読む側の、年齢、性別は問いません。（一人３冊まで）

紡木たく「ホットロード」です。

暴走族の話ですが感動してしまいます。

内幕もよくわかるし、中学時代の思春期の心をよく描いている秀作だと思います。

主人公にも感情移入してしまいます。

私がおすすめするのは「将太の寿司」「将太の寿司　全国大会編」の２つです。

作者は喰いタンやミスター味っこを書いている寺沢さん。

とにかくストーリーと本編から少し外れたエピソードが感動します！！

何かしら抱える物がある登場人物に将太が喜んでもらおうと工夫を重ねて寿司を作り、

それを食べてもらう。

少しネタバレですが例えば、子供の頃の生活から父を憎んでいた人に

子供の頃父が良く作って食べていた寿司を将太が親戚の人に教えてもらって作って食べてもらい、

子供の頃の優しい父を思い出して涙したり。

言葉にすると何が感動するのって思われるかもですが

その１つ１つのエピソードが感動する、泣けるものもたくさんあるのでぜひ読んでもらいたいです。

参考までにですが、これを私の友人（２０代半ばの男女３人ずつ）におすすめしたところ

大絶賛してくださいました。女性は泣くぐらい感動したって言った人もいるぐらいでした。

「ダイの大冒険」

ただのマンガではなく主人公の内面の葛藤まで描ききっています。ワンピースにも通じる感動があります。そして私が一番最初に買ったマンガでもあります。テレビでアニメ化もされました。心理的な葛藤がそれぞれの胸の中で繰り広げられ、それがダイの冒険にも影響します。まさに必読です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/DRAGON_QUEST_-%E3%83%80%E3%82%A4%E3...

「並木橋通りアオバ自転車店」

題名の通りの自転車店のお話　全20巻　新刊5巻（連載中）

身近な自転車を題材にした、色々な心温まるエピソードなどが書かれています。

ついつい出てくる自転車が欲しくなってしまいます。

そんなこんなで4台も自転車を買ってしまった。

http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%A6%E6%9C%A8%E6%A9%8B%E9%80%9A%E3%...

「PCコマンド ボブ&キース」

絵の濃い、自作PCの漫画です。

20世紀末頃のDOS／Vmagazineで連載していた漫画　全3巻

当時のパソコン事情をしるにはいい題材です。

実際にこんな感じに改造や買物をしていました。

http://www.amazon.co.jp/PC%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%89-%...

「MMRマガジンミステリー調査班」

90年代に少年マガジンで連載していたミステリー漫画　全13巻

とんでもない仮説から地球が滅んでしまうまでを妄想する話で、

現在でも熱狂的なファンが数多く、いろいろなネタで使われたりする。

宇宙人に滅ぼされたり、未知のウイルスだったり、どこぞやの国だったりが地球を滅ぼします。

ノストラダムスの預言書やヨハネの黙示録等の文を勝手に解釈して不安を煽ります。

一度は読んでみるといいです。

http://www.amazon.co.jp/MMR%E3%83%9E%E3%82%AC%E3%82%B8%E3%83%B3%...

ドラゴン桜

題材の奇抜生がおもしろいです。

あり得ないとは思いながらも、どこか本当に・・・と思ってしまえるところが好きです。

賭博黙示録カイジ

これも題材がとても普通の人には思いつかないようなものばかりです。

心理表現に優れていて、読んでいてドキドキする作品です。

三国志（横山光輝）

歴史漫画で面白いと思えたのはこれだけです！

史料をしっかりと参考にしているところもいいですね。

こちら葛飾区亀有公園前派出所

http://jump.shueisha.co.jp/CGI/kame/index2.cgi

ミミア姫

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9F%E3%83%9F%E3%82%A2%E5%A7%AB-1-%...

よつばと！

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%88%E3%81%A4%E3%81%B0%E3%81%A8-1-%...

この主人公たちを釜でかき混ぜて溶かして、どろどろにして再度構成された人間になりたいからです。この3つヘビーローテーションでまわして読んだらいい感じに悩むのが馬鹿らしくなってきて、人生適当に楽しんだらいいじゃんみたいになるんじゃないかな。

現在、買える本を紹介します

１）よつばと　（あずまきよひこ著）

http://yotuba.com/yotu_comics.html

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%88%E3%81%A4%E3%81%B0%E3%81%A8-1-%...

　よつばちゃんという女の子の日常を描いた作品です。”あのとき”にあった日常の何げない時を描いていますが、その切り口が非常に面白いです。子供から大人までお薦めできます。

２）誰も寝てはならぬ（サライネス著）

http://www.amazon.co.jp/%E8%AA%B0%E3%82%82%E5%AF%9D%E3%81%A6%E3%...

　オフィス寺とよばれるデザイン事務所で働く、ちょうどバブル全盛期に青春を送った世代の大阪出身の人々を描いた作品です。

　これも日常を描いた作品ですが、そのゆる～い感じの世界と大阪のリアルな雰囲気を楽しむことができます。

３）魁！！クロマティー高校（野中英次著）

http://www.amazon.co.jp/%E9%AD%81-%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%9E%E3...

　ギャグマンガで、もう連載も終わった作品ですが。ですが、とにかく笑えます。登場人物が自分では理屈にあった言動をしているように見えて、実は根本的におかしな行動になり、シュールな笑いを生み出します。

ドラえもん (1) (てんとう虫コミックス)

• 作者: 藤子・F・不二雄
• 出版社/メーカー: 小学館
• メディア: －

人生の中で一番多感な小学生の頃にドラえもんを読めたことは、自分にとってはすごく幸せなことでした。最強の駄目小学生のび太とぜんぜん科学の延長線上に無いような未来の道具との組合せは、物語に厚みと絶妙なギャグ、そして読むものに予期せぬ結末をもたらしてくれます。ドラえもんを読んで子供達が必ず思うことは、「駄目のび太じゃなく自分なら、こんな道具があったらこんなにすごいことができたのに！」ということ。そのことから計り知れない想像力を培われたと思います。

特にドラえもんに出てくるタイムトラベルの概念が好きです。タイムトラベルで印象的な話があって名刀電光丸という必ず勝てる刀で宮本武蔵を倒しに行くという話しです。結局駄目のび太は宮本武蔵に会うことができず、しかも名刀電光丸を落としてしまいます。なんとその刀を拾った宮元武蔵が後に剣豪となるという話です。そこからドラえもんの世界のタイムトラベルの概念は歴史を変えた歴史も歴史の一部であるという、人間の浅はかな未来の道具では歴史は変えられないという神の因果律があるのではないかと考えたものです。ハリウッドでバックトゥザフューチャーがヒットしたときは、「何を今更、ドラえもんの方がすごいじゃん」と思ったものです。

自分にとってドラえもんブームは小学生のときに１度、高校生の授業中に突然第２次ドラえもんブームがおとずれます。当時授業中に教科書に隠してドラえもんを読むのが流行り、高校生が読んでも思わず笑ってしまうギャグのセンスにまたファンとなりました。

ベルセルク 33 (ジェッツコミックス)

• 作者: 三浦 建太郎
• 出版社/メーカー: 白泉社
• 発売日: 2008-10-24
• メディア: コミック

人によって好き嫌いが分かれる作品。むしろ怖い絵から嫌いな人が多いのではないかと思います。絵もあんまりうまいというわけではなくストーリーもとても重いので軽く読めるものでもありません。ではなぜこの作品を推すのかと言うと、作者が書きたいものがはっきりしていてそれに向かってまっすぐだからです。作者が書きたいものとは主人公ガッツの強さです。主人公は強いと言っても所詮人間でしかなく、超常的な力を使う魔物と戦うには無力な存在ですが、全てを敵にまわしても変わらない意思の強さで敵と戦っていきます。主人公の腕力と大剣と強い意志で神を倒すのを書きたいわけです。

物語が最高潮を迎える「蝕」の瞬間、ガッツとグリフィスの永遠のような戦いが始まります。光がグリフィスならば闇はガッツなのですが、そこには友情を超えた物が存在し、自分が唯一受け入れられる究極のホモ漫画であると気づくのです。

自虐の詩 (上) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)

• 作者: 業田 良家
• 出版社/メーカー: 竹書房
• メディア: 文庫

この漫画を知ったのは、BSマンガ夜話で絶賛してるのを見てからです。番組では読むと最後に号泣すると言っていたので半信半疑買って読んでみたら、号泣しましたよ。

ストーリーは幸江という主人公がひどい亭主と結婚して不幸のエピソードを４コマにした内容ですが、４コマなのに最後の方はストーリーが繋がっていきます。特に好きなのは熊本さんの存在で、学生の頃の幸江は熊本さんに出会うことで自分は不幸なんかじゃなかったって気づきます。それはドストエフスキーの罪と罰で、主人公が自分よりも貧しい女の子と出会うことで自分の罪を悔いることを思い起こします。本当の幸せっていうのはどういうことなのか、改めて再認識させてくれる作品です。

海辺のカイン

• 作者: 樹村 みのり
• 出版社/メーカー: 講談社
• メディア: 新書

百合物の嚆矢…などとくくるにはあまりにもシリアスな衝撃作。

リバーズ・エッジ 愛蔵版

• 作者: 岡崎 京子
• 出版社/メーカー: 宝島社
• メディア: 単行本

絶望と紙一重の希望を描いた物語。読んで泣くべし。

レッド 1 (イブニングKCDX)

• 作者: 山本 直樹
• 出版社/メーカー: 講談社
• メディア: コミック

若者たちがとんでもない落とし穴にはまっていく話。「蟹工船」あたりを愛読する人にこそ読んでもらいたい。２巻まで出てます。

1 NARUTO(戦闘がカッコイイし世界観も良い、しかも泣ける)

2 ONE PIECE(友情を大切にする主人公や周りの仲間達に感動する)

3 スラムダンク(不良が恋をきっかけにバスケをやり始め、全国大会まで出場する。その過程の描き方が凄くうまい。)

１位は『ワンピース』…ひとりひとりの夢や生き様が描かれていてとても素晴らしいです。

２位は『キャプテン翼』…サッカー好きとしては外せないですね。現実ではありえないシュートやドリブル、パスなども凄く楽しめます。ボールは友達という言葉は名言ですね。

３位は『ドラゴンボール』…自分のまわりの誰もがはまっていたドラゴンボール。キラカードを集めたりアニメや映画を観たりかなり熱中していました。それだけ凄い作品です。

「っポイ!」作者：やまざき 貴子

っポイ! 26 (花とゆめCOMICS)

• 作者: やまざき 貴子
• 出版社/メーカー: 白泉社
• メディア: コミック

※明るく元気な男子中学生が主人公で、読むだけで楽しくなります。

みんなかわいいので、安心して(！？)楽しめる作品です。

中には面白いキャラクターも…。

恋愛はほんのちょっとだけで、主に楽しい友情を描いた作品です。

楽しい、面白い、イラストが綺麗でかわいい、読後感がすっきり…なのでおすすめ！

「DEAR BOYS」作者：八神ひろき

Dear boys (1) (講談社コミックス (288巻))

• 作者: 八神 ひろき
• 出版社/メーカー: 講談社
• メディア: コミック

※明るく元気でバスケ好きな男子高校生が主人公です。

ちょっとだけシリアスな内容もありますが、基本的に安心して楽しめる作品だと思います。(続編のACT2の方は分かりません。)

こちらも楽しい、面白い、イラストが綺麗でかわいい、読後感がすっきり…上記と同じ理由でおすすめ！

「おまけの小林クン」作者：森生 まさみ

おまけの小林クン (1) (花とゆめCOMICS)

• 作者: 森生 まさみ
• 出版社/メーカー: 白泉社
• メディア: コミック

※小林クン×3人、小林サン×1人が主な登場人物の楽しい話です。

主人公が確か小さい小林クンですが、素直でとてもいい子なんです。

ほのぼのとした雰囲気で、安心して楽しめると思います。

こちらも上記2つと同じ理由でおすすめです。

上の2つに比べて、ちょっとだけ恋愛要素が盛り込まれているかも？

似たような感じで読める作品ばかりのご紹介になってしまいました…。

実は、ホラー名作品もけっこう読みます。

からくりサーカス43巻くらいありますが、そんなのを忘れるくらい読み続けられます。

もう腑抜けになるくらい面白いです。アマゾンの書評を見ていただいても分かるとおり無駄に大絶賛されています。なんか話が壮大すぎてあらすじすら書けません。ぜひ読んでください。

[からくりサーカス　藤田和日朗:アマゾン]

１、こちら葛飾区亀有公園前派出所、 主人公の両さんの能天気加減が最高。

２、ドラえもん、ドラえもんが欲しかった学生時代、今でもドラえもんがいればと思う時がある。

３、ジャングルの王者ターちゃん、子供の頃に読んで美女のセクシーな場面で興奮したり、吸血鬼人間との対決のところでは超真剣に見てた。今でも好き。

かぶりが気になりますが、・・・・・

『船を建てる』鈴木志保

24年組、80sニューウェーブ等に連なる、

詩的作品。

『禁止されたあそび』町田ひらく第一短編集。

ハードコアロリータコミック。18禁。

騙されたと思って読んでください。

http://yusurakinaco.blog92.fc2.com/blog-entry-162.html

『イヤハヤ南友』永井豪

ハレンチ学園にターボ付けて、

デビルマンをぶち込んだ奇跡の書物。

全盛時の永井豪のすごさが伝わる。

学園ＳＭから、人類とは何かにまで至るすごい漫画。

こんばんは。私のお薦めする漫画は・・・

①萩尾望都（はぎおもと）さんの「11人いる」と「半身」です。「11人いる」は『常に未知に満ちている宇宙では、偏見をもっていると真実を見誤る。実践的な知識がなければ対処できない事がある』という人生感を学ぶことができる、とてもユニークな設定のSFストーリーです。「半身」は、短いながらも、読み終わってジーンと感動するお話です。

②中村光「聖おにいさん」まだ継続中の漫画ですが、キリストと仏陀が人間界で生活するなかでのギャップがユーモラスにかかれており、つい笑ってしまいます。

1ピューと吹くジャガー

絵も好きだしギャグが面白い。不思議な魅力があります。

2浦安鉄筋家族

　何回も読みたくなる程面白い。馬鹿な話だけど笑える

3世紀末リーダー伝たけし!

　お笑い芸人の漫才より面白い。時には泣けるシーンもある。

One piece ,登場人物の生き様。仲間を思いやる心。

るろうに剣心,元人斬りの流浪人の生き様が素敵。

ハンター×ハンター,富樫ワールドにどっぷりと浸れる作品です。 不気味さが漂っています。

ふしぎ遊戯・・・　古代中国のお話しです。結構簡単な話しのように見えますが、実はキャラクター性や内容が意外と濃く描かれていて、あまり飽きないです。

名探偵コナン・・・ホームズに憧れる推理マニアの高校生。工藤新一がとある理由で小学生の体に!!小さな探偵が大活躍の奇想天外本格探偵アクション! 。推理するのが楽しい。

金田一少年の事件簿・・・名台詞の「じっちゃんの名にかけて」流行りましたね。名探偵コナン同様に推理したりするのが楽しい。

小学校高学年から中学生迄の男子には

「北斗の拳」の初回からラオウが死ぬまでの個所は読んで貰いたいです。

暴力表現や極端な残酷描写に目が行きがちですが、

苦境があっても、漢として、大切な人や仲間の為に頑張るという、もう一分張りできるような最後の力を貸してくれる作品という感覚が中坊の時にはありました。

強さというものは、優しさや正しさ、敗北や悲しみを超えた先にあるということを読み取ってもらえればと思います。

http://search.books.rakuten.co.jp/bksearch/nm?g=001000&sv=30&b=1...

『スーパードクターＫ』

医学的なストーリー、人間ドラマ共に大変レベルの高い漫画です。

http://search.books.rakuten.co.jp/bksearch/nm?sv=30&h=30&o=0&g=0...

『Dr．コトー診療所』

テレビ版とはストーリーが違うので、また別の楽しみがあります。

http://search.books.rakuten.co.jp/bksearch/nm?sv=30&h=30&o=0&g=0...

『パタリロ！』

いつでも陽気な主人公、パタリロに励まされます。

・ナニワ金融道

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%8A%E3%83%8B%E3%83%AF%E9%87%91%E8%...

・理由

　お金の罠にはまらないように、社会人なら読んでおくべきです。

「そらにん」

音楽を志してバンドをやっている人の話。

登場人物の表情がすごく素敵です。

こういう友達、恋人、人間関係が欲しいなと思える一冊でした。

「アップルシード」士郎正宗

単に戦闘が描かれるだけでなく、そこに住む人々、社会システムも描き、人間とは何か考えさせられる作品です。

蒼天航路 (1) (講談社漫画文庫)

• 作者: 李 学仁 王欣太
• 出版社/メーカー: 講談社
• メディア: 文庫

三国志のお話です。

悪役と言われてきた曹操を主人公としているのですが、その曹操をとてもいきいきと魅力的に描いています。

三国志の華である武将同士の一騎打ちなどのアクションシーンは独特の描写でとても迫力があり、読んでいて血湧き肉踊る。

曹操以外の劉備や諸葛孔明などの有名人も、こんな人だったとは！？という独自のキャラクターにしていて、三国志を読んだことがある人でも楽しめると思います。

「NARUTO」

仲間意識・友情・絆、そういういわゆる「熱い」ものが込められている。

上忍とか暗部とかマジカッコイイ。

大好きな漫画です

「浮浪雲」

時代劇ですが、

現代にも通じる人生哲学を教えてくれる漫画です。

深いです。

「冬物語」

浪人生のラブストーリーです。

友達はこれを読んで「浪人生になりたい」と言ってましたｗ

私はこれを読むとビール飲みたくなります。

奇麗事に走らない恋の話が凄く良かったです。

「ツルモク独身寮」

これを読むと社会人も悪くない？って思うかもしれません。

社会人の青春を描いた名作。

薔薇と拳銃

• 作者: 谷 弘児
• 出版社/メーカー: 青林堂
• メディア: 単行本

　レトロな雰囲気の探偵漫画、一言で要約するとこうなりますが、とてもそんな言葉では収まらない、唯一無二の作風の漫画です。

　非常に寡作な作家ですが、細い描線で偏執的に描き込んだ、端整な画で知られています。

　澁澤龍彦、江戸川乱歩、クトゥルー神話、フリークス、スカトロ、プロレス、プリズナーNo.6、ナポレオン・ソロ……エログロだけど下品じゃなくて、偏執的なのに淡白で、お耽美なのにとぼけてる。個性のある漫画を読んでみたいとお考えなら、ぜひ一度、お手に取ってみてください。面白いです。

変ゼミ 1 (モーニングKC)

• 作者: TAGRO
• 出版社/メーカー: 講談社
• メディア: コミック

　エログロつながりで、この作品も。講談社の「モーニングツー」に連載中の作品です。

　変態だらけの「変態生理ゼミナール」に入ってしまった普通の女の子のお話。かわいらしい絵ですが、内容は結構エグイです。でも独特の品の良さ（といって良いのか……）があると思うんですよ、不思議なことに。

童夢 (アクションコミックス)

• 作者: 大友 克洋
• 出版社/メーカー: 双葉社
• メディア: コミック

大友克洋氏の作品では「AKIRA」が有名ですが、「AKIRA」連載開始前年に描かれたこちらのほうが個人的には好みです。

大規模マンションを舞台にし、ありふれた日常を細部まで描写しつつ、異世界を忍び込ませる手法は当時斬新でした。

超能力ものにありがちな「ヒーローもの」の雰囲気はゼロ。ですが、老人と少女の闘いは緊迫感溢れています。

日本SF大賞受賞作。

カリフォルニア物語 (1) (小学館文庫)

• 作者: 吉田 秋生
• 出版社/メーカー: 小学館
• メディア: 文庫

アメリカン・ニューシネマを観るような作品です。

この作品が少女漫画雑誌に連載されていたのが不思議なほど、生々しい感覚で青春の痛みが描写されています。

70年代アメリカの社会背景のなか、「自由なアメリカ」「夢のカリフォルニア」は幻想でしかなく、現実はもっと重くシビアであるということを当時の少女漫画界でよく描けたものと感心します。

内容は、読み手によって感じるポイントが違うのではないでしょうか。

はみだしっ子 (第1巻) (白泉社文庫)

• 作者: 三原 順
• 出版社/メーカー: 白泉社
• メディア: 文庫

親に見離され、捨てられたこどもたちが出会い、仲間になって生きていく物語です。キャラクターが生き生きしていて逞しいので、モチーフにありがちな湿っぽさはありませんが、トラウマとの対峙は避けられないので重いシーンもあります。

「アダルト・チルドレン」という概念が無かった時期に発表されたのですが、いま読み返して見るとここに出てくる登場人物は多かれ少なかれアダルト・チルドレンです。

結末の意味は何だったのか、この作品のファンは随分悩んだんじゃないかと思います。

作者の三原順さんは、42歳という若さで95年に惜しくも他界されました。

「ろくでなしBLUES」

青春時代を振り返れます。

RAVE

http://ja.wikipedia.org/wiki/RAVE_(%E6%BC%AB%E7%94%BB)

主人公ハルの人間性の深さには、いつも驚かされています。話も感動するところがたくさんあるのでぜひ読んでみてください。