う木の森があったためにそう呼ばれていたようです。
モンゴル
モンゴル語で mong 「勇敢な」という単語に由来している。
中国
中国は「国の中心」を意味し、すくなくとも『史記』や『文選』などには、「中原(ちゅうげん)」の意味に使用されていた。このように本来は特定の民族、国家を指す語ではないが、のちに「四夷(夷=未開人、蛮族)」の中心地域に中原漢民族が居住していたことからこの名称が用いられてきた。国名としてはもっぱら王朝の名前が使われたようであるが、1912年に中華民国が成立してから後は、中華人民共和国・中華民国のそれぞれの国号の略称にもなった。
インド
元はギリシャ語、ラテン語の India 「インダス川の地域」の由来します。インダス川(Indus River)は、下流域にあるパキスタンのシンドー州の名前である Hindu に由来しており、更にサンスクリット語の sindhu 「川」にさかのぼることができます。Indus自体で「川」の意味があることになりますね。荒川を「Arakawa River」(川の意味が重複している)と呼ぶのと似たようなものでしょうか。
シンガポール
サンスクリット語の Simhapuram 「ライオンの都市」に由来する。(simhah 「ライオン」+ puram 「都市」)
オーストラリア
ラテン語の Terra Australis から。australis 「南方の」であり、さらに auster 「南風」から来ている。
イラン
ペルシア語 Iran 「ペルシア」の意味。中世ペルシア語 Er 「イラン人」の属格複数形 Eran 「イラン人の」に由来する。Er は更に古期ペルシア語の ariya- 「同国人」、更に原インドヨーロッパ語の aryo- 「アーリア人(が自民族を指す呼び名)」までさかのぼることができる。
エジプト
フランス語の Egypte より。更にさかのぼってギリシャ語の Aigyptos 「ナイル川、エジプト」、更にはエジプトの古代都市メンフィスの名前の1つである Amarna Hikuptah (エジプト語では Ha(t)-ka-ptah)に由来する。
カメルーンはOKです。
ポーランドのほうは「ポラーニェ」の語源が知りたいです。
と思ったら、最後のリンク先がほとんど答えに近いですね。ただ、その出典となっている文春新書『地名の世界地図』には嘘が多いという情報もあるので、一概に鵜呑みにできないのが難点です。