SCSI規格のハードディスクは確か複数のHDDを同時にアクセス出来ますが、
(HDD#0にあるDドライブとHDD#1にあるEドライブを同時にフォーマットしたり)
ATA(IDE)規格では1コントローラで同時に1台とだけアクセス出来る仕様であったと思います。
ATAの後継であるSerial-ATA規格は、ATA(IDE)同様1コントローラあたり同時に1台とだけしかアクセスできないのでしょうか?
あるいはアクセスのしくみは機能向上されたでしょうか?
(もしくは、コントローラICの機能依存であって、S-ATAにはうたわれていない?)
資料(Web)などありましたらお願い致します。
【初級】知っておきたいストレージの基礎 第4回(後半) シリアルATA/SCSIのインターフェース
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060322/232988/
この記事が参考になると思います
SCSIではそれぞれのHDDがインテリジェントな機能を持っていて単独でコマンドを受け入れるとデータ転送が生じない限りバスを他のデバイスに明け渡します
ATAは常にバスをひとつのデバイス(HDD)が占有するので同じバスにある他のデバイスはその動作が終了するまで何もできません
SATAはコントローラーから一本のケーブル上に複数のデバイスが接続されるバス接続構造ではなく1デバイス当たり1本のSATAケーブルで接続しているのでコントローラーはいつでもそれぞれのデバイスに対してコマンドを送ったりデータの転送をすることができます
>ATA(IDE)同様1コントローラあたり同時に1台とだけしかアクセスできないのでしょうか?
したがって、そのような制限はSATA規格には無く、コントローラーの設計の問題になります
バスを共用しないのでデータの転送はコントローラーが同時にどれだけのデータを取り扱えるかに依存します
まず確認しておきたいことですが、SCSIもSerial-ATAもインターフェースの規格であって、コントローラLSIの仕様を定めるものではありません。
「SCSI規格のハードディスクは確か複数のHDDを同時にアクセス」と仰っているのは、おそらく、SCSIのデイジーチェーン(カスケード)接続のことを意味されているのだと思います。SCSインターフェース場合、同時に7台まで接続/制御できます。
一方のSerial-ATAインターフェースは、その仕様上、同時に1つのデバイスしか接続できません。
ただし、1つのSerial-ATAが幾つのインターフェースを提供でいるかは、仕様で定めているわけではありません。たとえば Intel ICH9 は 4ポートまでのサポートでしたが、ICH10 では 6ポートまでサポートできるようになっています。
どうも有り難う御座います。
Serial-ATA規格では、コントローラと1つずつデバイスがつながっているので、
同時に制御できるかどうかは、まずコントローラIC1つが何台接続できるのかと、そのICの同時制御能力にかかっているのですね。
余談ですが、SCSIデバイスはおのおの能動的に動けることは知っていたのですが、
Wikipediaの「SCSI.概要.SCSIバスの基本」に、1台のSCSIデバイスを複数のPCから制御可能ということが書かれていて
いまさらながら知りました。
複数のクライアントPCが隣接していれば、ファイルサーバコンピュータを買わなくてもファイル共有が出来てしまうのですね。SASでも出来るのかな・・・しかし接続方法がまさにSerial-ATAそのもの(デイジーチェーンではなく、ポイント・ツー・ポイント接続)なので無理なのでしょうね。
【初級】知っておきたいストレージの基礎 第4回(後半) シリアルATA/SCSIのインターフェース
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060322/232988/
この記事が参考になると思います
SCSIではそれぞれのHDDがインテリジェントな機能を持っていて単独でコマンドを受け入れるとデータ転送が生じない限りバスを他のデバイスに明け渡します
ATAは常にバスをひとつのデバイス(HDD)が占有するので同じバスにある他のデバイスはその動作が終了するまで何もできません
SATAはコントローラーから一本のケーブル上に複数のデバイスが接続されるバス接続構造ではなく1デバイス当たり1本のSATAケーブルで接続しているのでコントローラーはいつでもそれぞれのデバイスに対してコマンドを送ったりデータの転送をすることができます
>ATA(IDE)同様1コントローラあたり同時に1台とだけしかアクセスできないのでしょうか?
したがって、そのような制限はSATA規格には無く、コントローラーの設計の問題になります
バスを共用しないのでデータの転送はコントローラーが同時にどれだけのデータを取り扱えるかに依存します
どうも有り難う御座います。
開けっ放しで返信を忘れてしまい申し訳ございませんでした。
大変よくわかりました。
SATAはポイントツーポイント接続なので、コントローラとデバイス間の信号線に同時制御かどうかは関係しないわけですね。
Serial ATA1.0aのころに「ポートマルチプライヤ」が規格に加わり、
ホストコントローラーのひとつのポートに複数のSATAデバイスをぶら下げられるようになりました。
eSATA対応ポートはポートマルチプライヤ対応であることが多いです。
ポートマルチプライヤ搭載のデバイス例>(page15)
タコ足配線のイメージですかね。
どうも有り難う御座います。
そういえば、eSATAは1本の接続で複数台扱えますね。
同時アクセス制御は出来るでしょうか・・・
どうも有り難う御座います。
開けっ放しで返信を忘れてしまい申し訳ございませんでした。
大変よくわかりました。
SATAはポイントツーポイント接続なので、コントローラとデバイス間の信号線に同時制御かどうかは関係しないわけですね。