【謎解き・メタ探偵・幕の内弁当とハンバーガー】


D菜「Sさんが新しい推理小説を読みたいって」
B美は黙って小説を書いた。


私は見知らぬ部屋で目覚めた。
「ここは?」
「あなたはメタ探偵です」
「え?」
「私は助手です。それでは事件の説明を。

 被害者は昨日、背中から日本刀で、
 左肩から右腰にかけて斬られ、死亡しています。
 容疑者としてX氏とY氏を拘留しています。犯人はどちらですか?」
「はあ?」
「メタ探偵は、これで犯人を当てられる、と聞いております」

私は頭を抱えた・・・わかるわけない!

助手は続けた。
「昼食を買ってきます。食べたいものは?」

私は首を振ると、何気なく聞いた。
「容疑者たちは何を?」
「X氏は幕の内弁当、Y氏はハンバーガーを希望しています」

私は笑った。
やっとメタ探偵のルールと犯人がわかったのだ。
(締切・15名もしくは11月9日)

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  • 終了:2007/11/10 01:05:37
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ベストアンサー

id:NAPORIN No.1

回答回数4892ベストアンサー獲得回数909

ポイント50pt

メタ探偵のルール;本当にその中に犯人がいる。つまり、助手のいうとおりにすれば間違いないものとする。


犯人;日本刀で背中から抜き打ちに切られたなら、その抜刀の向きから右に帯刀して左に切り上げたと考えられる(切り下ろすのでも左からくるのは珍しい)→どちらにせよ犯人は左利き。それを隠そうとしたらハシでしか食べられない幕の内は不利なのでハンバーガーを頼んだY氏、犯人はおまいだ!(ハシは右、刀は左で使いこなすタイプの人はメタ探偵の世界や容疑者の間には一切いないものとする)


もっとメタではちゃめちゃな回答:助手か自分が犯人。部屋にいたのは2人だけで、わたしはだれかに刀で切られて死んだあと幽霊かなにかで生き返ったばかりだった(自分で自分のことを間違えるわけはない)。自分が切られたのはまちがいないし、自分がハンバーガーか幕の内のどちらかを食べたい気分だったのも間違いがない。助手が幕の内かハンバーガーのうち自分が選ばなかった方を買ってきたらX.Yのどちらにせよ自分(とんでもない装置による自殺の可能性あり)と助手が容疑者に擬されていることは、間違いないから、助手が犯人か自分が犯人かは自分が設定に従って知っていることになる。というメタ探偵こそなしうる叙述トリック。

メタメタですんまへ~ん

id:lionfan

NAPORIN様、いつもながら名推理でした。

で、もちろん前者でOKです。

出題から一瞬で解いてしまいました。さすがー!!

2007/11/10 00:39:34

その他の回答8件)

id:NAPORIN No.1

回答回数4892ベストアンサー獲得回数909ここでベストアンサー

ポイント50pt

メタ探偵のルール;本当にその中に犯人がいる。つまり、助手のいうとおりにすれば間違いないものとする。


犯人;日本刀で背中から抜き打ちに切られたなら、その抜刀の向きから右に帯刀して左に切り上げたと考えられる(切り下ろすのでも左からくるのは珍しい)→どちらにせよ犯人は左利き。それを隠そうとしたらハシでしか食べられない幕の内は不利なのでハンバーガーを頼んだY氏、犯人はおまいだ!(ハシは右、刀は左で使いこなすタイプの人はメタ探偵の世界や容疑者の間には一切いないものとする)


もっとメタではちゃめちゃな回答:助手か自分が犯人。部屋にいたのは2人だけで、わたしはだれかに刀で切られて死んだあと幽霊かなにかで生き返ったばかりだった(自分で自分のことを間違えるわけはない)。自分が切られたのはまちがいないし、自分がハンバーガーか幕の内のどちらかを食べたい気分だったのも間違いがない。助手が幕の内かハンバーガーのうち自分が選ばなかった方を買ってきたらX.Yのどちらにせよ自分(とんでもない装置による自殺の可能性あり)と助手が容疑者に擬されていることは、間違いないから、助手が犯人か自分が犯人かは自分が設定に従って知っていることになる。というメタ探偵こそなしうる叙述トリック。

メタメタですんまへ~ん

id:lionfan

NAPORIN様、いつもながら名推理でした。

で、もちろん前者でOKです。

出題から一瞬で解いてしまいました。さすがー!!

2007/11/10 00:39:34
id:saite17 No.2

回答回数41ベストアンサー獲得回数2

ポイント50pt

Y氏が犯人です


>被害者は昨日、背中から日本刀で、

 左肩から右腰にかけて斬られ、死亡しています。

ゆえに左利き。

>「X氏は幕の内弁当、Y氏はハンバーガーを希望しています

x氏が左利きなら見て分かる。

そうでない物を頼んだならY氏が犯人

id:lionfan

saite17様、ありがとうございます。

おみごと正解です。

メタ探偵のルール推測もしなければならない問題でしたが、

簡単に解かれてしまいましたね。

2007/11/10 00:42:21
id:sakrambom No.3

回答回数517ベストアンサー獲得回数21

ポイント25pt

「幕の内弁当」や「ハンバーガー」というインスタンスに対する「メタ情報」を与える「メタ探偵」。

「和風」というクラスが「幕の内弁当」の背後に存在。

「洋風」というクラスが「ハンバーガー」の背後に存在。

ゆえに「日本刀」=「和風」なので、犯人は幕の内弁当を希望したX氏。


、、、自信なしです。解答たのしみにしてます。

id:lionfan

sakrambom様、じつかこういう解答も来るかも、と予期はしていました。

想定の範囲内、ってやつで・・・

で、こちらの想定する正解のほうが、まだしも、みなさんが納得すると思います。

2007/11/10 00:45:16
id:manabu No.4

回答回数16ベストアンサー獲得回数0

ポイント50pt

メタ探偵について

http://q.hatena.ne.jp/1145038250

メタ Wikipedia

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BF

  • 背後から左肩→右腰と斬るのは一般的な「袈裟懸け」とは逆
  • ◆よって犯人は左きき
  • 犯人は自分が左ききであることを隠したい
  • ◆よって犯人は昼食にハンバーガーを希望する

犯人はY氏。◆印をつけたあたりがメタ探偵のメタ探偵たるゆえんかと。

id:lionfan

manabu様、おみごとでした。そのとおり!!

2007/11/10 00:46:15
id:NumLk No.5

回答回数32ベストアンサー獲得回数0

ポイント25pt

背中を左肩から右腰にかけて切られている

つまり「\(バックスラッシュ)」のような形で切られている。

バックスラッシュはJIS配列では日本の円記号(¥)とも表される。

また、凶器が「日本刀」である。

この2つから、犯人が日本好きであるというメタ情報が得られる。

よって犯人は幕の内弁当を希望したXである。

id:lionfan

NumLk様、ありがとうございます。

これもこちらが想定していた、3番目の答えでした。

で、こちらの正解のほうが、みんなの納得が得られやすいと信じます。

2007/11/10 00:48:20
id:sylphid666 No.6

回答回数3302ベストアンサー獲得回数90

ポイント25pt

X氏ですかね。

メタという言葉と斬りつけ方が\なので、XもYもどちらも当てはまるかと思ったのですが、日本刀の「日」という文字を見ていて弁当箱を思い浮かべたので、幕の内を頼んだXが犯人かと思います。

id:lionfan

sylphid666様、ありがとうございます。

sylphid666様の解答はNumLk様と似たような解答ですが、

NAPORIN様、saite17様、manabu様の解答のほうを自分は推します。

2007/11/10 00:51:12
id:rikuzai No.7

回答回数1366ベストアンサー獲得回数141

ポイント50pt

とりあえず続き。

----

私は助手に更に聞いてみた。

「じゃあ二人の職業も聞いていいかしら。そうね、X氏はヤクザでY氏はサラリーマンなんてどう?」

助手は無表情の顔をぴくりとも崩さず「その通りでございます」と答えてくれた。


やっぱり。


私は「メタ探偵」ってことなんだから、これはあくまでフィクションってことだわ。

ということは別にちゃんとしたロジックは必要じゃない。

ある意味私の好きな通りの犯人を言えばいいってことだわ。

・・・でも一応フィクションだし、ある程度お約束の方がいいわよね。


「ちょっと待って」


突然上の方から声がした。

私はびっくりして辺りをきょろきょろと見回すと、

天上から白い手がこっちこっちと手招きしていた。

「ぅわ~!」

「びっくりしなくていいの。作者なんですから」

「作者?」

私が恐る恐る両手を目からすこ~しずつおろしていくと、目の前には大学生位の女性が立っていた。

「作者のB美です。そんなことはどうでもいいわ。ちょっとアナタ。あんまり勝手なことばかり言わないで頂戴。少なくともこれは『私の』メタフィクションなんだから、アナタの意思は関係ないのよ。・・・そうね、強いて言えば私の意図をアナタは酌むべきなのよ」

B美はそう一気にまくし立てると、50センチほど離れたところに立っていた助手に「すいませんけど喉が渇いたので、そこにあるマグカップにインスタントコーヒーを入れてきてください。顆粒の量はそのメーカーが推奨する比率でお願いします。砂糖とミルクはいりません」と更にまくしたてた。

・・・私は本当に主役なのかしら。

「誰が主役だと言ったの?」

「え」

いつのまにかほかほかと湯気のたてられたマグカップを手にしたB美が、私の前の椅子に座っていた。

「誰もどこにもアナタが主役だなんて書いてやしないでしょう?」

「え、だってこういう場合私が主役なんじゃ・・・だってメタ探偵・・・」

「これは私の小説です」

そうですか。と私は肩を落とすと、ため息混じりに言った。

「じゃあ作者様。私は一体どうすればいいですか」

「まだおわかりにならない?私の意図を酌んで事件を解決してくれればいいのよ」

私は「B美の意図」について考えてみた。

B美は更に言う。

「深く考える必要はないわ。だってアナタは『私の』メタ探偵なんですから。正解を知る者と言ってもいいはずよ」

私ははっきりと言った。

「では言います。犯人は助手の人!アナタね!」

「失格。私は意外な犯人を求めてはいません」

「ええと、じゃあ極々普通に。被害者は日本刀で切られたのよね。そして助手さんによればX氏は和食好み、Y氏はどっちかっていうと洋食。しかもX氏はヤクザさんときたんだから、日本つながりでこれはもうX氏が犯人よね!」

するとB美は少し眉根を寄せつつも「まぁいいでしよう」と席を立った。

「何かご不満でも?」

「せっかくなんだからもう少し情報を集めてお約束のルートを増やして欲しかったわ」

私は肩をすくめた。

「それは無理よ。だってこれを書いているrikuzaiがネタ切れなんですもの」

----

以上。全く「謎解き」という命題を無視して「メタ探偵」で遊んでしまいました。

どっとはらい~


参考

メタフィクション - Wikipedia

id:lionfan

rikuzai様、メタ探偵というものの理解は実に完璧です!!

まったくもってその通り、「作者の意図を汲む」ことが求められる推理小説なのです。

あと、ある程度強引に探偵が断定してよい、というのもメタ探偵だからなせる技で、

たとえば探偵が、犯人の見当もつかないうちから

「本日の00:00までに事件を解決します」と言い切っていたら、

本当に時限は00:00までに解決されるもの、と想定してかまいません。

小説も楽しく読みました。それでは解決編をお楽しみにー。

2007/11/10 00:57:31
id:takanoha No.8

回答回数20ベストアンサー獲得回数7

ポイント25pt

ひさびさに回答させて頂きます。

メタ探偵は探偵を超えたもの、既成の概念にしばられない探偵だと

理解しています。

今回の場合、通常ではそれだけでは犯人と出来ない場合も

どちらが犯人か特定できる事象があればOKと解釈しました。


>被害者は昨日、背中から日本刀で、

>左肩から右腰にかけて斬られ、死亡しています。


今回はこの条件で合致するものがあればOKと考えました。


まず「左肩から右腰にかけて斬られ」と二人の名前に着目しました。

つまり左上から右下に線を書くということです。しかしこれについては

XもYも一般的な書き順では左上から右下に書き始めます。そのため

これだけではどちらか特定できません。

それが下のセリフにつながります。

>私は頭を抱えた・・・わかるわけない!


次に着目するのは「日本刀で」切られていたこと。X氏は幕の内弁当(和風)、

Y氏はハンバーガー(洋風)から和風という明らかな共通項がある

X氏が犯人となります。


いかがでしょうか。

#罠にはまっているような気も・・

id:lionfan

takanoha様、ありがとうございます。

メタ探偵についての理解は、おおよそそれでOKです。

ですからあとは、文章中の伏線をすべてきれいに使い切って、

読者を納得させるような推理さえすればOKです。

takanoha様の答えも、どちらの伏線も利用しています。

ただ読者への説得力という点で、ややこちらのほうが上と思っていますがいかが。

2007/11/10 01:00:35
id:lilybells No.9

回答回数25ベストアンサー獲得回数0

ポイント49pt

ルール

メタ探偵の疑問と回答、それを踏まえた観察、考察から、

「必ず、犯人を特定できうる情報を得る。」

ことができる。

「左肩から右腰にかけて斬られ」から、犯人は左利きであることがわかる。

左利きであることがわかりうるのは昼食に箸を使うX氏である。

Y氏のハンバーガーは手でも食べる事ができるため、左利きかどうかを特定することができない。

よって犯人はX氏。

id:lionfan

lilybells様、ありがとうございます。

これはこちらが恐れていた回答の1つでした。

ある意味、出題ミスとも言えます。

ただ今回は、容疑者が各食べ物を自分で希望しています。

ですから、わざわざ自分が左利きだとバレるような注文をするはずがない、

と考えて欲しかったのでした・・・。

2007/11/10 01:03:27
  • id:lionfan
    ------【メタ探偵・幕の内弁当とハンバーガー・解答編・その1】------

    D菜は不思議そうに尋ねた。
    D菜「本当にこれだけで犯人がわかるの?」

    B美は微笑んだ。
    B美「この情報だけで解ける、って知っているからこそ、
       メタ探偵なのよ」
    D菜は質問した。
    D菜「メタ探偵って何?」

    B美は説明した。
    B美「自分が推理小説の中にいるって理解してる探偵のこと」

    D菜はよくわからない、という顔をした。B美は続けた。
    B美「たとえば数学の問題があって、半径rの円があり・・・とかいろいろあって、
       選択肢に (a) r/2 (b)r/4 (c)r/8 って書いてあったら、
       この問題の答えは(a)~(c)のどれかだ、と決めてかまわないでしょ?
    D菜「うん」

    B美「現実社会の問題は、答えがあるとは限らないし、
       解くための材料も自分で見つけ出す必要がある。
       余計な情報も混じってるかもしれない。

       でも、数学の問題として出題されてたら、
       そういう可能性は考えなくていいじゃない?。

       問題文にわざわざ書いてあるからには、その条件は必ず使う。
       書いてない条件を使わないと解けないような問題は、
       決して出されない、と思っていい。

       詰め将棋で言えば、余計な駒はいっさい置いてないし、
       かならず詰むように出来ている、ってことね」

    D菜はうなずいた。
    D菜「もちろん。だから?」

    B美は説明した。
    B美「同じように、この小説では、犯人はX氏かY氏かどちらか、って、
       頭から決めてかかってかまわない。
       だって助手がそう言ってるんだもんね。

       被害者の年齢や性別すら書いてないでしょ。
       だからそれらの情報は、答えにはまるっきり関係ない、
       ってこともわかる」

    D菜はあいまいにうなずいた。
    D菜「まあ、わからなくはないけど・・・もう少し教えてくれない?」

    B美は親切に説明した。
    B美「被害者の年齢とか性別とか、
       いっけん、すごく重要な情報がない割には、
       斬られ方の説明が異様に詳しいと思わない?」

    D菜は問題文を読み返すとうなずいた。
    D菜「背中から、とか、左肩から右腰に、とか、
       妙にしっかり書いてあるわね」

    D菜は何か思いついたようだった。
    D菜「ひょっとして、昼食が幕の内とかハンバーガーっていうのも重要なの?」
    B美はうなずいた。
    B美「最重要よ! 『何気なく尋ねた』って書いてあるでしょ。

       推理小説で探偵が『何気なく尋ねた』ら、
       その返事は100%、重要な情報と決めつけていいの。

       推理小説では、
       テレビをつけたら事件に関係するニュースが流れるし、
       助手が何か軽い失敗をしたら、それを見た探偵は、何かひらめくものよ。

       で、そういうことをわかっている探偵こそ、メタ探偵なの」

    D菜は確認した。
    D菜「ええっと、今までのことをまとめると、

       [1] 被害者は背中から、左肩から右腰にかけて斬られている
       [2] X氏かY氏が犯人である
       [3] X氏は幕の内弁当を希望し、Y氏はハンバーガーを希望した、

       ってことだけで、犯人を推測できるはずだし、
       推理しちゃってかまわない、ってことね?」

    B美はうれしそうに言った。
    B美「よくわかってるじゃない。そのとおりよ」
  • id:lionfan
    ------【メタ探偵・幕の内弁当とハンバーガー・解答編・その2】------

    D菜は10分ほど考え込んだ。
    D菜「犯人は左利き、って考えていい?
       右利きの人が刀を振り下ろしたら、ふつう、左下がりに斬るもの」

    B美は頷いた。
    B美「うん。それで謎の半分は解いてる」

    D菜はさらにがんばった。
    D菜「私が犯人だったら自分が左利きなことは隠す。
       だって死体を見れば、犯人が左利きってバレバレだもん。

       だからランチも、自分が左利きってバレないものを注文する。
       箸をつかう幕の内弁当より、ハンバーガーを頼む。
       だからY氏が犯人。これでいい?」

    B美は拍手をした。
    B美「正解!」

    D菜は興味を持った。
    D菜「私もメタ探偵の推理小説、作っていい?」
    B美「どうぞ」

    D菜が考え込んでいるところにF吉が来た。
    F吉「やあ、何やってんの?」
    D菜は叫んだ。
    D菜「思いついた! F吉、質問よ。

       2月中旬のこと、ある高校生が殺害されました。
       犯人は同じクラスのX男かY子の、どちらかです。

       さて、どっちが犯人で、殺害方法は何でしょう?」

    F吉は目を丸くした。
    F吉「え? え? わかるわけないだろ?」

    D菜は尋ねた。
    D菜「B美はわかる?」

    B美はくすくす笑った。
    B美「被害者の性別も当てさせるようにすれば、
       問題はもっと簡単になるわね。

       さらにヒントを出したいなら、
       悩むメタ探偵を見かねて、助手にこう言わせて。

       『気分転換におやつでもどうでしょうか。
        何か甘いものも持ってきます』って」

    D菜は不安そうに言った。
    D菜「この問題、かなり強引な推理だけど・・・」

    B美は慰めた。
    B美「まあ仕方ないわ。それがメタ探偵なんだから。

       でも出題者は、回答者の示した答えが、
       すべての複線をきちんと拾っていて、
       しかも自分が想定していた答えより鮮やかなら、
       そちらを正解にしてあげてね。

       自分の証明よりも、より短く鮮やかな証明があれば、
       そちらのほうが望ましいでしょ?」

    D菜はうなずいた。
    D菜「そうする」

    B美は、モ ニ タ の 前 の あ な た にお辞儀をして言った。

    B美「メタ探偵の推理が強引でも、
       あんまり細かいこと言わないで、広い心で受け入れてあげてね。

       あと『はてな』でメタ探偵ものを募集するから、
       思いついたら、ぜひ応募してね。待ってるわ!」

    F吉は不思議そうにD菜にささやいた。
    F吉「B美のやつ、いったい誰に向かって話してるんだろうな?」

    ------【メタ探偵・幕の内弁当とハンバーガー・終わり】------
  • id:lionfan
    メタ探偵小説の募集質問を立てて来ました。
    http://q.hatena.ne.jp/1194625530

    何か思いつかれた方、ぜひご応募を。
  • id:takanoha
    こんにちは。
    メタ探偵を少し勘違いしていたようです。
    それにしても左利きはまったく気づきませんでした。
    くやしい限りです。

    ちなみにD菜の問題は
    Y子、毒殺とかでいいんでしょうか?

  • id:kuro-yo
    メタ探偵(「名探偵」とかけてる?)というのが、僕はてっきり謎の解決の仕方がメタな探偵なんだと思っていたんですけど、そうじゃなくて、探偵そのものがメタだったんですね。そこに思いが寄りませんでした。

    …まぁ、敢えて欠点を指摘するなら、右利きの人が無理に左利きの振りをして犯行を行い、そして自分が右利きである事をアピールするために、幕の内弁当を頼んだ…とも言えますよね。隠す事ができるのと同じように、間違った結論へ導く事も、可能性としてはあります。

    ですので、そういう可能性は考えなくて良い、というルールが時には必要かもしれません。
  • id:lionfan
    takanoha様、ありがとうございます。
    D菜の問題は、もちろんY子、毒殺でOKです。
    みごと正解にたどりつかれたみたいですね。

    kuro-yo様、実はネーミングが、
    かならずしも適切ではなかったかと、ちょっと反省中なのです。

    で、こちらの想定では、あんまり複雑なことは考えなくて良い、と想定しています。
    複雑なことが起きている場合は、それを示す記述をすべきなのです。
    それがない限り、素直な状況を想定してかまわない、と考えています。
  • id:takejin
    うーん。
    剣道2級の息子に聞く。
    「竹刀を振り下ろすとき、右胴と左胴どちらを狙う?」
    ちょっと考えて、
    「どちらも同じ、隙があるほう」
    「どっちでも同じように払えるの?」
    「大丈夫!」
    という。
    剣道教室の居合いの達人の先生に聞く。
    「真剣で切るとき、左斜めと右斜め、どちらが普通ですか?」
    「どちらも同じにできんといかん」
    という。
    切り口の方向では、利き手はわからんのです。
    ここで、たぶん利き手の話で進めればよいのではないかと思ったのですが、上記理由で特定できないと考え様子を見ることにしました。

    また、利き手がばれるのが恐いなら、背中から切るんだから逆手でもいいんじゃない?とも思えますね。
    今回はちょっと「待ち」でした。
  • id:lionfan
    takejin様、了解です・・・が、率直にいって、現実はほとんど関係ないのです。

    ドジな男のすぐ先にバナナの皮が落ちていれば、物語的に起きることはただ1つです。
    たとえ現実世界ではそうなる可能性が0.001%であろうと、そんなのは関係ないのです。

    メタ探偵シリーズでは、「現実の世界で実現性が高く合理的な推理」ではなく、
    「物語の世界でいかにも起こりそう」と「みんなが納得してくれそうな」解釈をする必要があって、
    ですからあまり高度な推理は求められません。
  • id:takejin
    趣旨は理解しました。
    で、ためしに書いてみましたよ。
    結構難しいです。特に、伏線を使い切る「本格推理小説」が、あまり好きじゃないので。(でも、読んでる。って実は好き・・・・・なのかなぁ)

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