【続:ウサギと亀】 亀との競争に負けてしまったウサギは、自分が嫌いになりました。亀に負けたことで、自分は亀以下だと思い知りましたが、今でも亀を見下す気持ちが変わらなかったからです。ウサギは、それから毎日のように競争を思い出しては亀を見下し、その下にいる自分を見下し続けています。 努力して勝てばいい事は分かっていましたが、それでもウサギは、ほんの少しの努力が、どうしてもできません。もう、草原に寝転んで昼寝をしても、おいしい若葉をかじっても、ちっとも楽しくありませんでした。
その翌日から、雨が全く降らなくなり、草が枯れてしまいました。うさぎは、池や沼を転々とする毎日になりました。草がたくさんたべたい。でも、毎日、長い距離を走らなくてはなりません。これまでののんびりしていたくらしが変わりました。しばらくして、またもといたムラにもどったうさぎさんは、池でカメにあいました。「うさぎさん、どうしたのその脚」うさぎは、いわれるまで、カモシカのようになった脚に気付かなかったのでした。「うさぎさんとは、もう競争することはなくなったね」めでたし。めでたし。
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その翌日から、雨が全く降らなくなり、草が枯れてしまいました。うさぎは、池や沼を転々とする毎日になりました。草がたくさんたべたい。でも、毎日、長い距離を走らなくてはなりません。これまでののんびりしていたくらしが変わりました。しばらくして、またもといたムラにもどったうさぎさんは、池でカメにあいました。「うさぎさん、どうしたのその脚」うさぎは、いわれるまで、カモシカのようになった脚に気付かなかったのでした。「うさぎさんとは、もう競争することはなくなったね」めでたし。めでたし。