会計士の仕事は会計監査です。
会計原則に従って、正しく会計処理が行われていることのお墨付きを与える仕事です。
指導なども行います。
税理士の仕事は、税務です。
依頼を受けて、申告書をその人に代わって作成することができます。
街の会計屋さんといえば、税理士を指します。
どちらも、資格を持っていなければできない独占業務です。
しかし会計士が税務をやっていることがあります。
これは、会計士が税理士として登録することができるからです。
逆はできません。
税理士
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A8%8E%E7%90%86%E5%A3%AB
公認会計士
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AC%E8%AA%8D%E4%BC%9A%E8%A8%8...
会計士とは、正確には公認会計士であり、会計業務を全般を遂行する専門職です。
株式会社は、株主の資本で成り立っており、出資をしてくれた株主たちに「業績等はこうでした」
と報告する義務があります。それが株主総会であり、そこでは財務諸表が公開されます。
その適正性を審査する(監査)のが公認会計士です。
資本金が5億円以上の株式会社は、この公表される財務諸表は、必ず公認会計士の監査を受け
なければならないと会社法で規定されています。社内にどんなに会計に詳しい人が居てもです。
これに対し、税理士とは、税務代理・税務書類の作成・税務相談を行う専門職です。
税金の確定申告書など、税務署に提出する書類は、その納税者自身が書くならいいですが、
他人に頼む場合には、税理士でないと頼むことができません。
公認会計士と税理士が混乱されるのは、
1.公認会計士の資格を持つ者は、税理士として登録することができ、名刺に
「公認会計士・税理士」と書いている人も多い。
(ただし、税理士の資格しか持っていない人は、公認会計士には登録できない)
2.税理士は、税務関係のみなのが基本だが、税金を計算するためにはその前段階の
損益計算等まで関与しなければならない場合が多い。
そのため、依頼者も税理士に税務関係だけでなく、会計関係まで頼む場合が多い。
(税理士法にも、税務関係の業務のほか「これに付随する業務」と書かれている)
3.2.に関連し、税理士も世間に「税金だけ」との認識をされたくないため、事務所の
名前に「◇◇会計事務所」などとつける人も多い。
(当然、税理士が公認会計士と名乗ってはダメだが、事務所の名前には「税理士の名前を
入れなければならない」という制限しかない)
などの理由があげられます。
有益な情報をありがとうございます。