柊の小枝と焼いた鰯の頭を門口に挿す習慣です。
参照:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%8A%E9%B0%AF
(Wikipedia:柊鰯)
今現在でも、この風習が盛んな地域などはあるのでしょうか?
Wikipediaでは奈良となってますが…
諺(いわしの頭も信心から)になるほどに古い風習ですから、全国的にあるものだと思いますが(都会では見ませんし、鹿児島のご出身の方は「知らなかった」と書いておられますが)、ブログなどで「場所」がわかるものだけ拾ってみました。
「生まれ・育ち共に名古屋」という方のブログの2007年の節分の記事。
http://slipstream.mediacat-blog.jp/e3760.html
愛知県にお住まいの方のブログ。
http://blog.livedoor.jp/yksa1010/archives/51316199.html
今日、お買い物に行ったら、節分用の「ひいらぎ」などが売っており、毎年、こんなのを飾ったことはないけれど、何となく飾ってみようかなあと思って買って来ました。
子供のころ、祖母が焼いたイワシの頭を持って外へ出て、「お~寒い寒い・・」と言いながら節分の飾りつけをしていたのを思い出します。
横浜にお住まいの方のブログ。
http://blog.goo.ne.jp/since2600/e/6f5d2a4b89cb1bb9c138827a160d09...
年が明けて節分になったら、
ヒイラギの枝にイワシの頭を刺して玄関に吊るして鬼除けにしよう。
奈良県についてのブログ。
http://nishikinoototoya.kyo2.jp/e11480.html
その節分に鰯を食べるのは
頭をヒイラギにさして家の軒に飾ると鬼が・・・とか、鰯を焼く煙を鬼が嫌う
って言う話ですやろね。
奈良に行ったとき、新薬師寺界隈の民家が本当にそうしたはりました。
関西の「ブログ+生活情報ポータルサイト」の「フルルKansai」の項目。
http://www.fururu.net/keyword/%C0%E1%CA%AC
それぞれどちらにお住まいの方か、この画面ではわからないのですが:
うちの近所の奥さんは、毎年、きちんとイワシの頭とヒイラギを玄関につけてはりますよ。
子供のころヒイラギの枝の先にいわしの頭差したものを玄関と勝手口に飾ってました。
京都。
http://www.b-shoku.jp/modules/wordpress/?author=902&m=20060203
イワシの頭はヒイラギにつけて戸口に下げます。
http://www.osakanews.com/mite-mite-kansai/mite030130.htm
鰯(いわし)の頭をヒイラギの枝に刺し、軒下にぶら下げる厄除けも欠かさない。
長野県の佐久。
http://shinshu.fm/MHz/82.40/archives/0000215869.html
千葉県。
http://www.chibakensyuhan.co.jp/eriazyouhou/nakamurayuka/nakamur...
徳島県小松島市。
http://www.minamiko.ed.jp/index.cfm/13,687,28,html
茨城県土浦市
http://artstudiohiro.mo-blog.jp/hiro/2007/02/post_51ea.html
また愛知県ですが、見つけたので書いておきます。半田市と春日井市。
http://hicbc.com/tv/soranavi/kachouhuugetsu/20070203/index.htm
http://www.kasugai.ed.jp/kamiya-e/mukasinokurasi/nenntyugyouzi/h...
愛知県のどこか。
http://www.eisai.co.jp/museum/curator/column/070202c.html
この時期にヒイラギの枝に鰯の頭を刺したものを戸口に立ててあるのを見かけたことはありませんか?私は子どもの頃に、大家族の友人宅の門にこれがついているのを見つけてとても不思議に思い尋ねた記憶があります。鰯にヒイラギをさしたものは、魔よけのお呪いでした。鰯を焼いたので「ヤイカガシ」「ヤキカガシ」と呼ばれました。「焼き嗅がし」からきているようです。ヒイラギは家をのぞきにきた鬼の目をさすとされ、魔よけとして家の敷地の鬼門に植えるとよいといわれます。
「ヤイカガシ」は東広島でも言うようです。
それから、こちらのブログのコメント欄に「こちらでも節分の日にイワシの頭を竹串に刺し、唾を吐きかけて焼いたのをヒイラギの葉と共に門口に刺します」というコメントがあります(投稿者さんのサイトでどの地域にお住まいの方なのか確認できるかと思います)。「毎年玄関にイワシの頭をつけて飾るために、ヒイラギの枝を買います」という方もおられます(プロフィールからメインのサイトに飛んで、「注文方法」のところで地域が確認できます)。徳島を含む関西圏では、ヒイラギを「鬼の目突き」というそうです。あと、地域がどこなのかがわかりませんが、お寺さんで準備している「ヒイラギといわしと豆」の写真のあるブログも。
また、おそらく神戸だと思いますが、スーパーの店頭の「節分いわし」コーナーの写真があるウェブページがあります。
全国展開しているスーパーに、「ヒイラギとイワシの節分セット」を扱っている地域について尋ねてみても、いろいろとわかるかもしれませんね。
おまけ:
静岡の伊豆の土肥温泉に伝わる昔話。米のとぎ汁も一緒に置くという風習のようです。
http://www.toi-onsen.com/tekisuto/aki-toku/bungaku/mukashi/part0...
もうひとつおまけ:
http://basedonatruestory.com/ldk/archives/07/02/003821_setsubun....
節分にヒイラギを玄関にかざり、邪気を追い払うという習慣をネットで調べてみたら、ヒイラギの枝にさらにイワシの頭と十三月と書いた紙を刺す地方もあるとか。
http://www.h4.dion.ne.jp/~ishii/03.htm
奈良市新薬師寺付近
さいたま市南区文蔵
川口市樋の爪
北区炎天寺の本堂
新宿区百人町
中央区銀座
名古屋市那古野
などの例が写真つきで掲載があります。
コメント(1件)
わたしは去年の今頃、千葉の成田山のまわりにある旧家で柊鰯を見ましたよ。
新暦の正月から飾るんだなって感心しました。
昔は立春正月だった可能性もあるので、そういうこともあるんだなーと。