・これまでにSFをほとんど読んできていない
・今までに読んでおもしろいと思ったSF小説は、「夏のロケット」「妙なる技の乙女たち」「沈黙のフライバイ」、海外作品では「銀河ヒッチハイクガイド」シリーズ、マンガでは「プラネテス」が好き
・どちらかというと、タイムスリップや星間戦争やサイバーパンク等より、「現代もしくは近未来の普通の地球人が宇宙を志向する話」を読みたい(SF用語ではどう言うのか知らないが、ファンタジーで言うとハイよりもローが好き)
・翻訳小説は苦手なほう
・ライトノベルも苦手なほう
ちょっと気の利いた新刊書店やそこいらの新古書店でいまも容易に手に入るような作品をお願いします。
一押しなのが「星のパイロット」のシリーズ。
近未来、希望的観測を多大に含むハード重視のどたばたSF小説です。
女子高生、リフトオフ!―ロケットガール〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)
最近再出版された「ロケットガール」のシリーズ。
「沈黙のフライバイ」の野尻さんの作品では最優秀作でしょう。
やはり近未来を志向したSF小説です。喜劇仕立てなのも共通している。
この分野(近未来SF)は国産が優勢です。洋物にはあまり優秀なのが無い。
日本人SF作家で好きな人の作品を追うのがセオリーです。
一押しなのが「星のパイロット」のシリーズ。
近未来、希望的観測を多大に含むハード重視のどたばたSF小説です。
女子高生、リフトオフ!―ロケットガール〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)
最近再出版された「ロケットガール」のシリーズ。
「沈黙のフライバイ」の野尻さんの作品では最優秀作でしょう。
やはり近未来を志向したSF小説です。喜劇仕立てなのも共通している。
この分野(近未来SF)は国産が優勢です。洋物にはあまり優秀なのが無い。
日本人SF作家で好きな人の作品を追うのがセオリーです。
ありがとうございます!
・「星のパイロット」
笹本祐一、名前だけ聞いたことあります。ハード重視(ってのは、理論をちゃんと大事にした作品っていう意味ですよね?)、どたばた、多分どストライクだと思います。
・「女子高生、リフトオフ!」
「沈黙のフライバイ」の解説でもちらりと「ロケットガール」のことが出てたので読んでみようかと思ってました。とりあえず新規作家開拓のあとに戻ってきて読もうと思います。最優秀作ですか。期待が高まります。
>この分野(近未来SF)は国産が優勢です。
そうなんですか! なんにも知らないもので……。
「幼年期の終わり」は人類が宇宙に進出しようとしているところに友好的な宇宙人か来ちゃう話
「闇の左手」は両性具有の人が住む辺境の星に「宇宙連盟に入りませんか?」って使者が行く話
「星を継ぐもの」は月に進出した人類がそこで宇宙服を着た化石を発見してしまう話
個人的には宇宙は出てこないですが、椎名誠のSFがおすすめです。
水浸しになった世界を青年が漂うお話です。
・「幼年期の終わり」
・「闇の左手」
・「星を継ぐもの」
SF読んだことなくても聞いたことあるタイトルばっかりです。いわゆる古典的名作ですかね? 「闇の左手」は「ゲド戦記」の人ですよね。SFも書かれるんですね。<使者>が地球人なのかなぁ。SFは両性具有もありなんですねー。「幼年期」と「星を」の2作、お書きいただいたあらすじからしてどんぴしゃりです。有名な作品も読んでおきたいと思っていたので、ぜひ読もうと思います。
・「水域」
椎名誠、読んだことないです。冒険ものっぽいんですかね。小川一水の「漂った男」は読みました(あれもすごいと思った)が、ああいう感じでしょうか。テーマから逸れてもオススメしたいと思ってくださったんであれば、これもまたぜひ読みたいと思います。ありがとうございます!
「現代もしくは近未来の普通の地球人が宇宙を志向する話」という条件でしたら、以下の本をお勧めします
「たったひとつの冴えたやりかた」
ジェームス・ティプトリーJr.
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%9F%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%B2%E3%...
あまりに有名すぎるかとも思いましたが、ほとんどSFを読んでおられないのであれば、これが最適かと思います。翻訳小説ですが、ハヤカワならば日本語は悪くありません
来た!
ジェームス・ティプトリー・Jr.、SFにまったく興味がなかったときから名前とざっくりした経歴だけは聞いていて、すごく気になっていた作家でした。「たったひとつの冴えたやりかた」、タイトルだけは何度も何度も何度も聞いたことあります。今あらすじ読んできましたが、まさに条件に合致しててびっくりしました。そういう話だったんですねー。ぜひ読みたいと思います。ありがとうございます。
手に入りやすいかちょっと判りませんが
こちらは最近のものなので入手は問題と思います。
天体の回転について (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)
・「楽園の泉」
繊維でできた宇宙エレベーターって、オーソドックスなネタなんですね。ネタというか、リアルに考えたらそうなるんですね。「妙なる技の~」にも「沈黙のフライバイ」にも出てきたんですけど、本当にSFの教養がないんで、まんまと「エレベーターって硬い筒にガチンゴチンの昇降機がついたやつじゃないんだ!」とびっくりしました。
・「天の光はすべて星」
これタイトルだけどこかで聞いたことがあって、いいタイトルだなぁと思っていた本でした。最近本屋さんでハヤカワの100冊みたいなフェアをやっていて、これも入ってましたよ。だからこれはすぐ買ってこられます。あらすじ読んで、よし、これも!と思っていたところでした。ありがとうございます。
・「天体の回転について」
国内作家ですねー。翻訳文体がけっこう苦手なのでありがたいです。あとまだまだ初心者なので短編集もありがたい。ぜひ読みたいと思います。それにしてもSFはどれもどれもタイトルにロマンを感じますよね。
・「アイの物語」
上↑の「神は沈黙せず」の人ですね。こっちのほうが話としては短いならさきにこっちから読もうかなぁ。ありがとうございます!
妙なる技の乙女たち、楽園の泉が出るならば、こちらも。
技術者ががんばっている。ちょっと地味かな?妙なる技の乙女たちの小川一水さんですね。
宇宙が舞台じゃないけど技術者ががんばる。ちょっとエッチ。コレも地味かな。
これはお勧め!宇宙は人間に厳しいのです。
好みに合うかどうかわかりませんが。
ライトノベル的だし、銀河を股に駆けています。ツンデレが好きならば・・・・。
銀英伝は読んでいますか?SFというよりは戦記もの。
・「星ぼしに架ける橋」
これもエレベーターの話なんですね。amazonのレビューで「へたな紹介文を書くとクラークの「楽園の泉」と間違えられる」と書かれていてちょっと笑いました。興味はわきましたが見つけるのが難しそうですね……。
・「月は無慈悲な夜の女王」
2ちゃんねるのSF板の名前の元ネタ? ですかね? ハインラインは「夏への扉」は絶対読むべきと言われつづけてもう何年です。ストーリー的に「夏への~」よりこっちのほうが好みなんで、読んでみたいと思います。
・「第六大陸」
そうそう、これも面白そうだなぁと思って候補には入れているのです。他の作家を一回りしたら読んでみます。まさに普通の地球人が宇宙に行く話ですよね。
・「プロジェクト・ゼロ」
・「仮装巡洋艦バシリスク」
・「星界の紋章」
国内作家ですね。ありがとうございます。上2作もなかなか売っていなそうだ。ちょっと読みたい感じとは違うかもしれないですが、「バシリスク」はそれはそれで興味がわきましたので、古本屋で探してみたいと思います。ちなみにライトノベルが苦手なのはツンデレが苦手だからです……。申し訳ない。
・「銀河英雄伝説」
15年ぐらい前に読もうか読むまいか考えて、「これに手を出すとあとが大変では?」と思ってやめたんですよ。なんせ長いから(長いですよね?)。これは老後の楽しみにします。田中芳樹はけっこう好きでした。
たくさん教えてくださってありがとうございます!
質問者さんのコメントで小川一水の名が出ていましたが、私は『天涯の砦』でハマり、次に第六大陸にいきました。
もし未読でしたらどちらもお勧めですが、単巻であり、緊迫感あふれる展開で一気に読めてしまう『天涯の砦』からいかがでしょうか。
野尻抱介だったら、『太陽の簒奪者』はとても良かったですね。クライマックスが何度もある感じ。
私自身も翻訳小説は苦手というか、読まず嫌いなところがあったのですが、最近徐々に読んでいます。2番目の回答に出ていた作品も読んで損は無いですが、もう一つ基本的なところとして。
アーサー・C.クラーク『2001年宇宙の旅』
参考までに以上の3作の読書レビューをリンクしておきますね。
http://d.hatena.ne.jp/goldwell/20070627/1182955381
http://d.hatena.ne.jp/goldwell/20080625/1214402485
http://d.hatena.ne.jp/goldwell/20080617/1213712583
あと日本SF小説の大家と言えば小松左京。ハルキ文庫で出版されているものが入手しやすいです。
例えば宇宙の神秘と幻想を描いた短編集である『結晶星団』はいかがでしょう。
おまけに若手日本人作家による宇宙ものSFアンソロジーとしてこんなのがありまして、さまざまな趣向の内容で楽しめます。ただ現在では中古本でしか入手できそうにないですが…。
・「天涯の砦」
おお、また別の小川一水が。じゃあ「天涯~」「第六~」の順で読みます。いま決めました。パニック小説! いいですねー。
・「太陽の簒奪者」
じゃあこれも「太陽~」「ロケットガール」の順で読もうかな。いや、でも「ロケット~」のほうがきっと軽いですよね。悩ましいなぁ。50年を1冊でやるスピード感は大好きです。
・「決定版2001年宇宙の旅」
はーーー。これもSFなんですね。なんせほんとに今までSFに興味がなくて、これと「スターウォーズ」とがごっちゃになっているぐらいです(どちらも未見・映画の話ですが。スターウォーズはファンタジーかな?)。<決定版>かぁ! amazonのレビューの数の多さと、その数の多さにしては高い星の数平均にちょっと慄きました。これはすごそうだ。
・「結晶星団」
調査隊ものだー。小松左京もまだ一冊も読んだことがないのでぜひ読みたいと思います。短編集だし。初小松左京はこれに決めました。入手しやすさも考慮してくださってありがとうございます。
・「宇宙への帰還」
そうか、SFもきっとアンソロジーってけっこうあるんでしょうね。(普段の守備範囲がミステリなんで、そっちではズブの初心者の頃わりとアンソロジーにお世話になりました。)佐藤大輔って「皇国の守護者」の人と同じ人でしょうか? ソフトカバーの単行本かぁ。古本屋でも難しそうですね。図書館で他館リクエストを出してみようかな。ありがとうございます。
オススメの1位、2位がmiharaseihyouさんに速攻で挙げられてしまったのでそれに次ぐ名作を。
#なお、星のパイロットシリーズは全4巻(第2巻のみ上中下構成)
#特に第2巻「彗星狩り」の3冊がオススメです。
開けられていない回答があるので、そこで既に紹介されているかもしれませんが、まずはこれ。
月に結婚式場を作りたい。という突拍子も無い依頼を持ち込まれた建設会社。
ロケット技師や周りの人を巻き込みながら月を目指します。
野尻抱介さんの作品には現在・近未来の人が宇宙を目指す話が多いです。自分が一番好きな作家さんですね。
「ふわふわの泉」はラノベ的ではありますが、ハードSFです。
科学部に所属する主人公が偶然作り出した新物質「ふわふわ」を元に世界が変わってく様子を描きます。
タイトルや新物質を軸にした構成は「楽園の泉」のオマージュですが、宇宙を目指す方法は軌道エレベーターではありません。
それと、SF小説では無いのですが「現代もしくは近未来の普通の地球人が宇宙を志向する話」であれば現実の宇宙開発も追ってみると楽しいと思いますよ。
幸い今ではネット中継も行われているので、スペースシャトルの打ち上げ(次回は10月15日予定)やH2Aの打ち上げを見ることができます。
笹本祐一さんは実際の打ち上げを何度も見に行っており、打ち上げ見学日記のような物も出版されています。
>オススメの1位、2位がmiharaseihyouさんに速攻で挙げられてしまった
「星のパイロット」と「ロケットガール」ですね。とりあえず「星のパイロット」への興味がさらに増しました。「第六大陸」も、ありがとうございます。複数の人が挙げられるとやっぱり読んでみようという気持ちが強くなります。
・「ふわふわの泉」
これも「沈黙のフライバイ」の解説で引用されていて、おもしろそうだなーと思っていました。「楽園の泉」のオマージュかぁ。「~の泉」ですもんね。じゃあ「楽園の泉」読んでから読んでみます。野尻抱介のライトノベルなら多分大丈夫だと思います。ありがとうございます。
・「宇宙へのパスポート」
ノンフィクションっていうことですね。それは予想外でした。でも古い作品をすでに追い抜かしている現実もあるんでしょうね。ありがとうございます! 質問してよかったなぁと思います。
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みなさんありがとうございます。とりあえずあとひとりで回答受付を終了します。まだ回答出るかなぁ?
科学する心は基本です。あ、漫画だった。
宇宙小説です。
ここではないどこかへ。
あと火星年代記とか。
脱線激しいんで、ポイントはいりまへん・・・・・・
すいません
・「遺跡の声」
・「日野啓三短篇選集」
んー。どういう話なのかわからない。あらすじかオススメポイントを教えていただけるとありがたかったです。
>ポイントはいりまへん
えーと、回答オープンにもポイントがかかっています。脱線は自覚しているのだったら回答そのものをお控えいただきたかった! せめてどういう話か、どこがオススメか書いていただければ判断できたんですが……。ざんねんです。お言葉に甘えて、ポイント節約させていただきます。その分ほかの方に割り振ります。申し訳ない。「まんがサイエンス」は小さいころ大好きでよく読んでいました。でもお題からちょっとはずれすぎですよね。
ありがとうございます!
・「星のパイロット」
笹本祐一、名前だけ聞いたことあります。ハード重視(ってのは、理論をちゃんと大事にした作品っていう意味ですよね?)、どたばた、多分どストライクだと思います。
・「女子高生、リフトオフ!」
「沈黙のフライバイ」の解説でもちらりと「ロケットガール」のことが出てたので読んでみようかと思ってました。とりあえず新規作家開拓のあとに戻ってきて読もうと思います。最優秀作ですか。期待が高まります。
>この分野(近未来SF)は国産が優勢です。
そうなんですか! なんにも知らないもので……。