ちなみに自分は決してカッコイイわけではありませんし、スタイルも良くありません。
しかし、自分の夢をかなえるため、頑張っていきたいと思っています。
書類審査、二次審査などでオーディションに受かるコツなどがありましたら、それも教えていただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。
質問者さんの演技歴や指向性(どういう形で演じてゆきたいのか---舞台かカメラか両方か、あくまで報酬を得てやってゆきたいのか、演じることが第一目的で報酬はその次なのか)がわからないのでどうにも答えづらいのですが、一応最終目標は俳優専業で食べてゆくこと、だと想定します。それから、質問が漠然としていることからあまり経験が無いのではないかとの印象を受けました (もし経験がおありなら失礼。でもそれなら、ここで質問するより役者仲間に聞く方が確実ですよ。)
必要なのは、技能、経験、人的ネットワーク、そして運です。
演技というのは、楽器を演奏したり絵を描いたりするの同じ、技能を必要とする表現行為です。いくら熱意があっても身体がついていかなければ何にもなりません。大都市圏にいるなら、劇団や劇場が主催する演技のワークショップを受講することから始めてみてはいかがでしょう。ワークショップの情報は芝居を観に通っていれば自然と入ってきます。いきなり養成所の門を叩いても、自分のやりたいスタイルに合っているとは限りませんよね。もしまだ高校生以下で、真剣に演技を学ぶことを考えるなら、大学の演劇科への進学もありだと思います (残念ながら、日本の大学で演劇科を持つところは異様に少ないのですが…)。
あと、カメラの演技と舞台の演技は、根本のところは同じですがテクニックの面で色々な違いがあります。演技のやりがいという面を抜きにして、将来お金になるという点を考えると圧倒的にカメラなんですが、両方学んでおくことを強くおすすめします。演技というものに違う観点からアプローチできるので、世界が広がります。それと、これは日本での具体的なワークショップを知らないのですが、脚本分析についても学ぶと良いです (シナリオライティングのワークショップでも良いかもしれません)。直感だけに頼るのではなく、各シーンの意味と役割を考えて演技上の選択ができるようになります。
経験は、どこかの劇団にもぐり込むなり、自主制作映画に関わるなりしてとにかく場数を踏むしかありません。積極的に舞台や上映会を観に行き、これと思ったところがあれば話してみましょう。オープンオーディションで役者を集めるところもちょくちょくあります (オーディションについては後で触れます)。ワークショップがオーディションを兼ねているところもあります。
気をつけて欲しいのは、演技の技能を学ぶことと実際の舞台や映画での演技を経験することは車の両輪だということです。どちらか片方だけではうまくいきません。舞台の稽古はあくまでその舞台を作り上げるためのものであって、演技指導ではないので、演技術の体系をちゃんと学ぶことは別にやっておく必要があります。学んで演技の道具箱を充実させておき、実際の舞台や映画でその都度使える道具を使ってみて、磨きをかけてゆく、という塩梅です。
これを続けていれば、自然とプロを志す役者仲間の知り合いが増えて行くはずです。事務所に所属していたり、養成所に入っている人とも知り合えるでしょう。俳優専業でなくても、副業をこなしながら幾つになっても芝居を続けている人とも知り合えるでしょう。ネットワークを積極的に広げて、事務所に所属しているとどうなのか、養成所の生活はどうなのか、そういうことを直接聞きましょう。インターネット上で仕入れるよりもずっと、実感を伴った活きた情報が得られるはずです。
もちろんあなたが類稀なる才能の持ち主ですぐにプロデビューできるくらいであれば、いきなり芸能事務所を目指しても良いでしょう。でもそうでないなら、これまで書いたような方法はまわり道のようでいて、着実に実力をつけるのに役立ってくれるはずです。
あとは運を掴むだけですが、これは天に任せるしかないので、出来る準備を全てやって天命を待ちましょう。
最後に、オーディションについて触れておきます。芸能事務所が主催する「才能発掘オーディション」みたいなものではなくて、特定の舞台/映画/番組用の役者を集めるオーディションの方。これは私が何人かの演技の先生に教わったことと本で読んだことの受け売りですが。
書類審査は、あなたの「見た目」がキャスティングディレクターの考える役のイメージに合っているかどうかで決まるので、あまりどうこうできるものではありません。落ちたらそれは自分向けの役じゃなかったと思うしか。ただ、良い写真は用意しましょう。「良い」とはカッコ良く写っているということではなくて、あなたの持つキャラクターが良く現れているということです。ぱっと見て、なんだかいつもおもしろいことを言ってそうな人に見える、あるいは暗い側面を持っていて突然キレそうな人に見える、等々、あなたの持つ「タイプ」が飛び出してくるような写真です。人物ポートレートを専門にしているプロの写真家に撮ってもらいましょう。人的ネットワークを作った後ならば、回りの役者仲間に聞けばいろいろ紹介してくれることと思います。
オーディションで課題が与えられていたら、充分に準備をして行きましょう。どういう役かわかっていたら、その役にふさわしい格好をして行くのが良い、と私は教わりました (特にカメラの仕事の場合)。舞台の場合ならあらかじめ脚本を読み込んでゆきましょう。
そして、オーディションの本番で重要なことはふたつ。あなたが役を演じるのに必要な技能を持っていることを示すのはもちろんですが、「仮面を取る」ことも重要です。特に自己紹介や演技後に、あなた自身の「素の」人柄を飾らずに出すことです。あなたが何かを隠していると、ディレクターはあなたと仕事がやりにくいと思うでしょう。不必要な腹の探り合いを強いられるからです。
等、偉そうに書いてみましたが、私もまだまだ修行中です。でも演技の道は面白いですよー。
ありがとうございます。
こちらはどうでしょうか。
芸能プロダクション・サイトリスト
http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Keyboard/3843/geinou.htm
業界人だけが知ってるオーディション合格のコツ!
ありがとうございます。
ありがとうございます。
受かるまでいくつも受けまくることだと思います。
俳優希望であっても、ジャンルにこだわらず、歌手のオーディションであっても受けることです。
歌手のオーディションにもですか?
http://www.shiki.gr.jp/index.html
http://www.shiki.gr.jp/group/audition/index.html
劇団四季のオーデション受けてみてはいかがですか?勉強もできますし 舞台に出れればお給料ももらえるそうです。
そうなんですか。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
質問者さんの演技歴や指向性(どういう形で演じてゆきたいのか---舞台かカメラか両方か、あくまで報酬を得てやってゆきたいのか、演じることが第一目的で報酬はその次なのか)がわからないのでどうにも答えづらいのですが、一応最終目標は俳優専業で食べてゆくこと、だと想定します。それから、質問が漠然としていることからあまり経験が無いのではないかとの印象を受けました (もし経験がおありなら失礼。でもそれなら、ここで質問するより役者仲間に聞く方が確実ですよ。)
必要なのは、技能、経験、人的ネットワーク、そして運です。
演技というのは、楽器を演奏したり絵を描いたりするの同じ、技能を必要とする表現行為です。いくら熱意があっても身体がついていかなければ何にもなりません。大都市圏にいるなら、劇団や劇場が主催する演技のワークショップを受講することから始めてみてはいかがでしょう。ワークショップの情報は芝居を観に通っていれば自然と入ってきます。いきなり養成所の門を叩いても、自分のやりたいスタイルに合っているとは限りませんよね。もしまだ高校生以下で、真剣に演技を学ぶことを考えるなら、大学の演劇科への進学もありだと思います (残念ながら、日本の大学で演劇科を持つところは異様に少ないのですが…)。
あと、カメラの演技と舞台の演技は、根本のところは同じですがテクニックの面で色々な違いがあります。演技のやりがいという面を抜きにして、将来お金になるという点を考えると圧倒的にカメラなんですが、両方学んでおくことを強くおすすめします。演技というものに違う観点からアプローチできるので、世界が広がります。それと、これは日本での具体的なワークショップを知らないのですが、脚本分析についても学ぶと良いです (シナリオライティングのワークショップでも良いかもしれません)。直感だけに頼るのではなく、各シーンの意味と役割を考えて演技上の選択ができるようになります。
経験は、どこかの劇団にもぐり込むなり、自主制作映画に関わるなりしてとにかく場数を踏むしかありません。積極的に舞台や上映会を観に行き、これと思ったところがあれば話してみましょう。オープンオーディションで役者を集めるところもちょくちょくあります (オーディションについては後で触れます)。ワークショップがオーディションを兼ねているところもあります。
気をつけて欲しいのは、演技の技能を学ぶことと実際の舞台や映画での演技を経験することは車の両輪だということです。どちらか片方だけではうまくいきません。舞台の稽古はあくまでその舞台を作り上げるためのものであって、演技指導ではないので、演技術の体系をちゃんと学ぶことは別にやっておく必要があります。学んで演技の道具箱を充実させておき、実際の舞台や映画でその都度使える道具を使ってみて、磨きをかけてゆく、という塩梅です。
これを続けていれば、自然とプロを志す役者仲間の知り合いが増えて行くはずです。事務所に所属していたり、養成所に入っている人とも知り合えるでしょう。俳優専業でなくても、副業をこなしながら幾つになっても芝居を続けている人とも知り合えるでしょう。ネットワークを積極的に広げて、事務所に所属しているとどうなのか、養成所の生活はどうなのか、そういうことを直接聞きましょう。インターネット上で仕入れるよりもずっと、実感を伴った活きた情報が得られるはずです。
もちろんあなたが類稀なる才能の持ち主ですぐにプロデビューできるくらいであれば、いきなり芸能事務所を目指しても良いでしょう。でもそうでないなら、これまで書いたような方法はまわり道のようでいて、着実に実力をつけるのに役立ってくれるはずです。
あとは運を掴むだけですが、これは天に任せるしかないので、出来る準備を全てやって天命を待ちましょう。
最後に、オーディションについて触れておきます。芸能事務所が主催する「才能発掘オーディション」みたいなものではなくて、特定の舞台/映画/番組用の役者を集めるオーディションの方。これは私が何人かの演技の先生に教わったことと本で読んだことの受け売りですが。
書類審査は、あなたの「見た目」がキャスティングディレクターの考える役のイメージに合っているかどうかで決まるので、あまりどうこうできるものではありません。落ちたらそれは自分向けの役じゃなかったと思うしか。ただ、良い写真は用意しましょう。「良い」とはカッコ良く写っているということではなくて、あなたの持つキャラクターが良く現れているということです。ぱっと見て、なんだかいつもおもしろいことを言ってそうな人に見える、あるいは暗い側面を持っていて突然キレそうな人に見える、等々、あなたの持つ「タイプ」が飛び出してくるような写真です。人物ポートレートを専門にしているプロの写真家に撮ってもらいましょう。人的ネットワークを作った後ならば、回りの役者仲間に聞けばいろいろ紹介してくれることと思います。
オーディションで課題が与えられていたら、充分に準備をして行きましょう。どういう役かわかっていたら、その役にふさわしい格好をして行くのが良い、と私は教わりました (特にカメラの仕事の場合)。舞台の場合ならあらかじめ脚本を読み込んでゆきましょう。
そして、オーディションの本番で重要なことはふたつ。あなたが役を演じるのに必要な技能を持っていることを示すのはもちろんですが、「仮面を取る」ことも重要です。特に自己紹介や演技後に、あなた自身の「素の」人柄を飾らずに出すことです。あなたが何かを隠していると、ディレクターはあなたと仕事がやりにくいと思うでしょう。不必要な腹の探り合いを強いられるからです。
等、偉そうに書いてみましたが、私もまだまだ修行中です。でも演技の道は面白いですよー。
非常に長い文面でご回答いただきありがとうございました。
お察しになったとおり、僕は全くの素人です
この先、俳優として食べていけるようになりたい
しかし、ほとんど無知で、ありがたいお言葉の数々ありがとうございます
僕は親の賛成が得られなくて…それで親の賛成を得るためにも、事務所に所属する、オーディションに受かるということをその材料にもしたいんです
自分に才能があるかなんてわかりません・・・。
しかし、頑張っていきたいと思います
本当にありがとうございました。
回答者 | 回答 | 受取 | ベストアンサー | 回答時間 | |
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1 | meizhizi87 | 781回 | 702回 | 14回 | 2009-03-21 14:05:30 |
非常に長い文面でご回答いただきありがとうございました。
お察しになったとおり、僕は全くの素人です
この先、俳優として食べていけるようになりたい
しかし、ほとんど無知で、ありがたいお言葉の数々ありがとうございます
僕は親の賛成が得られなくて…それで親の賛成を得るためにも、事務所に所属する、オーディションに受かるということをその材料にもしたいんです
自分に才能があるかなんてわかりません・・・。
しかし、頑張っていきたいと思います
本当にありがとうございました。