ユダヤ人を全滅させようとしたため、現在世界を裏から支配しているユダヤ人にとって敵だからですね。
その証拠にイスラエルはパレスチナ人を虐殺してもナチ党のように悪者扱いされないでしょう?
逆にイスラエルのほうが劣勢だったら今頃アメリカが「テロとの戦い」とかいってパレスチナ攻撃を仕掛けている頃でしょうね。
自分たちの意見に同調しない者を認めようとしなかったからだと思います。
なぜ、自分たちの意見に同調しない者を認めようとしないと悪なのですか。今のアメリカはグローバリゼーション(という名のアメリカナイズ)に同調しない国家を「悪の枢軸」といっています。どちらが悪なのでしょうか?
単純に前世界大戦の引き金となったからでしょう。
ついでに言えば、ユダヤ人虐殺など類を見ないような過激さがあったからです。
ナチの人すべてが悪い人ばかりではないと思うのですが、やはり良い事より悪い事のほうが印象に残りやすいですから・・・
イスラム教だって一部過激派のせいで『イスラム教=テロリスト』の扱いですから
>良い事より悪い事のほうが印象に残りやすい
良い事、悪い事というのは誰が決めるのでしょうか。戦争に勝った国家ですか。大量虐殺という観点で言えば、アメリカは日本に原爆を投下しましたが、悪とはいわれていません。戦争に負けた国が悪になってしまうのでしょうか?
アメリカは大統領を決めるのに選挙で決めいます。
悪の枢軸と呼ばれている国はそうではありません。
アメリカは自分たちの意見に同調しない者も認めていますよ。あなたから見て、悪の枢軸は悪と思いませんか?
国家の代表を選挙で決めることが「正義」で、そうしないことが「悪」なのですか。自分たちの意見に同調しない者を認めることが「正義」で、そうでないことが悪なのでしょうか。
まず、すでに挙がっていますが、ユダヤ人虐殺が大きな理由でしょう。
まあ、ユダヤ人を虐殺したのは帝政ロシアなどもそうでしたし、民族浄化政策、という意味で言えばナチス以後にも色々あったわけですが。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E6%97%8F%E6%B5%84%E5%8C%9...
しかし、非常に規模が大きく、組織的に行われた、という意味で衝撃的だったのは事実だと思います。
ユダヤ人のみならず、ロマ(いわゆる「ジプシー」)、ドイツ人の中の同性愛者や精神異常者、アルコール依存症患者その他もろもろも「浄化」しようとした狂気ぶりは、ちょっと他に例を見ません。(あえて言えばポル・ポトくらいですかね)
また、ナチ党について言えば、「自由と民主主義」を志向する現代社会に対して、明らかな独裁政権でした。
その上、そもそも政権の獲得が非合法すれすれだったという問題があります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E7%A4%BE%E4%BC%9...
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E5%9B%B...
必ずしもドイツ国民の圧倒的支持の元に政権を握ったわけではなく、選挙結果としてはナチ党は過半数割れを起こしていたわけです。
それが、捏造の疑いもある共産党たたきで独裁政権を築いて、その後も、色々自作自演の騒ぎを起こしたという、汚いイメージがあるからでしょう。
それから、国際政治についていえば、ナチスのやり口は非常に不誠実なものでした。
国際連盟を脱退してヴェルサイユ条約を一方的に破棄したり。
武力を背景にオーストリアを併合したり。
「チェコスロバキアのズデーデン地方をくれたらもうどこも併合しないから」と、(チェコスロバキアの意向は無視して)イギリスと約束したり。
さらにその約束を破ってチェコスロバキア全土を保護国化したり。
ソ連とドイツでポーランドを分割することを(ポーランドが知らないうちに)約束したり。
さらに独ソ不可侵条約をも破ってソ連に侵攻したり。
日本の満州国建国と国際連盟脱退なんて、これに比べればかわいいものです。
第二次大戦全体を見渡しても、これだけ国際社会のルールを無視した国は他にないでしょう。
まあ、60年以上経った今でもこれだけ嫌われているのには、敗戦国だから、とか、アメリカの敵だったから、といった面もあるかも知れませんが、客観的に見てもやっぱり正義とはとても言えないと思います。
自由と民主主義を志向しない国家は悪ですか。不誠実な外交をする国家は悪ですか。アメリカに敵対してユダヤ人を虐殺したから悪、ということでしょうか、
ちょっとうがった考え方ですがドイツ人の良識とは考えられないでしょうか?
確かに勝てば官軍ですから負けたから悪というのはもちろんあるとは思いますが
そういう意味ではなく自らが行ったことを自省するきっかけとなる出来事であったとは考えられないでしょうか?
別の言い方をすればドイツ人の方々が自ら間違ったことをしたんだ、二度と起こしてはいけないんだと言うことを自覚しているからこそ「悪」であるという価値観ができあがっているのかもしれません。
善悪は相対的なものでしかないのだったら誰でも、どこの国でも善であり悪であるはずです。そう考えると自らの悪にもきちんと目を向けるドイツという国は良い国なのかもしれませんね。(いったことも調べたこともないけど)
個人的な見解、かつtodo_todoさんのご意見と近いのですが…
ユダヤ人迫害(大量虐殺)及び社会的弱者の排除を行ったこと、
その狂信的な思想が非常に強力な力を持っていた為に
周辺諸国から徹底的に叩かれた=悪とされたのだと思います。
また、ユダヤ人以外の人種においても優劣をつけていた為に
純潔のアーリア人以外は多かれ少なかれ迫害を受けたはずです。
ヨーロッパは地続きですから、周辺諸国も穏やかに眺めているだけ
というのは難しかったのでしょうし、また周辺諸国にいた
ユダヤ人たちが対ドイツ戦の為には相当のお金を動かしたのでは?
結局、「勝てば官軍」は全世界で通用する概念なのではないでしょうか。
パレスティナ問題においても、イスラエル建国の歴史を省みると
欧米は何も言えない為に、どれだけアラブ人がイスラエルを悪だと
叫んでも世界の半分はイスラエル=悪だとは言えないわけです。
自分達の利益のためにパレスティナの土地をユダヤ人に与えたので
イスラエル=悪と認めたら自国=悪と認めるのと同じことですから。
=ナチも悪なわけですね。
日本においても、原爆という兵器それ自体は悪であっても
だからアメリカが悪だ、という論調は強くは出てきませんよね。
他者を打ち負かすよりも受け入れる方向性が強い国民性も
影響しているとは思うのですが…
随分散漫かつ冗長になってしまいましたが、
その思想を全世界に受け入れさせることができなかったことが
ナチの敗因であり、=悪とされている、ということだと思います。
個人的にはナチ政権下で生きるのは嫌だなーと思いますが
もしもナチが勝っていたら、その価値観に違和感を覚えなかった可能性も充分にあると思います。
自分に危害を加える相手が悪と言うので良いのでは
ナチス党員は悪と思わないでしょうが
日本は同盟を結んでいたと言え
日本人は正当なアーリア人では無いのだから
ナチスが世界を支配したら
退治する対象になってたのじゃないですか。
私は嫌いです。
良いか悪いかは、あなたが好きか、きらいか、ということなのでしょうか。
質問者さんはとてもいい質問をされていると思います。
私なりの得た知識と考えで整理しますと、こうなります。
1.戦争に負けた。
(=戦勝国の領土を不当に占領し、資源・財産を奪い、
人々を傷つけた)
2.連合軍が世論の支持を得たり士気を高めるために、
ナチスのマイナス面を誇大に宣伝した影響。
3.ゲルマン民族が遺伝的に人類のなかで最も優秀な民族である、
という誤った思想を広めて人心を惑わした。
4.ユダヤ民族を無差別に逮捕、監禁し、民族抹殺という強烈な
思想をもって虐殺した。
1と2の場合、戦争ですから有史以来争うお互いがよくやる常套手段です。
ナチスが特異なのは、3と4の思想でした。
百歩譲って、ドイツ国民を鼓舞するために3のやり方は理解できるとしても、4は倫理的に受け入れられないものでした。
確かに広島、長崎の原爆投下は無抵抗の市民を大虐殺した行為なのですが、「戦争を早く終わらせる効果があった」と考える意見が根強くあります(私は否定しますが)。
しかし、ユダヤ民族はナチスやドイツ国民に対して、もともと何らの攻撃をしていませんし、ナチスが主張するユダヤ民族を虐殺するメリットはどの国も理解できないからです。
ここが戦後になっても、危険思想の組織だったとされている理由です。
2のおかげで目立たなくなっていますが、実はナチスドイツ時代に発明、開発され現在でも社会に役立っている技術はたくさんあったりします。
そう考えると、ナチスを今だに悪と定義され続けている理由は、やはり4の行為が大きいのではないでしょうか。
ユダヤ人を抹殺することがなぜ悪なのでしょうか?アメリカは原住民やその文化を抹殺して欧米流の文化を定着させました。これも同様に悪ということでしょうか。
私は人が人を傷つける行為はいかなる理由であっても悪である、と思います。
ナチスは近代史で最も有名な組織です。
それは自身の巧みな宣伝活動が裏目に出た結果でもあり、連合国軍の徹底的なバッシングによる成果でもあります。
そのため、悪の組織の事例として頻繁に引用されるのでしょう。
>ユダヤ人を抹殺することがなぜ悪なのでしょうか?
>アメリカは原住民やその文化を抹殺して欧米流の文化を定着させました。
>これも同様に悪ということでしょうか。
私はユダヤ人抹殺の歴史は悪だと考える人間ですので、逆にユダヤの人というだけで殺すことは悪ではない、という考え方の理由が知りたくなります。悪ではない、と断定できる根拠がわかりません。
歴史は後から作られるってことですよね。滅んでしまったナチスは口無しですし、歴史というのは勝者のものですから、整合性を保つためには、ナチスが「悪」にならざるをえないでしょう。
あと「ナチス=悪」のイメージは、非常に宣伝しやすかったからだと思いますね。
「独裁政治、大量虐殺、人種差別、アウシュビッツ…」などの優れたキャッチコピー、「ヒトラー」という極めて分かりやすいマスコットキャラクター。悪の枢軸というとヒトラー、パッと頭によぎるのは私だけじゃないはず。
これで「ナチス=悪」のキャンペーンが失敗するわけがありません。
ネイティヴアメリカンから土地を奪うのも、同じく残酷な話ですが、どうもこう云った際立った要素が少ないと思います。
戦中戦後はプロパガンダが重要です。
そして歴史に残るのは、勝者は正義、敗者は悪です。
(この判断が、絶対的な「正義」や「悪」を示しているものではありません。ただの勝者の論理です。)
ナチスの場合は国民が敵意をいだいていたため、プロパガンダとしては最適だったのでしょう。
ネイティブアメリカンから土地を奪った件については、勝者が「近代文明を導入させた」等と自己正当化をできるので、批判の対象にならないのでしょう。
逆に、先の大戦でナチスが勝っていれば、民主主義国家が悪の枢軸国になっていたかもしれません。
正義も悪も歴史の上では勝ったものが中心に成り立っています。
なぜ悪と「されているか」という質問はなかなか素敵だと思います。
民族浄化は確かにロクでもないのですが、虐殺数ならもっと多いものがあります。
我々は独裁や軍事政権が絶対悪だというのが幻想だとすでに知っています。(治安が悪く民主主義の伝統がない国に突然共産主義やら資本主義やらを持ち込んでも、結局ろくなことになりませんでした。)
ナチスのせいで戦場になったフランスとイギリスは世界の主役から追い落とされ、ユダヤ人は虐殺と引き換えに祖国を手に入れました。
結局は、英仏を焦土にしたことで恨まれたのではないでしょうか。
それでも未だにナチスが悪の帝国の代表なのは、私も不自然に思っています。個人的には、ナチスがそれほど(悪い方面に)優れた組織だったとは思えません。
答えになっていないかもしれませんが、歴史を見直す時期に来ているのではないでしょうか。私にも、ホロコースト以外の悪さがよくわかりません。
非常に説得力のある回答と思います。結局戦争に負けた国家が「悪」になってしまうのでしょうか。