大変ファンの方々には申し訳ない書き込みです。はっきり言って声量も無いし、音程もやや不確かと正直思います。ただ、あの若さで志半ばで逝ってしまったことが、哀れさを誘い、彼女を過大評価してしまっている様な感じがしてなりません。先日「ヘイリー」のコンサートを聞きましたがはっきり書いてしまいますが、本田美奈子さんがまだ生きていて、歌に精進をしても及びではないと感じました。ヘイリーはまだ荒削りで、のび代があります。しかし、本田美奈子さんはアレが精一杯だったと思います、体も小さすぎましたね。私はきつい表現ですが、正直アイドルがやや音楽に目覚めた程度と認識しています。ファンの方ごめんなさい・・・http://www.universal-music.co.jp/classics/hayley_westenra/ 正直に書きました。
大変ファンの方々には申し訳ない書き込みです。はっきり言って声量も無いし、音程もやや不確かと正直思います。ただ、あの若さで志半ばで逝ってしまったことが、哀れさを誘い、彼女を過大評価してしまっている様な感じがしてなりません。先日「ヘイリー」のコンサートを聞きましたがはっきり書いてしまいますが、本田美奈子さんがまだ生きていて、歌に精進をしても及びではないと感じました。ヘイリーはまだ荒削りで、のび代があります。しかし、本田美奈子さんはアレが精一杯だったと思います、体も小さすぎましたね。私はきつい表現ですが、正直アイドルがやや音楽に目覚めた程度と認識しています。ファンの方ごめんなさい・・・http://www.universal-music.co.jp/classics/hayley_westenra/ 正直に書きました。
いえ、正直に書いてくださり、ありがとうございました。
本田美奈子の世代の人間として、クラシックからJPOPまで何でも聴く人間として、彼女の歌は好きです。最後まで曲に恵まれず、彼女自身のジャンルを確立できなかったのが残念です。
彼女はミュージカルへ進出するにあたり、本格的なボイストレーニングも受けていたといいます。たしかに、身体の大きさの割に声量があります。
「つばさ」(1994年発売)は初期の名曲です。
一方、プロのソプラノ歌手は、声量もさることながら、そこに含まれる倍音要素も大きいものです。「フォルマント」を見ると、基礎音以外に倍音がどの位出ているのか分かります。
本田美奈子のフォルマントを見たことがないので結論を出すわけにはいかないのですが、耳で聴いている限りは、倍音要素が少ないように感じます。
ただ、日本人の場合、倍音が多いイタリア語オペラを聴き取りづらいと言われています。倍音により母音特有のフォルマントが変化し、母音の聞き分けを得意としていない日本人には、他の音との識別ができなくなってしまうのです。
このことが逆に作用し、倍音は少ないものの声量がある本田美奈子の声が、“透き通るようなソプラノ”歌手として受け入れられたのかもしれません。
純粋に音楽的に評価した場合は、やはり本田美奈子は一流どころと比べれば劣る
と判断せざるを得ないのですね。
音大修士(声楽科)を出て、企業経営しています。
私は、本田美奈子の歌は非常に上手いと思うし、ベルカント唱法(声楽に用いる歌い方)の中にも入ると考えます。
ベルカントは脱力し、自然の流れに逆らわず歌う、という意味で、必ずしも声楽家だけというわけではありません。
例えば、芸能人でも、本田美奈子の他、米米の石井竜也等は近い感じがします。
また声楽家の場合、特別に上手い人が、必ずしも有名なわけではありません。
しかし本田美奈子は、日本のソプラノ歌手として比べても、かなり上手い方に入るといえるでしょう。
ありがとうございます。
歌姫三態 ~ 詠唱・稀唱・絶唱 ~
「耳はもっとも保守的な器官なんです。(視点・論点)」
── 服部 公一《ちょっと昔の邦人作品 20021203 22:45 NHK》
人は繰りかえし聴いた音楽を、最上のものと思いこむ慣性があります。
われわれは、もし最初にマリア・カラスのオペラを観たら、その後に
出現する天才歌手を聴いても「やっぱりカラスには及ばない」と評する
はずです。なにしろ、あまりにもドラマチックだったのです。
あるいは先に、エンヤの稀唱(造語です)に接したならば、ふしぎな
感銘にうたれて「この世のものとは思えない」と呟くはずです。
ほとんど人前に姿を見せない、謎の“ひきこもり姫”だからです。
しかるに、数々の切ないエピソードを知らぬまま、本田美奈子の絶唱
を聴いたとき、多くのファンが無条件に受けいれるかどうかは疑問です。
悲劇的な宿命を思いだすほどに、聴き手が神妙な表情になるからです
♀本田 美奈子. 19670731 東京 20051106 38 /急性骨髄白血病死/籍=工藤 美奈子
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20051106
ピリオドの女 ~ 無機的な声色、ハイ・キー、ロング・トーン ~
♀Enya 19610517 Ireland /── 《Evening Falls…/Song of the Sandman》
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20030510
Birth of ENYA ~ スタジオ・クイーン ~
♀Callas, Maria 19231202 America France 19770916 53 /薬物自殺?
http://q.hatena.ne.jp/1098669224#a189537
海運王オナシスの愛人 ~ 世紀のプリマドンナ ~
われわれは、みずからの人生にとって、記念すべき芸術作品を記憶し、
たとえ“小さな花”であっても、共感を抱きつづけることができます。
もちろん“偉大な花”に対する敬意を妨げないかぎりにおいて……。
ありがとうございます。
「歌唱力」といっても、絶対的な評価基準は無いと思います。
オペラ歌手としての「歌唱力」という視点でみたら、本田美奈子さんは、素人以下でしょう。
でも、世の中には、「オペラ歌手の歌い方は、嫌い」という人も、沢山います。
だから、「人が聞きたいと思う歌を歌う」視点では、本田美奈子は、生半可なオペラ歌手より上でしょう。
それはその通りです、純粋な歌唱力・表現力としての評価を知りたかったのです。
赤い風船だって、ある人にとってはマリアカラスの歌唱よりも
ずっと大切でありましょう。
でも、素人以下と判断するのは、言い過ぎであるのでは無いでしょうか?
一流のオペラ歌手は喉から声を出しません。
言わんとしていることは何となく解りますが、喉にある声帯を全く
振動させずに歌唱する人は見たことがありません。
それほど、オペラ歌手を別格に扱う必要はないと考えます。
それが例えば口笛であったとしても、表現力として、あまたのオペラ歌手の歌唱を
凌駕することはあり得る話です。
音楽は「音」そのものだけでなく、歌にこめた情感や
その人の人生すべてをひっくるめて聞くものだと思います。
ビリー・ホリデイという有名なジャズシンガーがいます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B...
普通に晩年の歌を聞くと、素人以下です。(実のところ、私自身もまったく良さがわかりません)
が、上記wikipediaを見ると、それでも「他に並ぶ者がないほどの高い評価を与えられ」ているそうです。
本田美奈子さんの歌が感動する・・・というのも、同じことではないでしょうか。
その通りです。それは解っていることです。その歌唱の価値については、それぞれ
の人の価値観に基づきます。それはそれでよいのです。
ただ、私はその様な個人個人の特殊な価値観に基づいたものでは無く、
純粋にその歌唱自体の優秀さを知りたいだけなのです。なぜなら、私は
音楽を楽しむものではありますが、私には音楽的な素養は少なく、表現力や歌唱力と
言うものを正確に評価する事が出来ません。
従って、その人を教祖様の様にあがめる信者の賛美をそのまま受け入れることを
したくないにも拘わらず、その賛美を否定する能力も無いのです。
そこで、多くの人の公平な意見を求めているのです。
いえ、正直に書いてくださり、ありがとうございました。