「街を見渡せば、100通りの家族に100通りの家。家をのぞいてみれば、それぞれの暮らし振りが面白い!」と展開してきたイエルポタージュ・コーナー“イエ・ルポ”の続編。
“イエ・ルポ 2”では、特にマチとイエ、人と家族のドラマやものがたりを語らっていきませんか?愛するマチ、好きな風景、家族のエピソード、イエでの思い出…。あったかい、ユニークな、心に残っているお話、みなさんのマチやイエならではのお話が集まって、「イエ・ルポ」本が実現するとうれしい!毎回のテーマに沿って、あなたのイエとマチのルポ、お待ちしています!
イエ・ルポ 2 #001 THEME「今なら笑える!あなたのお仕置きの思い出」を教えて下さい
ルポ例はコチラ
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20071109
プレゼントはコチラ
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20071028#Repo2
※今回の「いわし」ご投稿は11月15日(木)正午で終了とさせて頂きます。
厳しさ=優しさを証明するようなエピソードですね。
お稽古の思い出は、一生の宝物ですね。
本当ですね。優しさと一体になった厳しさが瞼を熱くします。そして頭ごなしに叱るのではなく、こんなに素直に厳しい稽古についてこられたのだから、その素直さをほかのところにも生かしましょうと諭すお母様はすばらしい。しつけというより、人格を育てるやり方に感動しました。しつけというと押さえつけるということと一緒になりがちだと思うんですが、このお母様は逆ですね。お仕置きだけで踊れるようになってしまったというところで笑ってしまいましたが、きっと今は踊ることが楽しいと思います。これこそ今なら本当に楽しく笑えるお仕置き談ですね。
厳しさの後には抱き寄せて、よくこの稽古についてきたねと褒めてくれる。ここに私は感動しました。そしてただ厳しさで威圧する叱り方ではなく、子供の良い点をちゃんと見抜いてそこに働きかけてくる。すばらしいと思います。伝統の世界で人としてのあり方を磨いてこられた人らしいなぁと思いました。すばらしいお母さんですね。
やさしさをもった厳しさですね。すばらしいと思います。
お仕置きをしてもらうことで、日舞も覚えられる。これは宝だと思います。
これって、とても厳しいですけど、
その厳しさについていけることをほめるっていうやり方ですよね。
子供は「だめだだめだ」と言われ続けていると自分に自信を失って、
だめじゃない子まで、どんどんだめになってしまいます。
でもSweetJellyさんのお母様は逆にほめて自信を付けてくれるんですね。
とってもすばらしいやり方だと思います。
凛とした気の漂う、スカッと筋の通ったお母様という印象を持ちました。
厳しい時は厳しく、そして優しい時には抱き寄せてくれる。
観音様のお心は大慈大悲といいますが、そんな厳しさと優しさを併せ持ったお母様から、
SweetJellyさんはきっとたくさんのことを学んで大人になってきたのだろうと思います。
お母様は踊りのお師匠様であると同時に、きっと人生のお師匠様でもありますね。
慈も悲も共にいつくしみの心を表す言葉ですが、慈とは他者に楽を与えること。優しさを表します。悲とは他者の痛みをわがものとして感じそれを取り除こうとすること。これには強さが必要です。ですから時に「悲」は己に対しても他者に対しても厳しさを伴うことがあります。
たとえば修復不能なほど侵食されてしまった虫歯は抜く。歯の痛みを知っていてそれをわがことのように理解できるならば、歯痛で苦しんでいる子がいれば、恐いから嫌だとどんなにぐずっても、無理矢理にでも歯医者に連れて行くでしょう。こういうのも「悲」の一つだと思います。
そして歯医者に着いたら包み込むような愛情で子の不安を取り除いて治療に臨めるようにしてあげるし、終わったらよく頑張ったねと褒めてねぎらってあげる。これは「慈」の方だと思います。
こんなふうに慈と悲が一体になってこそ愛。そういうことなのだろうと私も思います。
SweetJellyさんのお母様は、まさにそんな方なのですね。そういうお母様の薫陶を受けて育ってきた娘さんは、きっとそれをしっかりと受け継いでいらっしゃると思います。まさにお母様が人生の師。素晴らしいですね。
ってか、私も日舞は結構好きなんです。自分では全く踊れませんが(^-^;
いつか機会があったら、お母様直伝の踊りを一度拝見させて頂きたいですねー(^-^)
母は、お弟子さんはとっていませんが、なんと日舞の先生になれる資格を持っています。私は大変なわがままな子供で、なかなか親の言うことを聞きませんでした。そうするといつもお稽古するよと言って、私に無理矢理踊りの稽古をさせるのです。
母の稽古はとても厳しく、何度も何度も、そこ違う、何度言ったらわかるんだいなどと怒鳴られます。べそをかきながらやっとできるようになると、母は私を抱き寄せて、お前はこんな厳しい稽古についてこられるほど素直な子なのに、なぜさっきはお母さんの言うことを聞けなかったんだい、と諭してくれるのです。今思えばいい母ですが、やはり子供にとっては恐い恐いお仕置きでした。
かなり大きくなってからも、母の言うことが素直に聞けないと、そろそろ踊りの稽古をしようかねと脅かされました。おかげさまで今ではちょっとくらいなら踊れます。お仕置きだけで踊れるようになるなんて、私がどんなに悪い子だったかよくわかります(笑)。