http://www.sophiajet.com/ ソフィアプレシジョンのエンジンでつくったロケットが非常に安価で売られていて(70万くらい)、台湾では、標的用の飛行物体(ドローン)として使われているという話を聞きました。関連情報はネット上にあるでしょうか?

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  • 終了:2008/08/17 23:23:58
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ベストアンサー

id:jo_30 No.1

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お言葉に甘えて回答させていただきます。

追加で調べたのですが、決定的な情報はやはり見つかりませんでした。すみません。

その上で情報をいくつか。


まずSophiaの公式ページから、

弊社製ターボジェットエンジン及びマイクロガスタービンの累計販売台数はすでに500台を上回っている。

とのこと。納入実績には少なくとも台湾国防省は無い模様。また航空宇宙機システム研究センターのページによるとJ-850の推力は8.0kgとのことで、下のコメントに書いたように本当に標的として十分な性能を引き出せるのか若干疑問ではあります。


ただし、同じようなマイクロターボジェットエンジンについて

TEI社はターボジェットエンジンだけでなく、ここに示す先進的なターボプロップエンジンでも、有限要素解析を開発に活用した。これらの小型タービンエンジンは、軍事用の無人標的機などの用途で無人航空機(UAV)に動力を与える設計になっている。

「進化し続ける小型ターボジェットエンジン」

という話もあるので、小型ターボジェットエンジンがTargetDroneに使用されることはあり得ない話でもないとは思われます。


では、実際に台湾軍で標的として使用されたという記述が見られるものにはどのようなものがあるか、についても調べてみました。

日本周辺の軍事兵器

http://wiki.livedoor.jp/namacha2/d/%A1%D6%C5%B7%B5%DD1%B7%BF%A1%...

によれば、台湾軍について

1985年3月22日、「天弓1型」の最初の試射が実施され、成功を収めた。翌年の3月26日には、セミ・アクティブ誘導方式の「天弓1型」実用型の試作ミサイルがレイセオンMQM-107「Streaker」標的機の撃墜に成功。

とあります。ちなみにこのMQM-107ですが、

MQM-107に使用のエンジン

TRI 60-2,60-5型

J402-CA-702

http://www.designation-systems.net/dusrm/m-107.html

とあります。一応マイクロジェットを積んだ、ミサイル改良型のドローンのようですが、防衛省・自衛隊のH17資料(?)らしきものによると、MQM-107のお値段は3,850万円とのことで、おそらくエンジンの性能も値段に準じたものではないかと想像されます。


また、台湾に輸出されたF-104スターファイターという旧型ジェット戦闘機は多くが無人標的機(QF-104)に改造された、との話もありますがこちらも本来戦闘機なので値段的には話になりません。


ちなみに調べていてひとつ引っかかったのですが、自衛隊も使用している無人標的機BQM-34Firebeeというシリーズですが、そのバージョンⅢの使用しているエンジンがジェネラルエレクトリック社製のJ-850である、という話を見つけました。

BQM-34Firebee 3-View……engine TCAEJ-69 or GE J-850

ひょっとしてこの話がどこかで誤って伝わった可能性は……ないでしょうか。


その他参考となったページ

その他参考:

(1)「無人機(UAV)の汎用化に伴う防衛機器産業への影響調査報告書」

by社団法人 日本機械工業連合会(http://www.jmf.or.jp/


(2)Early US Target Drones

これによると、アメリカ最初のTurbojetEngine を積んだtargetdroneはQ-1と呼ばれるもので、エンジンはフランスのTurbomeca Marbore II engineをライセンス生産したContinental J69だったとのこと。これが50年代後半には、GE J85を使用したAQM-38などに取って代わられていったのだとか。

(このページUnmanned Aerial Vehicles(無人航空機)にはほかにもイギリス、イタリア、南アフリカなどのTargetDroneについて紹介したページなどもあり、参考になります。)

id:isogaya

ありがとうございます。台湾の話は、防衛庁関係の人から直接聞いています。間違いかもしれませんが、模型用のエンジンが使われている可能性は高いと思われます。また情報はいったら、調査よろしくお願いします。

2008/08/17 23:23:41
  • id:jo_30
    H15ごろの価格でJ-850(ソフィアプレシジョン製ターボジェットエンジン)は40万強。
    http://web.archive.org/web/20031214211420/http://plaza27.mbn.or.jp/~airsupply/J-850.htm
    かといってたぶん一基では標的として使用するレベルには達しないでしょう。四基くらい並べて使うとすると70万というのはかなり難しそう。かといってまったく不可能という額でもなさそうなところが微妙。

    ちなみに台湾(中華民国)軍に関する資料も探したのですが、訓練用の標的が使用してるエンジンが何か、まで調べるのはかなり難易度が高そう。(今気づきましたが、別に軍が使用しているというニュースなのではありませんでしたね…)

    ただ、調べていて「台湾機器商業公会」というところのページに以下のような記述がありました。
    http://59.120.166.77/cgi-bin/big5/seca/po00?q1=picdata&q22=10&q3=eb085
    「使用 2個幫浦之噴射渦輪引擎,一為燃油幫浦, 一為潤滑油幫浦(如: Sophia
    J-450/J-850.......等等),其起動方法則為:以直接火星塞點燃燃油點起動,省掉一道瓦斯預熱的程序,兩種噴射渦輪引擎各有其優缺點。
    可是迄今日本製的 Sophia J-450/J-850己被市場淘汱出局,由2001年在泰國的噴射機世界賽中,沒有半個日本製 Sophia 使用者既可得知,所以目前的噴射渦輪引擎均是使只用一個供油幫浦而乙。」
    台湾の「何か(たぶん模型飛行機か何か?)」のシステムで使用してるエンジンは何か?という質問に対する回答らしいのですが、前半でsophiaのJ-450やJ-850を使用していたこと、しかし『しかし今では日本製のSophia J-450/J-850はすでに市場で淘汰されており、2001年からタイのジェット機の国際試合の中で、約半数が日本製の Sophia 使用者ではないと知られていて…』(翻訳はかなり怪しいですが)という内容。この「市場で淘汰され云々」というあたりの事情がどうなのか、という問題もあります。

    ちなみに、もし「安価なロケット」をお探しということであれば、余談ながら国内では4年前にこんな記事が。
    <b>北大がミニロケット販売</b>
    http://www.asahi.com/special/space/TKY200410020343.html
    (値段は210万円、高度1km)

    とりあえず、調査した内容が回答のレベルに達しないと判断しましたのでコメントだけ書き込みます。
  • id:isogaya
    十分回答レベルです。ぜひ回答ください。

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