会社法が変わって、有限会社が作れなくなり、LLC(合同会社)が作れるようになったと思うのですが、あまり聞かないような気がします。
実際の現在のLLC(合同会社)の数をご存知の方、教えていただけないでしょうか?
制度開始から1年で5000社が設立され、急激に増加している(合資会社は年約1600社、合名会社は年約100社である)。
とあります。(会社法は2006年5月1日の施行です。)ただソースがありません。
Excelのファイルしかありませんが、「政府統計の総合窓口」のサイト内、法人の登記についての統計表一覧のページ (2007年)に、「種類別 合同会社の登記の件数(平成10年~19年) 」および「法務局及び地方法務局管内別・種類別 合同会社の登記の件数」がありますので、それを参照してみると、
総数:9,457
設立:6,076
といった数値が確認できます。(実際の表ではもっと細かなことが確認できます。)
ありがとうございます。
合同会社に関する登記の件数です(法務省HP)。
http://www.moj.go.jp/TOUKEI/ichiran/touki.html ここの「商業・法人」の2007年のリンクから政府統計の総合窓口のサイトへ飛んでください
http://www.moj.go.jp/TOUKEI/gaiyou/touki-index-1.html ここの「登記統計」(PDF資料です)にも設立登記の情報だけですが掲載されています(2007年度の統計)。
また、産業別の利用状況がわかる資料として『第五十七回 日本統計年鑑 平成20年』があります(総務省統計局HP)。
http://www.stat.go.jp/data/nenkan/06.htm 「6ー11 企業産業,資本金階級・経営組織別会社企業数及び常用雇用者数(平成18年)」(Excelファイルです)をご覧下さい。(同じ場所にある全表がまとめられているPDFファイルのものは、見開きページで見る形になっているのでご注意下さい)
付記:
なお、制度利用の実態はともかく制度の趣旨としては、合同会社は有限会社の後継制度と言うよりは、むしろ新たな政策的目的のために新設されたものと考えるべき制度です。会社法の下では、従来の有限会社は株式会社として作ることが予定されています。(ご存知かもしれないとは思いましたが、念のための記載です)
http://www.moj.go.jp/HOUAN/houan33.html の「第2-1-(1)」及び「第2-4-(1)」をご覧下さい(法務省HP)。
証券化の世界におけるいわゆる「ビークル」として従前有限会社が利用されることがありましたが、その後継(或いは発展)としての合同会社の利用は会社法制定前より大変期待されていたところでありました。そこで、いわゆる「ビークル」としての利用についても調べてみましたが、かなり限定的な調査資料しか見つけられませんでした。しかし、せっかくなので併せて掲記しておきます。
http://www.ares.or.jp/works/release.html 2008年4月30日発表「『第3回会員対象私募ファンド実態調査』集計結果について」(PDF資料です)をご覧下さい(社団法人不動産証券化協会HP)。
ありがとうございます。
ありがとうございます。