http://q.hatena.ne.jp/1162884359

こちらの質問から思いついたのですが、天才や奇才と呼ばれていて、私生活や性格が極めて常識的、平穏無事だったような人を教えてください。文化、学問などんな分野でもかまいません。
ちなみに、質問者はカントぐらいしか思い当たる人がいません。

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  • 終了:2007/11/13 17:07:26
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回答8件)

id:sakrambom No.1

回答回数517ベストアンサー獲得回数21

ポイント18pt

作曲家のモーツァルトの人生も、「常識的」で「平穏無事」だったといえるのではないでしょうか。

モーツァルトは「天から聞こえてくる調べを一気に書き記す」という形で作曲をしました。苦渋の中から曲を絞り出すのではなく、淡々とした作曲活動であったことがうかがえます。友人に宛てた手紙には、ユーモラスな一面も見られるということで、「不可解な」性格ではなかったようです。

id:Sucker

下品な手紙を書いたらしいということを聞いていたので少し驚きましたが、当時は冗談として通用したというウィキペディアの記述を見て誤解が解けました。洒落者で快活な人だったのですね。

なるほど「常識的」で「平穏無事」の範疇だと言えそうです。ありがとうございます。

2007/11/06 18:08:24
id:sougetsu No.2

回答回数519ベストアンサー獲得回数15

ポイント17pt

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%B...

画家アンリ・ルソー

元祖ヘタウマ・アーティストとして有名ですが、職歴は税関のノンキャリ職員を20年というクソ真面目なタイプ。

本人の意思に反して、大人気になって、国際的に影響を与えてしまったヒト(特に日本人芸術家に大ウケ)。

ただし晩年、ある詐欺容疑で拘留されていますが、これは真面目なヒトが悪人に上手く利用されたという感じなので「可」としてあげていただきたいところ。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B...

哲学者マックス・シュティルナー

表の顔は、お嬢さま学校に勤める大人しくて目立たない教師。

裏の顔は、超エゴイズムを説く過激な哲学者。その著書は多くの思想家に影響を与えた。

あ、でも晩年は人生上手くいってないですね。

あんだけ言いたい放題だったら、しょうがないか。。。

id:Sucker

>ルソー

忘れてました。生前あまり評価されなかった才人というのは多いですが、ルソーはそのなかでもわりと穏やかに生きた人のようですね。

>シュティルナー

名前を知りませんでした。凄い哲学ですね。が……素寒貧で死んで遺体の引き取り手が無いというのは少し個性的過ぎるような気が。常識的な死に方というのも変な言葉ですが。

回答ありがとうございます。

2007/11/07 03:52:14
id:pasosavi No.3

回答回数761ベストアンサー獲得回数28

ポイント17pt

クラシック音楽の大家、ということであればドボルザークかと

http://www1.bbiq.jp/hiroko22/Da_mu/m.Dvorak.html

ドヴォルザークの写真や絵を見ると、髭とギョロリとした目玉が印象的だが、彼は典型的な朝方の芸術家で、早寝早起きを励行し、毎朝4時に起きて仕事を始めたという。家族に対しては良き夫であり、良き父であり、芸術家にありがちな奇行や偏屈なところがほとんどなかった。良妻に恵まれたことが、なによりの幸運だったのだろう。


※ごめんなさい、1.の方。モーツアルトは小生も嫌いではないのですが…

 http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%83%A2%E3%83%BC%E3...


余談:

この人によると比較的まともなクラシック音楽の大家としてさらに「バッハ」および「ハイドン」が挙げられています。

http://homepage1.nifty.com/hyb-music/composer.htm

ただ、バッハは間違いなく「天才」なのですが、生存中はテレマン等の人気に勝てずに職を得られなかったり、晩年は冷遇というほどではないもののポリフォニーな音楽様式に飽きてしまった当時の人々からその音楽史上屈指の才能を正当に評価されなかったりと、生前(少年時代を除く)に大々的に「天才」扱いされなかったので「奇行」が「発症」しなかっただけなのかもしれない、などと思ったりします。ハイドンは凡才では決してないのですが、「天才」「奇才」という言葉にかなう人ではないような気が(「交響曲の父」みたいな称号がありますがベートーベンが交響曲で行なったことでそれ以前のいわゆる交響曲はほとんど意味がなくなってしまいましたので)。もっともドボルザークも「天才」「奇才」の程度からすると上には上が当然いますし、加えてもしヨーロッパにずっといて先人のスメタナやほぼ同時期のブラームスやワーグナー/マーラーや他の国民学派の「天才」「奇才」(ムソルグスキーとか)がいなかったら人々から否応なく担ぎ出されて、その過度の期待と自らの才能のために破綻していたのかもしれませんが…

id:Sucker

>ドボルザーク

なるほど、善人だったようですねえ。鳩好きや鉄道好きというのもいい趣味です。

>モーツァルト

奇行なのかユーモアなのかわからなくなってきました。さすがは神童です。

>バッハ、ハイドン

バロックの人たちはカテゴリとは逆に人格が歪んでない気がしますね。芸術家というより職人で、自分を無闇に苛めなかったようなイメージがあります。経済的な意味でも。

>奇才天才の程度

主観的な話ですが、もし

バッハ、モーツァルト、ベートーベン他>越えられない壁>ハイドン、ドボルザーク他

だとしても、私からするとドボルザークもハイドンもちろん天才のうちに入りますねw

クラシックについての情報ありがとうございました。

2007/11/07 08:13:48
id:minkpa No.4

回答回数4178ベストアンサー獲得回数55

ポイント17pt

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E5%BF%9...

松本人志

お笑い界の天才と言われていますが、どん兵衛が好物だったり、かといってお金を全然使わないわけでもなく、至って普通の生活をしています。

id:Sucker

そうですね。作るものも、テレビ上での振舞いも独特で、間違いなくひとつの才能の持ち主だと思いますが、私生活でのゴシップとかほとんど入って来ませんからね。

お笑いにはあまり詳しくないので盲点でした。ありがとうございます。

2007/11/07 03:56:01
id:nofrills No.5

回答回数874ベストアンサー獲得回数159

ポイント17pt

「平穏無事、常識的」の定義次第なのですが、思いついた人として、17世紀スペインの宮廷画家で、大出世して最後は貴族にまで列せられたディエゴ・ベラスケス。テレビ番組の「美の巨人たち」を見たときに、「なんと世渡り上手な」と思いはしたのですが、経済的・社会的に自分をいい位置に持っていくことを優先させて大成した人、と言えるのではとも思います。早世することもなく、60歳まで生きています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A8%E3%82%B...

http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/051022.htm


あと、イタリアの「天才」のひとり、ラファエロが、多くの偉い人に寵愛され、(ミケランジェロやレオナルドと比較して)「波乱」のない人生を過ごしているはずなのですが、結婚はしていませんし、37歳という年齢で亡くなっています(ヴァザーリによると「女遊びが過ぎたせい」だそうですが)から、ちょっと外れるかもしれませんね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A...


日本では、「平穏無事」というより、そこを突き抜けて「浮世離れ」の域に達しているのですが、伊藤若冲はどうでしょう。京都の青物問屋の御曹司でありながら、商売には興味がなく、一方で酒や女性にも関心がなく、散財することもなく、結婚もせず、40歳でご隠居になったあとは絵に専念し、85歳の長寿。穏やかな性格の人であったとどこかで読んだか聞いたかした記憶があります。でも絵はすごいんですよね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E8%8B%A5%E5%86%B...

http://www.shokoku-ji.or.jp/jotenkaku/treasure/index_04.html

id:Sucker

>ベラスケス

忍従、といっていいのでしょうか。王との付き合い方はまさに常識人のようです。「道徳的良識の鑑」という評価はすごいですね。

>ラファエロ

ルネサンスの知名度ベスト3ですね。太宰治や有島武郎のような事件を起こさなければ、女好きというのはかえって「常識的」の範囲に入るものなのかもしれないと思っています。また、近代の人でなければ夭折した人でも「平穏無事」と言ってもいいかもしれません。ぎりぎりOKで。

>若冲

若冲の絵には圧倒されますね。しかし隠者のようなイメージが強くあります。次点ということで。


どうも「平穏無事」「常識的」の定義をしていないのはこちらの落ち度でした。それほど深く考えていなかったのですが、その時代や場所で私の想像する「世間」(日本以外に「世間」は無いという意見はここでは置きます。)なるものから離れているかいないか、という点が私の中ではポイントになっているようです。ですから、人付き合いもしたルソーやカントよりも、独り穏やかだった若冲のほうが少し私の聞きたい天才像から外れているかと。あいまいで申し訳ないのですが、汲みとっていただければ。

絵画の天才たちについての回答ありがとうございます。

2007/11/09 02:42:37
id:shotaroh5663 No.6

回答回数10ベストアンサー獲得回数2

ポイント17pt

 後漢を打ち立てた劉秀はどうでしょうか?日本では知名度は低いですが、中国統一後も粛清をすることなく、温和な人物だったようです。人物像について、wikipediaからの引用です。業績等についても、wikipediaをご参照ください。

 帝位に即いて後、光武帝が彼の育った地方を巡った時、宗族の叔母たちは酒が回って上機嫌で共に語って「文叔は若い頃、慎み深くて、人と打ちとけて付き合う事がなかった。ただ生真面目で柔和なだけだった。今やこのような皇帝である」と言った。光武帝はそれを聞いて笑って「我は天下を治めるも、また柔にて行わんと思う」と言ったという。

 性格は、温和・質素で農作業に熱心な姿は、兄の劉縯から劉邦の兄(=農民の劉仲)と見立てられたが、光武帝は極めて胆力のある人物でもあった。 庶民に落された舂陵康侯劉敞の田租のことで時の大司馬厳尤に堂々と陳情したり、兄劉縯の賓客の起こした事件に巻き込まれたこともある。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%89%E6%AD%A6%E5%B8%9D

id:Sucker

歴史上の英雄ですか。そういった人たちの伝承は勝手に良くなることも多いとは思いますが、反証もよく見ますし、疑ってたらきりがないですね。

ぐぐって見たところある意味皇帝らしくない逸話ばかり出てきて微笑ましかったです。

ありがとうございます。

2007/11/09 18:04:59
id:shincyan_98 No.7

回答回数34ベストアンサー獲得回数1

ポイント17pt

歴史上の人物ではありませんが、奇人のうちに松田伸治という男がいるそうです。〈自分?〉

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%BE%C5%C4%BF%AD%BC%A3

id:Sucker

お答えありがとうございます。shincyan_98さんのさらなるご活躍をお祈りします。

2007/11/12 23:55:23
id:shotaroh5663 No.8

回答回数10ベストアンサー獲得回数2

ポイント10pt

> 歴史上の英雄ですか。そういった人たちの伝承は勝手に良くなることも多いとは思いますが、反証もよく見ますし、、、

なるほど、歴史上の英雄は、一面的に判断してはならないんですね。

たしかに朱元璋などは、優しい顔つきの肖像画とやたらと怖い顔つきの肖像画が存在しますしね。

ありがとうございます、勉強になりました!

  • id:shotaroh5663
    shotaroh5663 2007/11/13 03:46:27
    誠に申し訳ありません、誤って回答欄にコメントを残してしまいました。
    蛇足とは思いますが、誤って回答したものには、ポイントは結構ですので、なにとぞよろしくお願いいたします。

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