僕の弔辞を募集します。

突然の訃報を聞き親友の1人としてとても落胆しております。

思えば、あなたの奇行には驚かされてばかりいました。

泥酔したまま馬や街宣車で公道を走ったり、寂しくなったときは、友達代わりに指に名前をつけ、声色を変えて楽しんでいましたね。

でも、迷子になった小学生の弟を、リスクを考えず青木ヶ原の樹海まで探しに行ったのは感動しました。

そんなあなたが真っ当になり、次世代の小説家といわれるまでになったのに…。

彼女が欲しいといって、書けなかった長文も頑張って書けるようにし、出版したケータイ小説「爆縮レンズを盗んだ男」も大ヒット。その映画版サイトにレスをくれた女性と付き合い始めた初々しい様子がとても懐かしく思い出されます。

せっかく電車利用も定着し、新作「告訴状と遺書」を完成させた矢先だったのに…。

君を失って、暴発するマシンガンの様なこの気持ちはどこに向ければいいのでしょう。

まだ、正直気持ちの整理はつけられませんが、最後に…

君の天国での楽しい生活と、遠足に行く小学生が「バナナは凶器に入りますか？」という皮肉な世界がこないことを祈念しつつ、弔辞といたします。