1187585071 【イエはてな】イエ・ルポ#035

街を見渡せば、100通りの家族に100通りの家。家をのぞいてみれば、それぞれの暮らし振りが面白い!“イエ・ルポ”とは、実際に見たり聞いたりしたイエの話、またはご自分の家の暮らしの中で生まれたユニークな工夫やアイデア、習慣や出来事をミニルポ感覚で書き込んでもらう“イエ・ルポタージュ”コーナーです。
*〈今週のお題〉に沿った、みなさんが知っている面白いイエの話を教えて下さい。
*〈今週のお題〉以外の話題のイエ・ルポも常時自由に投稿して下さいね!

イエ・ルポ #035 THEME「心ポカポカ!おじいちゃん、おばあちゃんの思い出」を教えて下さい

→ルポ例はコチラ
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20070820

※今回の「いわし」ご投稿はは8月23日(木)正午で終了とさせて頂きます。
※参考にさせていただいた「いわしへのコメント」には、【いわしポイント×20pt】を差し上げます。
※お願い
モラルのない一行投稿などはご参加者の皆様に大変ご迷惑となりますので、ご遠慮下さい。
またそのようなご投稿にはポイントの送信を控えさせて頂きますのでご了承下さい。

回答の条件
  • 1人10回まで
  • 1000 ptで終了
  • 登録:
  • 終了:2007/08/21 13:00:48
※ 有料アンケート・ポイント付き質問機能は2023年2月28日に終了しました。

回答276件)

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祖母の背中で見た夕日 Oregano2007/08/20 21:08:35ポイント4pt

とても小さなころですのであまり記憶が鮮明ではありませんが、私は祖母の背中におんぶをしてもらっていました。だんだん夕暮れがせまってきて、西の空が真っ赤な夕焼けになっていました。祖母は「夕焼け小やけの赤とんぼ」の歌を歌ってくれたと思います。西の方はずっと開けていて、ただまばらに木が生える雑木林だけが見えていました。

私は直前まで祖母にわがままを言って困らせていました。メロンパンが食べたくて食べたくて、買って買ってとせがんでお店まで連れて行ってもらったのですが、メロンパンは売り切れていたのです。近所にお店はそれ一軒しかなく、そこで売り切れていたらもうどこも買いに行く所はなかったんだと思います。

それでも私はやだやだ、メロンパンメロンパンとぐずり続けていたので、祖母は仕方なく私をおぶいながらお散歩をして気を紛らわしてくれていたのでした。

私は、おばあちゃんごめんねと言いました。祖母は、私こそメロンパンを買ってあげられなくてごめんよと言ってくれました。真っ赤な夕日が西の空に沈みそうになりました。私は祖母の背中から降りて、手を引かれて帰りました。本当は背中から降りたくありませんでしたが、これ以上祖母にわがままを言ってはいけないと思ったのだと思います。

その後私はあまり祖母と会う機会が無く、次に会った時はもうずいぶん大きくなっていたので、祖母におんぶしてもらったのはおそらくこれが最初で最後だったと思います。でも、この時祖母の背中で見た真っ赤な夕焼けと太陽は、今でも記憶にはっきり残っています。温かかった祖母の背中の感触も一緒にです。

一編の物語を読むようです Cocoa2007/08/20 23:00:25ポイント3pt

美しい思い出ですね。おばあちゃんの背中も、そこからみた景色も、おばあちゃんに甘えてわがままを言ってしまった幼い心も、それを優しく受け止めてくれたおばあちゃんの優しさも、みんなみんな美しいです。

たった一度のおんぶの記憶をこんな美しい描写で思い出せるなんて、どんなにOreganoさんにとって大切な思い出だったのかがわかる気がします。素敵なおばあさまですね。

私もじわりときてしまいました momokuri32007/08/21 10:11:06ポイント2pt

情景が浮かんでくるようで、なんだかとても懐かしい思いが込み上げてきます。おばあちゃん、という言葉に込められた温かさがよみがえってきます。おばあちゃんの背中を降りて、手を引かれて帰る二人の足元に、長いシルエットが影を落とす。その時感じた温もり。愛。私も子供の頃、どこかでこれと似た風景に出会っていたような気がします。

美しい記憶 YuzuPON2007/08/21 10:39:52ポイント1pt

ある意味幼い頃の原体験とも言えるような記憶の一コマですね。子供の頃の記憶はそれからの人格形成の土台になっていきますから、この夕日と一緒に刻まれた優しさや愛や思いやりの心が、きっとOreganoさんの成長の、かけがえのない栄養になっていったのだろうと思います。

そういえばOreganoさんは以前、雑木林について色々と書かれていなかったでしょうか。お祖母様の背中で見た夕焼けの下に映えていた雑木林の風景が、今のOreganoさんの自然志向の原点かもしれませんね。

色々な意味で人としての土台を与えてくれたお祖母様。すばらしく、かけがえのない人ですね。

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