昔、B美は俺になついてて、俺の言うことなら100%信じた。これはそんな頃の話だ。
I穂が家に遊びに来た。
B美「今年のサンタさんのプレゼント、何かなー」
I穂は冷たく言った。
I穂「サンタなんていないのよ」
オフクロはあわてた。
母「まあ、I穂ちゃんも子供ねえ」
I穂はキッとオフクロを睨んだ。
I穂「サンタなんていませんー」
オフクロもついムキになった。
母「うちのパパがサンタですー」
それを聞いたB美は家中を走り回り、最後の部屋でオヤジを見つけて尋ねた。
B美「サンタっているの? いるなら誰なの?」
オヤジは相好をくずして答えた。
父「サンタはいるよ。しかも今この家にね。大人の人だな」
で、混乱したB美が俺に尋ねたわけだ。
B美「お兄ちゃん、サンタっているの? いないの?」
俺は「サンタはいない」と教えようとした。
俺「子供はいつでも正直だけど、大人は嘘しか言わないからな」
B美は考え込んだ。
B美「ママがサンタとか?」
俺はあきれた。
俺「なわけないだろ。サンタは男だよ」
B美は叫んだ。
「今日は4つも大発見したわ!」
※20回答
『』内は推論からB美にとって真である命題です。
「俺」の言うことは100%信じるので、
俺「子供はいつでも正直だけど、大人は嘘しか言わないからな」は前提。
「俺」の発言はすべて真なので、「俺」は子供で正直者。
母が子供なら、母「うちのパパがサンタですー」は真。
一方で、母「まあ、I穂ちゃんも子供ねえ」からI穂は子供なので
I穂「サンタなんていませんー」も真で、サンタの存在に関する両者の発言が矛盾する。
母が大人(嘘つき)なら、母『うちのパパはサンタでない』と母『I穂は大人』になり、
I穂『サンタはいる』と矛盾しない。 <第一の発見:I穂は大人だった>
父の「サンタはいるよ」(真である発言)から父は子供で正直者 <第二の発見:父は子供だった>
さらに『サンタは今この家のなかに居て、大人である』
「俺」の発言から『サンタは男で、また母は男ではない』
B美は最後の部屋で父を見つけたので、今この家には、
自分、母、父、「俺」、I穂 しかいないことを知っている。
自分は勿論女であるし、サンタではない。
母は「俺」に否定されたので、女であり、サンタでない。
父は本当のことを言っているので、子どもであり、サンタでない。
「俺」は本当のことを言うので子どもであり、サンタでない。
最後に残ったI穂はサンタである。<第三の発見:サンタはI穂だった>
サンタは大人の男の人なのでI穂は男性である<第四の発見:I穂は男だった>
発見の内容がちょっと不十分な気もしますが、こんな感じでしょうか。
まず、大前提として
ということなので、
が最大のルールになると考えました。
すると、各人の発言はB美の中で以下のように変換されます。
ただし、最初の2つ(I穂&母)の発言を総合すると、
になるので、次のように訂正しなくてはいけないです。
以上の発言をまとめると、次のようになります。
以上4点がB美の「大発見」なのです。
「サンタはいる」は最初からB美が知っていることなので、発見ではないと考えました。
noir_k様、回答ありがとうございます。
さてB美の恐ろしいところは、パパやママを無条件には「大人」とみなさないところです。
ですのでこちらの想定回答とは、
父「サンタはいるよ。しかも今この家にね」⇒「サンタは今この家にいない」
のところが違いました・・・。
I穂ちゃんは子供ではなくなるので、
↓
サンタは大人の人ではない
↑これまでの情報について、
※「俺」が「子供」ならば...
サンタは「俺」
TAK_TAK様、ありがとうございます。
あとでこちらの想定回答を呼んで頂ければわかりますが、
B美は、パパやママを無条件には「大人」とみなしません。
B美は「俺」が次のように述べた事を前提としました。
- 子供はいつでも正直である。
- 大人は嘘しか言わない。
- サンタは男である。
まず、以上から背理法によって直ちに以下が得られます。
- 「俺」は子供である。
次に、I穂と母のやりとりから、以下を得ます。
- I穂は嘘しか言わない。<I穂は大人である。<「まあ、I穂ちゃんも子供ねえ」
- サンタはいる。<「サンタなんていませんー」
- 父はサンタではない。<「うちのパパがサンタですー」
また、父の話から、以下を得ます。
- サンタはこの家にいないか、またはこの家にいてかつ子供である。<「サンタはいるよ。しかも今この家にね。大人の人だな」
この時点で、B美が母をサンタと思う事はありません。なぜならば、母は今家にいるけど、子供ではないからです。ここは、出題ミスであるか、もしくは母は自分の事を大人だと言っていたけど実は嘘という解釈であるか、のどちらかです。
さて、以上を踏まえると、次を得ます。
…すみません、大発見は二つしかわかりませんでした。
kuro-yo様、回答ありがとうございます。
出題ミスかとドキドキしてきました。もしかしたら本当にそうかもです。
こちらの想定回答では、B美は、パパやママを無条件には「大人」とみなさないので、
パパは子供となるのですが、どうでしょうか。
B美は前提条件として,以下の条件のもと,推論を始めました。
【B美が最初信じていたこと】
・サンタはいる
・I美は女性で子供、父は男性で大人、母は女性で大人
--
また,B美はサンタが誰なのか知りませんでした。
---
まず,
>俺の言うことなら100%信じた。これはそんな頃の話だ。
とあるところから,
B美は「俺」の話を100%信頼しており,それが今日の出来事で変わったわけではない。
と考えられるので,
【俺の発言から分かること】
・子供はいつでも正直だけど、大人は嘘しか言わないからな
・サンタは男で母ではない。
を知りました。
これをB美が最初信じていたことに,そのまま当てはめると
パラドックスが生じてしまいます。
--
これを解決するために,B美は信じていた前提条件を変えました。
そして,それをB美はそれを大発見と呼びます。
--
すなわち
I穂が男 I穂が大人 I穂がサンタ 父は子供
B美はこう考えることによって,すべてのつじつまを合わせました。
wand125様、ありがとうございます!!
これは途中の説明がやや荒いですが、完全な正解です。
ありがとーーー!! ホッとしました。
俺「子供はいつでも正直だけど、大人は嘘しか言わないからな」
との答えから大人である母と父の答えを虚とします。
また、I穂の答えを真としたいところですが
母の「まあ、I穂ちゃんも子供ねえ」からI穂は子供ではなくなるため
I穂の答えも虚とします。
そうすると
「サンタはいる」
「サンタはパパではない」
「サンタはこの家にはいない」
「サンタは子供の男の子」
となります。
父「サンタはいるよ。しかも今この家にね。大人の人だな」の答えから
「サンタはいない」と言っているようにも思えますが、
「今」に注目してみると、「サンタは今この家にはいない子供」となり
サンタはどこにもいないと言っている訳ではなく、
ここで「サンタはいる」が肯定されます。
すると、その他の3つの答えも的を射ることができると思いました。
でも、やっぱりこんな単純な答えではないですよね;;
MyMilestone様、ありがとうございます。
これは大人である母と父の答えを虚とします。のところがキズで、
それほどB美は甘くないです。もっと徹底して疑ってます。
大人は嘘しか言わない、を忠実に考えて見ます。
『』内が理屈から導かれる発見。
・ママはうそしか言わない「I穂は子供」という発言から→『I穂は大人』
I穂が大人であれば「サンタはいない」が嘘なので「サンタはいる」となります。
ちなみに、ママが子供で正直という考えにすると、I穂は子供で、サンタはいないとなり、
サンタはパパ(=いる)という発言と矛盾します。
・パパが嘘しか言わないとすると、その発言は「サンタはいない、サンタは子供」となるが、
すでに「サンタはいる」としておくことが必要になっているので、矛盾。→『パパは子供』
・パパの発言にある「今この家に居て大人の人」がサンタということは…
今家にいる、パパ、ママ、B美、俺、I穂の5人のうち、理屈上の大人はママとI穂。
俺に「ママではない」と否定された→『サンタはI穂』
・俺の発言「サンタは男」により→『I穂は男』
というわけで、サンタはいます。
正体は『大人の男で嘘つきなI穂』です。『サンタは嘘つき』なのです。
そして、B美が信じきっている俺は当然いつも嘘など言わない→『俺は永遠の子供』です。
あれ? 発見が7個になっちゃった。
dungeon-master様、おみごと!! 完全な正解でした。
おめでとうございます!! すごい。
【B美の大発見】
【考え方】
B美は「俺」(以下、兄)の言うことを100%信じるのであるから、
>俺「子供はいつでも正直だけど、大人は嘘しか言わないからな」
より
命題1 子供はいつでも本当の事を言う。
命題2 大人はいつでも嘘を言う。
さらに、兄が大人であるとすると命題2と矛盾するから
命題3 兄は子供である。
また、
>俺「んなわけないだろ。サンタは男だよ。」
より
命題4 サンタは男である。
ということは、
命題5 サンタは存在する。
さて、I穂は
>I穂「サンタなんていませんー」
と、命題5に反する嘘の発言をしているので、命題2により大人である(発見1)。
一方、父は
>父「サンタはいるよ。しかも今この家にね。大人の人だな」
と命題5と合致する発言をしているので、命題1により子供である(発見2)。ここで、父の発言後半から
命題6 サンタはこの家にいる大人の人である。
となるが、消去法で
母は大人だが女なので×
兄は男だが子供なので×
父は男だが子供なので×
したがって、ただ一人残った大人のI穂がサンタである(発見3)。
したがって、命題4によりI穂は男である(発見4)。
paluko様、いままででいちばんすっきりとまとめてくれてありがとうございます。
もう完全な正解です!!
自分の答えよりも命題5 サンタは存在する。を使っているだけ、より鮮やかでした。
昔、B美は俺になついてて、俺の言うことなら100%信じた。これはそんな頃の話だ。
~~~~~~~~(回想シーン)~~~~~~~~
I穂が家に遊びに来た。
B美「今年のサンタさんのプレゼント、何かなー」
I穂は冷たく言った。
I穂「サンタなんていないのよ」
(!?嘘!サンタさんっていないの!?)
オフクロはあわてた。
母「まあ、I穂ちゃんも子供ねえ」
I穂はキッとオフクロを睨んだ。
I穂「サンタなんていませんー」
オフクロもついムキになった。
母「うちのパパがサンタですー」
(え、なに、サンタはいなくて、でもいて、それはパパなの?え、どっち?どっち?とりあえずパパに聞いてみれば分かるかなぁ。)
それを聞いたB美は家中を走り回り、最後の部屋でオヤジを見つけて尋ねた。
B美「サンタっているの? いるなら誰なの?」
オヤジは相好をくずして答えた。
父「サンタはいるよ。しかも今この家にね。大人の人だな」
(むむむっ、パパもサンタはいるって。じゃあI穂が嘘ついてるってこと?)
で、混乱したB美が俺に尋ねたわけだ。
B美「お兄ちゃん、サンタっているの? いないの?」
俺は「サンタはいない」と教えようとした。
俺「子供はいつでも正直だけど、大人は嘘しか言わないからな」
B美は考え込んだ。
(…ってことはぁ、まずお兄ちゃんはこう見えても子供ってことね。大人だったら言ってることが矛盾しちゃうもん。)
(じゃあ、最初からおさらいしてみると…。
I穂「サンタなんていないのよ」
(I穂は子供だからこれは本当のことを言ってるのね。)
母「まあ、I穂ちゃんも子供ねえ」
(と、っとぉー、前言撤回っ。嘘嘘、I穂ってば実は子供じゃなかったってこと?いや、待って、まだママが実は子供って可能性もあるわ。
じゃあ分かりやすくするため、
パターン(1):I穂…大人、ママ…大人:サンタはいる。
パターン(2):I穂…子供、ママ…子供:サンタはいない。
とするわね。)
母「うちのパパがサンタですー」
((1)ならパパがサンタ、というのは嘘ね。つまりサンタはいるけどパパじゃない。で、(2)ならパパがサンタ、ってことになるけど、サンタはいないはずだからこれはおかしいわね。うーん、I穂ってば実は大人だったのね。)
父「サンタはいるよ。しかも今この家にね。大人の人だな」
(うー、またパターン分けね。
パターン(1a):I穂…大人、ママ…大人、パパ…大人:サンタはいる
パターン(1b):I穂…大人、ママ…大人、パパ…子供:サンタはいる
とするわね。
パパが大人(1a)ならサンタはいない(もちろんこの家にもね)ってことになるけど、この場合ママやI穂の言葉と矛盾しちゃうわね。つまりパパはこう見えても子供だったってこと。
で、パパが子供(1b)ならサンタは今このうちにいる大人ね。I穂かママってことかしら。)
(っと、それじゃあ…)
B美「ママがサンタとか?」
俺はあきれた。
俺「なわけないだろ。サンタは男だよ」
(わぁーお。ママがサンタじゃないなら、誰か潜んでないとしたらI穂がサンタってことね!しかも男だったなんて!)
つまりまとめると…
・パパは実は子供
・I穂は実は大人
・I穂は実はサンタ
・I穂は実は男
B美は叫んだ。
「今日は4つも大発見したわ!」
~~~~~~~~(回想シーン終わり)~~~~~~~~
B美「でもね、最近私、もう一つの可能性を見つけたのよ。I穂以外にもう一人サンタの可能性をね。」
D菜「…で、それがそのコスプレの理由ってわけ?」
D菜はサンタの格好をしたB美の姿を見て、小さくため息をついた。
hokuraku様、楽しい回答ありがとうございます!!
じつはこちらの想定回答では、B美は「今日は4つも大発見したわ!」と、
少なくとも彼女にとっては真実を述べてるので、正直な子供です。
ですからサンタではないと考えています。
登場人物の発言を要約する。
1.I穂(?)「サンタは居ない」
2.母(a)「I穂は子供」
3.母(a)「父がサンタ」
4.父(a)「サンタは今家に居る」
5.父(a)「サンタは大人」
6.俺(I)「子供(c)の発言は正、大人(a)の発言は偽」
7.俺(I)「サンタは男」
この時点で、確実に正なのは6,7のみ
6の発言から、a1「俺=子供(c)」とする(でなければ各所で矛盾が発生する)
これに基づいて、他者の発言を変換する
2b.母(a)「I穂は子供」→「I穂は大人」
3b.母(a)「父がサンタ」→「父以外がサンタ」
4b.父(a)「サンタは『今』家に居る」→「サンタは『今』家に居ない」(今は居ないが、住んでいる?)
5b.父(a)「サンタは大人」→「サンタは子供」
ここからa2「I穂は大人」が導き出される。さらに
1b.I穂(a)「サンタは居ない」→「サンタは居る」となる
ここまでの中で、B美が知らなかった事実(と思われるもの)は
a1「俺=子供」(なんでも正しいことを知っている「俺」は、もう大人の一員だと思っていたのでしょう)
a2「I穂は大人」(友達? がもう大人だったらビックリしますね)
a3「サンタは子供」(白い髭のおじいさんだと思うでしょうからね)
(サンタは居る、というのは既に信じていた事なのでaに含めない)
上記の3つ、最後の4つ目が(自分の力だと)まだ見つからない。そこで論理を飛躍させる。
「B美は、最後の部屋で父親を見つけた」とあるが、その前に、相当慕っている「俺」へ聞かなかったのは何故か。
ここで「俺が、聞いて回ったときは家に居なかった」という仮説を立てる。
そうすると、新たに以下の説を挙げることができる。
3b「父以外がサンタ」4b「サンタは『今』家に居ない」5b「サンタは子供」7「サンタは男」から
a4「サンタは、その時家に居なかった男の子=俺」
(他の子供=兄弟がいることが文中に記載が無いため「俺」とするが、記述が無いほかの兄弟である可能性もある)
以上、a1~a4が、B美の「大発見」である。
※この説には、2点の穴がある
1.父のした発言
……ここでは、かなり恣意的に発言を要約、変換している。
父の発言を「サンタはいるよ」で区切ると「サンタはいない」となり、a2及びb1と矛盾してしまう。
また、4bを「サンタは『もう』家にいない」とすると、家を出て行った「誰か」になってしまう。これだと特定不能
2.「俺」が家に居なかった事の根拠
……文章からの推測なので根拠薄弱。
to-kai様、ありがとうございます。
これは「B美はパパやママを無条件には大人とはみなさない」
というところを見落としつつも、なんとか回答にこぎつけた力業でした。
いつも楽しく読ませて貰ってました~。はじめて回答してみます。まず、ネタを整理しなくては・・・。
A 穂 サンタは居ない
B 母 穂は子供
C 母 父がサンタ
D 父 サンタは居る
E 父 サンタはこの家の大人
F 兄 子供は正直
G 兄 大人は嘘しか言わない
H 兄 母はサンタではない
I 兄 サンタは男
そして、B美がこのメンバーで母・父を大人、自分・I穂・兄を子供として認識していると仮定した場合、「G大人は嘘しか言わない」から、
更に-BからI穂は大人であるという事になるので、
ここで、「-D 父 サンタは居ない」に矛盾が生じる。
と言う事は「D 父 サンタは居る」は実は正しいと仮定すると、父はFとGから子供であるという事になる。
更に、父が子供である以上は-Eは成立しないので、サンタはこの家の大人と言う事になる。
そうすると、兄・父=子供、穂・母=大人だから兄・父はサンタでは無いし、穂もこの家の人間では無いからやはりサンタではない。しかしHから母はサンタではないという事になっているので、残るこの家のメンバーはB美本人。と言う事は、EとIからB美は大人の男という事になる。
4つの発見
・・・ってなカンジですか・・・?
australiagc様、これは惜しい!!
I穂もこの家の人間では無いからやはりサンタではないというところがキズでした。
こちらの想定回答では、B美は「今日は4つも大発見したわ!」と真実を述べてるので、正直な子供です。
ですから自分はサンタではないと考えています。
「子供はいつでも正直だけど、大人は嘘しか言わない」を前提として
*大発見1
子供はいつでも正直なので、I穂の発言により「サンタなんていない」となりそうだが
大人である母曰く「I穂ちゃんも子供ねえ」の逆となり、
「I穂は大人である」
よって大人のI穂が否定したことにより「サンタは存在する」
*大発見2
大人は嘘しか言わないとして、
母「うちのパパはサンタでない」となる
*大発見3
大人は嘘しか言わないとして、
父「サンタはこの家にいない。大人でなく子供」となる
*大発見4
俺の言うことなら100%信じたので
俺「サンタは男だよ」とのことで、
「サンタは外にいる子供の男」という結論になった。
some1様、これは*大発見3のところにミスがあります。
パパは「サンタはいる」「サンタは今この家にいる」「サンタは大人である」と言ってます。
ですからそれぞれを否定すると、
「サンタはいない」「サンタは今この家にいない」「サンタは大人ではない」となり、
他の人の言う「サンタはいる」と矛盾になります。
『』内は推論からB美にとって真である命題です。
「俺」の言うことは100%信じるので、
俺「子供はいつでも正直だけど、大人は嘘しか言わないからな」は前提。
「俺」の発言はすべて真なので、「俺」は子供で正直者。
母が子供なら、母「うちのパパがサンタですー」は真。
一方で、母「まあ、I穂ちゃんも子供ねえ」からI穂は子供なので
I穂「サンタなんていませんー」も真で、サンタの存在に関する両者の発言が矛盾する。
母が大人(嘘つき)なら、母『うちのパパはサンタでない』と母『I穂は大人』になり、
I穂『サンタはいる』と矛盾しない。 <第一の発見:I穂は大人だった>
父の「サンタはいるよ」(真である発言)から父は子供で正直者 <第二の発見:父は子供だった>
さらに『サンタは今この家のなかに居て、大人である』
「俺」の発言から『サンタは男で、また母は男ではない』
B美は最後の部屋で父を見つけたので、今この家には、
自分、母、父、「俺」、I穂 しかいないことを知っている。
自分は勿論女であるし、サンタではない。
母は「俺」に否定されたので、女であり、サンタでない。
父は本当のことを言っているので、子どもであり、サンタでない。
「俺」は本当のことを言うので子どもであり、サンタでない。
最後に残ったI穂はサンタである。<第三の発見:サンタはI穂だった>
サンタは大人の男の人なのでI穂は男性である<第四の発見:I穂は男だった>
発見の内容がちょっと不十分な気もしますが、こんな感じでしょうか。
s1g様、おみごとーーー!!
こちらの想定回答と、思考の順番も一緒ですし、
最後の部屋で父を見つけたという伏線も使い切っており、最高の回答でした。
まだ残りの回答を読んでいないのですが、今のところ「いるか」の最有力候補です!!
初めて自力で理屈パズルが解けました。解けると快感ですね。
というわけで、回答してみます。よろしくお願いします。
B美は考え込んだ …からB美サイドスタート。
お兄ちゃんは、「子供はいつでも正直だけど、大人は嘘しか言わないからな」って言ったけど、問題は、誰が子供(正直者)で、誰が大人(嘘つき)かってことよね。
まず、お兄ちゃんを大人とすると、自己言及のパラドックスになるから、おかしくなるわね。つまり、お兄ちゃんは子供。
ママを子供とすると、「まあ、I穂ちゃんも子供ねえ」からI穂ちゃんも子供になるわ。けど、そしたら、I穂ちゃんの「サンタなんていないのよ」とママの「うちのパパがサンタですー」が矛盾するわね。つまり、ママもI穂ちゃんも大人。
パパを大人とすると、パパの「サンタはいる」という嘘(=「サンタはいない」)と、大人であるI穂ちゃんの「サンタはいない」という嘘(=「サンタはいる」)とが矛盾するわ。つまり、パパは子供。
子供と大人の区別って年齢じゃなかったのね。知らなかった。
まあ、いいわ。これで、サンタの正体に近づけるのね。
えーと、ということは、嘘をなおしたら、サンタの条件はこんな感じね。
○サンタはいる。
○サンタはパパではない。
○サンタは今家にいる。
○サンタは大人の人である。
つまり、サンタは、パパに聞いたときに家にいた子供である、ママかI穂ちゃんってことね。
けど、ママかI穂ちゃんかっていうと、なんとなくママの方がサンタっぽい。
B美「ママがサンタとか?」
俺「なわけないだろ。サンタは男だよ」
ママはサンタじゃない。
さらに、サンタは男。
分かった!!
B美「今日は4つも大発見したわ!」
1 サンタはいる。
2 サンタは大人である。
3 サンタはI穂である。
4 サンタは男である。
なんてこと!
I穂ちゃんは、大人の男だったのね!!
wavegirl様、おみごと!! これはこちらの想定回答と、まったく一緒です。
おめでとうございます!!
i)I穂を子供とする
・サンタはいない
「母」の発言「I穂は子供」「うちのパパがサンタ」の真偽が一致しないので不適
ii)I穂を大人とする
・サンタはいる
「母」の発言「I穂は子供」は偽→「母」は大人
・I穂は大人・・・(1)
・うちのパパはサンタではない・・・(2)
「父」の発言「サンタはいる」は真→「父」は子供
・この家にいる大人の人がサンタ・・・(3)
「俺」の発言は常に真→「俺」は子供
・ママはサンタではない・・・(4)
・サンタは男・・・(5)
(3)から、この家にいる大人の誰かがサンタでなければならないが、
(2),(3),(4)からサンタである可能性を否定されていない人間はI穂とB美だけ。
B美がサンタである場合、B美は大人なので
「今日は4つも大発見したわ!」は偽でなければならないが、
B美がサンタであることは発見に相当するはずなのでこれは不適。
よってサンタはI穂。また、(5)からI穂は男。
また、「俺」は「サンタはいない」と教えるため「子供はいつでも正直」と言ったので、
「サンタなんていないのよ」と発言したI穂は本来は子供。
よって、B美の4つの発見とは
henschel様、解き方はちょっと順が違いましたが、答えは完全な正解です。
B美自身がサンタである可能性も考慮し、きちんと否定しているところが見事です。
B美「今日は4つも大発見したわ!」
こうしちゃ居られない。サンタさんに聞いてこなきゃ!」
B美はそういい残すとぽかんとした俺を置いて部屋を出て行った。
B美「I穂おじさん、今年のプレゼントには何をくれるの?」
I穂「……ふむ。お前が良い子にしているならば、おじさんの会社から何か面白い物を持ってきてあげよう」
父親「おや、二人ともなりきってるね。劇の練習かい?」
B美「あ、パパ、ちょうど良い所に。お兄ちゃんと私とパパ。子供は子供だけで遊びましょ」
I穂「こらこら、もう時間も遅いんだし三人とも早く寝なさい。子供の内は良く寝ることも仕事だよ」
父親「???」
主人公のことは信じるので「子供はいつでも正直」「大人は嘘しかつかない」を大前提とする。
まずは母親から。
母親を子供と仮定→I穂は子供→I穂は真実を言うので「サンタはいない」、母親も真実を言うので「パパがサンタ」→矛盾
よって、母親は「大人」となる。
母親は大人→I穂は大人→I穂は嘘を言うので「サンタはいる(A)」、母親も嘘を言うので「パパはサンタではない(B)」
続いて父親。
父親を大人と仮定→「サンタはいない」→(A)と矛盾
よって、父親は「子供」となる。
父親は子供→「サンタはこの家にいる(C)」→「サンタは大人(D)」
主人公のことは100%信じる→主人公は真実を述べているので子供→「母親はサンタでは無い(E)」→「サンタは男(F)」
(C)より、「父親」「母親」「主人公」「I穂」のいずれかがサンタ
(D)より、「母親」「I穂」に絞られる
(E)より、「I穂」がサンタとなる。
(F)より、「I穂」は男。
よって、発見した新事実は以下の通り。
sheile様、お見事!! 考え方の順序も含め、完全な正解です。
I穂おじさん、楽しかったです!!
兄は本当のことを言う。子どもは正直で大人の人は嘘をつく。これを前提にします。
仮に母が子どもとすると、I穂は子どもです。しかし、I穂も母も子どもならば
(稲穂)サンタはいない
(母)父がサンタ
が矛盾する。つまり母は子どもではない。
これで、
・母は大人
・(母)I穂は大人
・(I穂)サンタはいる
・(母)パパはサンタではない
が確実ということになります。
ここで、仮に父が大人ならば、
(父)サンタはいない
となり、既に分かったことと矛盾する。つまり父は大人ではない。
これで、
・父は子ども
・(父)サンタは今この家にいる大人の人である
が確実となります。
「家中を走り回り、最後の部屋でオヤジを見つけて」という記述から、このとき兄はこの家にいなかったことがわかりますので、サンタは「今この家にいる大人」である母とⅠ穂のどちらかということになります。
そこで、(あとか家の外でか)兄に確かめると、
・母はサンタではない
・サンタは男
とのこと。つまり、
・サンタはI穂
・I穂は男
ということになるわけです。
まとめると、B美の4つの発見(分かったことの中で特に意外性のあるもの)とは
・Ⅰ穂は大人
・父は子ども
・サンタはI穂
・I穂は男
です。
最初は家に兄がいないことを見落としていて「兄がサンタで大人でつまり嘘をつくから前提が崩れる」かと思ったのですが、うまく収まりました。面白かったです。
tonnnon様、ありがとうございます。
実はこちらは、兄は家にいるとそうていしていました。
「家中を走り回り、最後の部屋でオヤジを見つけて」の記述は、
誰か第三者が家の中にひそんでいることを否定するための記述でした・・・。
ですが、tonnnon様の回答は完全です。おめでとうございます!!
俺「子供はいつでも正直だけど、大人は嘘しか言わない。」
B美ちゃんは俺の発言を100%信じきる、という前提があるので、
この発言がこの物語で出てくる最初のジャスティスです。
というわけで、この発言を受けてB美ちゃんがどんなことを考えたのか。
B美ちゃん視点でお届けしたいと思います。
ぽわぽわーん。
子供は正直で、大人は嘘つきなのか!
やっぱり俺お兄ちゃんは何でも知ってるなあ。
じゃあまずママとI穂の話を思い出してみようかな。
母「まあ、I穂ちゃんも子供ねえ」
I穂「サンタなんていませんー」
母「うちのパパがサンタですー」
もしママが子供で、正直だとしたら、
I穂は子供で、サンタはいなくて、うちのパパがサンタだ。
あれ?サンタがいないのに、うちのパパがサンタなわけないじゃん。
これじゃおかしいから、ママは子供じゃなくて大人だ。当たり前だよね。
あれ、でもそうするとママが嘘つきだから、
I穂が子供っていうのも嘘になっちゃう。
ってことは…。
I穂は大人だったのか!!(大発見1)
ママもI穂も大人だとすると、
I穂は大人で、サンタはいる。でもうちのパパはサンタじゃない。
うん、おかしくないよね。
さあて、次に話したのはパパだ。パパは何て言ってたかな?
父「サンタはいるよ。しかも今この家にね。大人の人だな」
サンタはいる?サンタはいるっていうのは本当のことだよね。
本当のことを言うってことは、パパは正直だね。あれ、そうすると…。
パパは子供だったのか!!(大発見2)
パパは子供だから、パパの言うことは全部本当だ。
じゃあ、うちにいる大人の人の誰かがサンタなんだな。
うちにいるのは、ママ、I穂、パパ、お兄ちゃん、私。
ママは大人。I穂は大人。パパは子供。
お兄ちゃんの言うことはいつも本当だから、きっと子供だな。
私はサンタじゃないし…。そしたらママかI穂がサンタってことね!
I穂がサンタなわけないよねー。ママがサンタとか?
俺「なわけないだろ。サンタは男だよ」
ママがサンタじゃないってことは…。
I穂がサンタだったのか!!(大発見3)
それは意外だったなー。あれ、でもサンタは男の人なんでしょ?
I穂がサンタってことは…。
I穂は男だったのか!!(大発見4)
ぽわぽわーん。
以上、女の子っぽくしゃべる男サンタI穂ちゃんと、
大人になれないお父さんを抱える複雑な家庭のお話でした。
本当に合ってるかな?なんかミスリードにうまく乗せられてる感が拭えない…。
dolor様、ありがとうございます。
これは考え方の字ユン所も含めて、完全な正解です。
こっちのB美よりかわいらしいぞ!!
s1g様、おみごとーーー!!
こちらの想定回答と、思考の順番も一緒ですし、
最後の部屋で父を見つけたという伏線も使い切っており、最高の回答でした。
まだ残りの回答を読んでいないのですが、今のところ「いるか」の最有力候補です!!