資本主義は生き延びるためにカンフル剤を打つことを選び、国家の資産を食い潰すために民営化を行い、東西対話を行なって冷戦終結=グローバル化の準備をはじめた。1986年が人類文明の成長の限界であり、破局のときであったのだ。
それから約22年が過って、サブプライム危機、製造業の不振は、カンフル剤がきかなくなって、いよいよ危篤状態になったということだ。日比谷公園派遣村のような終末風景をこれから日常的に見ることになるだろう。
人類は動物の一種であるのに、自分だけが偉いと勘違いして、自然を破壊しつくしたところに原罪がある。我々もこの原罪から逃れられない。
さて、これからの時代、何を考えて生きていけばよいでしょうか。何が一番大切でしょうか。
人間は単に生き物です。ほかの野生動物などとの違いは、少し智恵と理性を持っているところくらいでしょうか。だから、私はヒト科の一固体として(オスとして)種の保存・自己の保存が最大の目的として生きて行こうと思っています。
そのために、自分の子供たちには有利な生活が出来るように、一生懸命働くし、後ろ指指されないような生き方を心がけています。結果的に、それが俗に言う、勤勉だとか真面目だとか、いわゆる理性的な行動、生き方になるのでしょうけど。