サイゼリヤとかがデリバティブで大損こいてますが、そのしくみについて詳しく教えてください。

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  • 終了:2008/12/21 14:55:02
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回答6件)

id:bons5 No.1

回答回数79ベストアンサー獲得回数0

ポイント19pt

豪ドルが想定以上に安くなったため、デリバティブの契約上、1豪ドルあたり最大600円を支払わなくてはならなくなり、損失が発生。

http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/20081122gr01.htm

id:draftand

もう少し詳しく。本来なら、デリバティブで負けたら、その分仕入れとかで得をして、結局リスクが相殺されるはずなのに、なぜこのようなことになるのか。

2008/12/14 15:03:37
id:gentle-smile No.2

回答回数206ベストアンサー獲得回数6

ポイント19pt

デリバティブは通常の為替予約と違いどうにでも条件を設定できるもの、

といってしまっては説明不足でしょうか。

通常の為替予約と異なり、ハイリスク・ハイリターンの契約でした。

 

こちらが契約内容ですので、見てもらえれば一目瞭然かと思われます。

http://ir.nikkei.co.jp/irftp/data/tdnr1/tdnetg3/20081121/5dby3z/...

 

純粋に為替だけの契約ですので、仕入れ等は関係ありません。

id:sylphid666 No.3

回答回数3302ベストアンサー獲得回数90

ポイント18pt

元々の契約自体がリスクヘッジに対応したような内容ではないようですね。

http://aruconsultant.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-505c.ht...

>2007年11月22日と2008年2月7日に締結され、それぞれの契約締結時の豪ドルの為替レートは105.83円と98.93円でした。サイゼリヤは、オーストラリアから牛肉等の輸入があり、豪ドルを安く入手できれば、豪ドル決済の仕入れ価格も安くなります。そこで、これら2本のデリバティブ契約ではサイゼリヤが豪ドルを78円と69.9円で入手可能な契約としました。

が、

>但し、豪ドル為替レートが万一78円(もう一つの契約では69.9円より豪ドル安/円高になった場合は、比例級数的に逆に豪ドル高/円安の為替レートでサイゼリヤは円対価を支払う契約でした。

とありますので、78円(69.9円)より円高になった場合は円対価を支払う契約のため、本来円高になった場合に享受できる円高差益を超える対価を支払う必要があったのだと思います。

id:draftand

よくわかりました。ありがとうございます。

2008/12/14 15:57:44
id:mitsu1986 No.4

回答回数33ベストアンサー獲得回数1

ポイント18pt

http://www.saizeriya.co.jp/ir_info/jp/pdf_jp/release/release20_1...

サイゼリアが結んだデリバティブの契約はFX参照型豪ドルクーポンスワップと言われるものです。

クーポンスワップとは、金利の交換を行うスワップのことです。あくまでも金利を交換するので、必ず交換しなければならなく、今月は1ドルだけみたいな取引はできないものとなっています。

今回の場合、サイゼリアは、1豪ドルを78円の契約を結んでいます。これは、2年間必ず、AUD/JPYのレートが78円で手に入るレートと考えていいでしょう。しかし、条件もあります。FXが78円以下の円高となった場合に、(前回約定レート)×(78.00/FX)のレートで交換しなければならなくなります。この最大のレートが600円となっています。

id:draftand

ありがとうございます。ただ、上記の説明の内容はだいたいわかるのですが、なぜ「為替」ではなく「金利」をスワップするのかがいまいちわかりません。。

2008/12/14 15:58:59
id:kn1967 No.5

回答回数2915ベストアンサー獲得回数301

ポイント18pt

>デリバティブで負けたら、その分仕入れとかで得をして、結局リスクが相殺されるはず


デリバティブは長期的視点で見た場合に価格を平均化するという役目を果たし、

一時的に大きな損益になっても、長く続ける事によって平均に近づきます。

(おっしゃるように相殺される訳ですね)


ここで問題になるのが「長く続ける事」です。

今回のように短期的かつ一方的に大きく相場が変動した際に

引き続きデリバティブを続ける事が出来るかどうかという点です。

まだまだ続ける事が出来るのであれば、そのうちに平均に近づきます(=相殺される)


話は逸れますが

相場の一方的変動を見切る事が出来て利益だけを確定する事ができたとすれば

それはおっしゃるような形での「勝ち」や「負け」に相当するかもしれませんが

それはリスクヘッジではなくハイリスク・ハイリターンを期待しての金融勝負ですよね。


某大学のようにデリバティブの利用が

「差益で得をして」というような方向であったのだとすれば

勝ち負けで負けたという表現になりますが

仕入価格の安定化が主目的だと思いますので、大きな変動ではありますが

「一時的にマイナス方向に転じただけ(それにつけても大きな波だ・・・)」だと

理解するのが正解かと思います。


デリバティブ - Wikipedia

id:draftand

うーん、ちょっとよくわからないのですが、デリバティブを使う目的は、どちらかというと短期的なリスクをヘッジするためのものではないんですか?

たとえば、1年間1ドル100円でドルを買いたい、と思ったら、そういうデリバティブ契約をして、1年間という短期においては、為替リスクをヘッジする。ただし、2年後、5年後とかにに1ドル200円になってしまうリスクについてはこれだとヘッジできない、というふうに。

2008/12/14 16:02:29
id:mitsu1986 No.6

回答回数33ベストアンサー獲得回数1

ポイント18pt

金利をスワップというのは、

円金利3%、豪ドル金利5%、円豪ドルレートが100円だと仮定します。

例えば、100億円の資産があると考えた場合に、年間3億円の利息が付きますが、

オーストラリアドルだと500万ドルの利息となります。

この事を想定して契約を結んだ場合、実際には年間3億円の支払いと引き換えに500万ドルを手に入れる事ができます。つまり、実質レートは67円となるわけです。相当な円高が進まない限り非常にお得な契約とも言えるでしょう。

http://www.saizeriya.co.jp/ir_info/jp/pdf_jp/release/release20_1...

id:draftand

ありがとうございます。つまり金利のスワップというのは、結局為替レートをスワップしているのと同じ効果が得られるわけですかね?

2008/12/15 00:11:33

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