そのことがわかりやすく解説されているwebサイトを教えてください。
詳しい方なら直接説明していただいてもOKですが、論拠を示しても
らえると助かります。
ここに載っています。
http://www.geocities.com/maririn_77/jp/health/green.htm
緑が人に優しい理由
緑の光は最も人の網膜に負担をかけない波長であり、人は緑色を見るのに労力を要さないので、長時間緑に囲まれていても疲れることはなく、集中力を保つことができます。これが、ビリヤード台、黒板、野球場など、集中力を有する場で緑が多用されている理由です。
http://www.geocities.com/maririn_77/jp/health/green.htm
と昔から言われてまして、
昔は、グリーンモニタ(白黒じゃなくて緑黒モニタ)も存在
しましたが、実際にはそういう効果はありません。
こんばんは。
緑は、可視光線の中ではちょうど真ん中ぐらいの波長に位置しているので、
その点で目に負担をかけづらいのかな?とか思ったりもしますが。
でも生理学的なコトについては詳しくないので、色彩心理の観点から。
ムーンとスペンサーという学者がいるんですが、ふたりは色彩のバランスポイントを研究し、
色の感情効果を一覧にまとめています。
http://czx1.fc2web.com/color_sinri03.htm
「ムーン スペンサー バランスポイント 感情」とGoogle検索。
この中で、G(緑の色相です)の個所には
平静・少し涼しい
と書いてあります。
緑色のリラックス効果が現れているのかもしれません。
また、
JISでは安全色の中で、それぞれの色に意味や目的を割り当てています。
http://www.mko-kikaku.com/1/toryougaido/iro/anzensikibetu.htm
「jis 安全色 緑」とGoogle検索すると、緑の個所には
安全、避難、衛生、救護、保護、進行
と書いてあるのが分かると思います。
青信号(実質は緑)が安全のサインでもありますし、非常口のロゴも緑色ですしね。
これが「緑色が目にやさしい」とのizumikenさんの言説に影響しているとも言えますし、
逆方向の影響が考えられるとも言えます。
ですが、ひとくちに「緑色が目にやさしい」とは言えないだろうと私は思います。
私がここまで書いてきた色彩心理も、文化圏に依存するところがあって、あまり当てにはなりません(汗)。
東洋では高貴な色とされていた紫が、西洋では忌み嫌われていたりもしますし。
別の例を挙げましょう。
Googleで「web カラーコード 緑」と検索すると
http://www.tagindex.com/color/basic_color.html
と、このような色の一覧を簡単に見つけるコトができます。
ここにlime(#00FF00)という色がありますね。普通は緑とか黄緑とかいう範囲に入りそうな色です。
でもこの色が画面いっぱいに映っていたら、
それはやはり顔をしかめちゃうような光景なのではないでしょうか。
つまり、ひとくちに緑が目にいいというわけではなく、どんな緑なのかにもよる、というのが私の考え。
きっと、彩度も明度控えめのダルトーンとかだったら目への負担も少ないコトでしょう。
Googleで「ムーン スペンサー バランスポイント」と検索すると、
先ほどのムーンとスペンサーの議論が見られます。その中でこちら。
http://mycolorm.exblog.jp/2295808/
ふたりが主張しているように、色は単独でいるコトはほとんどなく、
普通はほかの色との組み合わせの中に存在します。
なので、ほかの色との組み合わせ方によっても見やすさなどに違いが出るだろうというコトが推測できますね。
特に、彩度の高い赤と緑を組み合わせると、ハレーションという現象が起こりやすくなります。
http://contest.thinkquest.jp/tqj2002/50625/sikisai.html
Google「ハレーション 色」で検索。
緑は緑でも、なんだかぎらぎらして見にくくもなります。
わかりやすい色彩と配色の2級知識―文部科学省認定ファッションコーディネート色彩能力検定確認問題付き
この本を大いに参考にしました。
http://kirarimikke.weblogs.jp/fashion/2007/02/the_10th_7762.html
波長が真ん中だから筋肉を動かして調節する必要がない。ということですかね、たぶん。短くても合わせないといけませんし。
そうなんですかね。
そうだったら、わかりやすくてうれしいんですが。
おはようございます。
ちょっとだけ調べました。
可視光線の中で波長が真ん中のあたりにあるのが緑色ですが、
それは水晶体の大きさを変える負担とはあまり関係がないようですo
波長による屈折率の違いは、被写体までの距離と比べたら微々たるモノだから。
さて、
http://www003.upp.so-net.ne.jp/hana-jun/color/hansha_kyuushuu.ht...
Googleで「反射率曲線 緑」でイメージ検索しました。
ここに出ている線グラフのようなコレは(分光)反射率曲線というモノ。
URL上のコトバを借りれば、
対象となる物体がどの波長の光をどれくらいの割合で反射させるのか表したものです。
ここで緑色をほかの色と比べてみて見ると分かるのですが、
ほかの色と比べて、少ない反射率でもきちんと近くできるのですね。
ここにはありませんが、赤や紫などは黄と同じぐらいの高い反射率がないと知覚できないようです。
したがって、ヒトの目は緑や青に対して感度が高いようです。
これが目に優しいといわれるゆえんかも。
ヒトの目は錐体(すいたい)という組織で色彩を知覚しています。
この錐体には、波長に応じてS錐体、M錐体、L錐体の3つがあります。
緑のような中波を主に担当しているのは、この中でM錐体(MはMiddleのコト)です。
http://www.geocities.jp/aji_0/color.html
そこで、Googleで「M錐体」と検索。
これによると、
赤の単色光(700nm)は、S錐体、M錐体を刺激しない、L錐体を刺激し、M、L錐体の刺激差分をM錐体<L錐体にする。
緑の単色光(550nm)は、S錐体を刺激しない、M錐体、L錐体を刺激する、M、L錐体の刺激差分はない。
青の単色光(400nm)は、S錐体を刺激する、M錐体、L錐体を刺激しない。
というコトになっています。
この3つの中からだと、緑の単色光だけが複数の錐体によって知覚されています。
というコトは、知覚に対してムリのない反応ができる、というコトなのではないでしょうか。
黄色のあたりも複数の錐体によって知覚されますが、
反射率曲線を見ると知覚するためにかなりの反射率を必要としているようなのでNGかな…。
ぜんぜん話がそれて配色の話になるんですが、黄色って一般に見にくいイメージがあると思います。
それはおそらく、白地に黄色い図を想起されているから、という面があるからだと感じます。
たとえば白い紙に黄色い文字が書いてあったら読みにくいですね。そういうコトです。
それは黄色が明度の高い色相だからです。
黒い背景ならば黄色はむしろ見やすい色になります。
ところで、背景としてよく使われる色は白と黒です(減法混色と加法混色のスタートの色がそれぞれ白と黒だから)。
そして、ある2色の組み合わせの見やすさは明度の差にもっとも大きく影響します。
というコトは、(単純化していうと)ちょうど明度が中間ぐらいの色相が白とも黒とも相性がいいといえます。
明度が中間ぐらいの色相といったら、赤系統か緑系統です。
反射率曲線、錐体、明度。
3つの観点から見やすさや目への優しさを考えましたが、
そのすべてにあてはまる有彩色は緑です。
たぶん派手な間違いはしていないと思うんですが…。
2度目の詳しい説明、ありがとうございます。
錐体の話が、説得力ありますね。
教えていただいたサイトも、専門的なもので役に立ちました。
たしかに、緑にもいろいろありますね。ビリヤード台やマージャン卓に使われる緑(「ビリヤードグリーン」と呼ばれるらしいですが)は、逆に闘志をかきたてる色だとも聞きます。
ただ、専門家の間に「緑は目によい」という説があるのは確かで、その説はどういうメカニズムにもとづいているのかな、と。(網膜と波長との関係からそれがわかると、いちばんしっくりくるのですが)
詳しい説明をありがとうございます。
ムーンとスペンサーという人たちは、初めて知りました。自分では「目」のほうからのアプローチばかりで「色彩」のことが全然わからなかったので、参考になりました。