デカルトの言葉、あるいはことわざのようです。
この言葉の意味をご存知の方、どうか教えてください!
デカルトの方法序説の幸福について述べた文章に出てくる言葉です。
こちらの説明がわかりやすいです。
http://ameblo.jp/tricky-days/day-20060608.html
中国やメキシコが自分の領地でないことを悔やむ人はいない。あるいは、ダイヤモンドでできた身体や、鳥のような翼を切望する人もいまい。それと同じように、僕らは「必然」に従うことを「徳」と考え、生きるべきなのである。
つまり、生まれの不幸を嘆くよりも、努力することが大事という意味。
方法序説 デカルト著
「必然を徳とする」 ・・・つまり、いくら良いものでも、われわれの外にあるものはすべて等しく自らの力から遠く及ばないとみなせば、生まれつきによるような良きものがないからといって、自分の過ちで失ったのでなければ、それを残念とは思わなくなる。中国やメキシコの王国が自分の所有でないことを残念に思わないのと同じように。
http://blog.livedoor.jp/yfa65904/archives/390356.html
必然を徳とすることについて。運命よりむしろ自分に打ち克つように、世界の秩序よりも自分の欲望を変えるように、つねに努めること。一般に完全にわれわれの力の範囲内にあるものはわれわれの思想しかないと信じるように自分を習慣づけること。したがって、われわれの外にあるものについては、最善を尽くしたのち成功しないものはすべて、われわれにとっては絶對的に不可能ということになる。そして、わたしの手に入らないものを未来にいっさい望まないこと。
ありがとうございます。
「必然を徳に化する」よりも「必然を徳とする」という言い回しの方がメジャーなようですね。
「わたしの手に入らないものを未来にいっさい望まないこと」というのが何とも潔くて、感嘆してしまいます。
しかし、昔なら「手に入らなかっただろうもの」がどんどん「手に入るかもしれないもの」になってきている現在、スッパリと諦めることはより一層難しくなった気がします。
ありがとうございます。
面白い例えですね。
確かに、今を受け入れ、足ることを知るのが幸せを感じられるかどうかのキーポイントだと思います。
「方法序説」、持ってはいるけど積読でした・・・。
読んでみます。