やっぱり芸人さん達の楽屋用語的なトコロにルーツがあったりするのでしょうか・・・??
いろいろ諸説があるとおもいます。
ひとつは漫画用語から来た説。
手塚治虫の編集者が、漫画の描画技法でインクで真っ黒に塗りつぶされた部分を「ベタ」と名付けたそうです。ベタ塗りといった呼び方がついてます。
塗りつぶし作業は高い技術を要求されないのでアシスタントがたいてい担当します。
そこから転じて、アシスタントレベルの行為から、ベタという言葉がひとり歩きした。
二つ目は「下手」という言葉が転じてベタになったという説。
これは言葉遊び的な感覚ですね。
三つ目はベター(better)という英語から来た説。
もっともいいベストではない事が、誰でもそこそこできる、という意味合いで使用されたのでは
ないか、という説。
どれもありえるようで、はっきりしません。
左官用語の「ベタ塗り」が語源のようです。
ベタ塗りは左官仕事では誰にでも出来る簡単な作業だったようで、転じて誰にでもできる簡単な作業の意味を持ち、ありきたりであることを示すようになったようです。
そして笑いの「ベタ」とはありきたりであたりさわりのない無難なネタという意味で使われています。
http://park.geocities.jp/quest556/mame/mame2.html
べた
「べた」の語源は壁や漆喰を満遍(まんべん)無く塗る事から。誰にでもできる簡単な作業。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D9%A5%BF
ありきたりであること。そのさま。
お笑いや芸能の世界では否定的な意味で用いられることが多いが、あたりさわりのない無難なネタとして肯定的に評価されるケースもある。
語源は左官用語の「ベタ塗り」であると思われる。つまり、まんべんなく均等に塗るのが(他の技法に比べて)容易なさまから来ている。
「ベタベタ」と繰り返す用法もあり(特に関西に多い)。
1番、2番のご回答とは少し違うのかな、という説を見つけました。
http://blog.livedoor.jp/taishoro/archives/50007373.html
辞書で調べてみると、一面に隙間のないさま。べったり密着するさま。と書いてありました。
「ベタ惚れ」なんて言葉がありますが、正にそんな感じですよね。
他にも、ベタ塗りなんていう言葉も同じ意味から来ています。
あるいは「ベタ書き」。全面にぎっしりと行間を空けずに書くことを指します。
そこで、ベタなドラマ。
という表現はどのように派生してきたのでしょうか。
……中略……
一面に隙間のないさま・・・から、真剣な、真面目なといったニュアンスが生まれた
のではないでしょうか?
幾度も繰り返され、既に定番になっているネタ。あるいは、そういうドラマや映画。
隙間や余裕、遊びの部分がなくベタなんですよ。
工夫してアレンジした形跡がなく、一面にベッタリと踏襲しているわけです。
……後略……
それから、日本語についての質問掲示板のログのページ、
http://www.web-nihongo.com/bbs/user/res/4/431.html
によると、「べた」という語(辞書の定義としては、「すきまのないさま。一面に広がっているさま。すっかりその状態になっているさま。びっしり」、国語大辞典(新装版)小学館 1988)は、
海が穏やかな時の「べた凪」、家の基礎の「べた基礎」、褒める「べたぼめ」等
といった表現でも使われ、辞書の例文に
「一寸(ちょっと)見当のつかないものがべたに描いてある」(漱石)
が出ているそうです(この例文の出典は『草枕』)。漱石は東京の人ですが、これは「一面にびっしりと」の意味でしょうね。「ベタな笑い」の「べた」は関西弁でよく使われるようです。
関西弁で「べた」は「そのまま」「何の工夫もないこと」を意味します。
「日本語俗語辞書」さんでは、次のようになっています。
http://zokugo-dict.com/29he/beta.htm
べたとはもともと「そのまま」という意味で使われた言葉である。ここから「特別でない」「ありきたり」といった意味を持つようになる(ベタ記事のベタはこの意)。更に「ありきたり」という意味から派生して「面白くない」といった意味でも使われる。ちなみに楽屋言葉の『べたネタ』とは特に面白みのないありきたりなネタ(関西芸人がツッコミで使う「ベタやなあ」はここからきている)、『ベタな客』とは大笑いするといった感情をあらわすことのない、おとなしい客のことをいう。
なるほど・・・そういえば、「ベタ」っていつ頃からメディア等で言われ始めたんでしょう・・・?
こういうのって、メディア発信である事が多そうな気がするのですが・・・
誰かがテレビで言って広まった的な・・・