アトランティックのスワップポイントが、
現状で「EUR/JPYの買い」の方が「USD/JPYの買い」を上回っています。
ということは、EURがUSDに比べ、JPYとの金利差が大きい=金利が高いということかと思うのですが、
「EUR/USDの買い」はスワップがマイナスなのは何故なんでしょうか?
参考URL;http://www.afco.co.jp/doc/b0203.html
買いポジションでスワップポイントを支払っている場合、買っている通貨(左側)の方が金利が低いということになります。
EUR/JPYの場合、左側のEURの方が金利が高いため買いポジションの場合のスワップポイントはマイナスではなくプラスになります。
USD/JPYも同様です。
しかしながらEUR/JPYとUSD/JPYの買いスワップポイントを見比べるとEUR/JPUの方が大きいですよね。
これはEUR/JPYが高金利だからというわけではなく、EUR高円安だからです。
USDの金利自体はEURの金利を上回っているんです。ただ円高ドル安なため、EURより安くなっているだけです。
具体的には
EUR__4.0%
USD__4.5%
JPY__0.5%
です。
http://www.traderssec.com/invest/forex/fx_kinri/fx_kinri_ichiran...
EUR/USD = 4.0:4.5 = 左側の通貨の方が金利が低い
なので買いスワップはマイナスになります。
「EUR/USDの買い」のスワップは、(10000ユーロに付く利息)マイナス(10000ユーロ相当のドルに付く利息)です。なので、
通貨ペア | 売り | 買い | スワップポイント通貨 | 外為レート |
USD/JPY | -135 | 130 | JPY | 111.00 |
EUR/JPY | -150 | 144 | JPY | 162.50 |
EUR/USD | 0.41 | -0.46 | USD | 1.4640 |
とすると、「EUR/JPY」と「USD/JPY」のスワップからは、「EUR/USD」のスワップは、
144 - 130 x 1.4640 = -46 (円ベース) = -0.42 (ドルベース)
と計算できます。
全部買い側のスワップを使ったこと、スワップにそもそも売りと買いでレートの違いがあることから、ぴったりとは行きませんが、マイナスになることは確認できます。
EURのほうがUSDよりも金利が低いからです。
それではなぜEUR/JPYがUSD/JPYよりスワップポイントが高いかというと
購入総額がEURのほうが高いからです。
例を挙げると、年間で金利がそのままつくとして
1USDは1年当たり¥499.5(111*4.5)1EURは1年当たり¥650 (160*4.0)になります。
なるほど、皆さん説明の仕方は違えど、仕組みは理解できました!ありがとうございます!