ネタではなくて生物学的な理由です。
幼虫一般の姿が大の苦手で、そういった画像を含むページにあたる可能性を考えると自分では検索できません。書籍での調査も同様です。
ふと気になってからこっち、気になる→うっかり姿を想像→恐くなって振り払う→気になる……のループに嵌ってしまいました。
餌の植物が由来の葉緑体ではないか……とまでは「予想」できるのですが、そういうわけでそこから先に進みません。
1:青くなる原因の色素名と、その由来(餌の○○に含まれる、●●という成分が××が原因で変性する、等)
2:できれば、成長に伴って青くなくなった時の色素名と、その由来
以上二点について、「画像を含まない解説ページ」または「回答欄での文字のみの解説」をお願いします。
画像は、成虫も苦手なので、色素の分子式のような幾何学的なもの以外NGでお願いします。
種類によっていろいろあるのかも知れませんが、一般に「青虫」とよばれているもののことならどれでも構いません。
また、気にはなるもののあんまり印象に残したくないので、不要に印象的になる例示などはなるべく無しでお願いします。
青虫などの蝶(蛾)の幼虫の色素は下記の物質を含んでいるものを食べたために起こります。
・カロチノイド、(黄、オレンジ、赤)
・ビリン(青緑色、青色)
・オモクローム(黄色、褐色、赤紫色)
・メラニン(黒色、赤褐色)
植物自体もクロロフィル(緑色)が存在しますが幼虫は上記の物質が複数混ざり合わさって青緑になっている様です。
また実験的にカロチノイドがない餌を与え続けると黄色っぽさが無くなり、より青くなる様です。
ソースは不明瞭ですが、
『幼虫や蛹の体色に関するおもな色素は、カロチノイド、(黄、オレンジ、赤)ビリン(青緑色、青色)オモクローム(黄色、褐色、赤紫色)メラニン(黒色、赤褐色)などである。また、普通は色素に上げられないが、尿酸が大量に皮膚に蓄積する場合は、体色が白くなる。
チョウやガの多くの幼虫や蛹の色は緑色である。
葉の緑色は、光合成に関与するクロロフィルの存在によるが、昆虫の緑色はクロロフィルではないことはもちろん、単一の緑色色素の存在によるのでもない。それは黄色色素と青色色素が共存するためである。黄色色素として普遍的に存在する。この色素は主として皮膚や血液に存在しており、脂溶性であるために普通は特定のタンパク質と結合している。
こちらも非クロロフィルの緑色説ですね。
リンク先は、画像は大丈夫ですよね……? 寝る前に見るのはちょっと恐いので、明日の日中にでも見てみます。
青い(つまりは緑色)のもののみですね。
基本的に、生活する環境において、保護色となる色であると考えられます。
最大の天敵は、鳥ですが、鳥は目で捕食行動を起こします。つまり、視認性が低ければ生き残る可能性が高くなります。
最近は、「選択淘汰」の概念に疑問を投げかける人も多くいますが、この場合には「捕食による選択」がなされていると考えられるでしょう。
つまり、幼虫がいる「葉の色」に近ければ近いほど生き残る。つまりは、幼虫の色は「生存率の最も高い葉の色」になるわけです。
一部の幼虫(皮膚の色が非常に薄く、餌の色が透けて見える)以外は、なんらかの色素を幼虫の体内で合成・生産し、皮膚の色にしているのでしょう。その情報は、蝶や蛾のDNAに記載されていて、子孫に受け継がれていきます。
アゲハチョウの幼虫のように、鳥の糞に似せている時期があるもの、葉の色によって色を変えるもの等様々です。でも、基本的に生き残る可能性の高い色・模様になっているわけです。
>1、>2の解答と併せると、餌から取り入れた色素を最も保護色として有効な色に合成できた固体が生き残るということですかね。
確かに、青虫の色で見つかるのは青い葉の上が多いように思います。保護色ではない色ですぐに目に入ってこられても嫌ですが……
クロロフィルが原因じゃなかったんですね。
>また実験的にカロチノイドがない餌を与え続けると黄色っぽさが無くなり、より青くなる様です。
餌を操作すればブルーハワイのような真っ青なのも出来るということでしょうか。あんまり想像したくありませんが……