全全半(明るい響き) メジャー
全半全(暗い響き) マイナー
距離感により、明るさが変わるのがわかったところなのですが
そこで、ふと疑問が出てきました。
例えば
ド レ ミ フ ァ ソ ラ シ
の、各一音ずつに関しても、明暗の性質など、なんらかしらの性質を持ちあわせているのでしょうか?
【仮として・・・】
ド … 明るさ(力強い)
レ … 暗い
・
・
シ … 暗い(優しい) という風に一音一音に、性質が存在するものなのでしょうか?
0.わたしの結論
音や色など、五感(視・聴・嗅・味・触)が、人の感情や感性に対し、
固有の感銘を与える可能性については、合理的な証拠がありません。
それぞれの経験や習俗の情報が、科学的に収集されていないからです。
Hanslick, Eduard 音楽批評 18250911 Austria 19040806 78 /《音楽美論》
堀内 敬三 音楽評論 18971206 東京 19831012 85 /《音楽明治百年史》
Arland, Marcel 作家 18990705 France 19860112 86 /“新世紀病理論”
1.アランの肯定論
── ハ短調についてはいわなければならぬことがたくさんある。ハ短
調が宗教的な匂いをもっていて悼ましいものであるということは、誰で
もが容易に見抜くことであろう。だが調の弁証法は重大な考察、すなわ
ちハ短調というこの有名な調本来の音響性に対して今よりもいっそう耳
を傾けさせるにいたると思われる考察を生み出すようにわたしには思わ
れるのである。変ロ長調は宗教的といってしまってはいささか言いすぎ
である。事物の世号との結びつきを感じさせる優しい感情を伴っていて、
変ロ長調はむしろ宇宙的な調である。そこには、ヘ長および変ロ短調を
経由してわたしたちが降りて行くのだということを忘れてはならない。
── アラン/宗 左近・訳《音楽家訪問 1927-1965 白水社》
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1657834.html (No.2)
2.堀内敬三の不毛論
── 絶対音感:音楽にもちいる音の一つ一つの高さを、他の音と比較
して相対的に判別することなく、直接、絶対的に判別する能力。この能
力があれば、歌うのにも、楽器の調子を合わせるのにも便利であるが、
音楽上では音階も和音も旋律も、すべて相対的に音が組織されているの
で、この能力はとくに必要ではない。第二次世界大戦中、日本では軍部
の主張で各学校に絶対音感教育を強制したが実行至難のため失敗した。
── 堀内 敬三《世界大百科事典(17)19720425 平凡社》P474
(1940 文部省、絶対音感教育・音名唱法)
3.ハンスリックの否定論
── 素人や感情人間はある音楽が愉快か悲しいかとたずねたがるが、
音楽家はそれがよいか悪いかとたずねる。この二つの簡単な質問の投げ
る影の違いは両派がいかに違った側から太陽に向って立っているかを明
瞭に示す。
── ハンスリック/渡辺 護・訳《音楽美論 19790720 岩波文庫》P153
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3084752.html (No.4,No.1)
4.わたしの疑問
かつての楽友(オーケストラの後輩)に再会して「ベートーヴェンの
序曲(ヘ短調)を演奏できてよかった。ああいう曲を聴いたり弾いた後
では、悪だくみを企てる気にならないからね」と語ったことがあります。
しかし、アンソニー・バージェスのSF作品《時計じかけのオレンジ》
では、悪ガキどもが《第九交響曲(ニ短調)》を好んで、とくに悪事の
前に大音響で聴くシーンがあり、一筋縄では論じられないと思いました。
Burgess, Anthony 19170215 England 19931122 76 /
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD6347/index.html
── Kubrick, Stanley《Clockwork Orange 1971 America 19720425 Japan》
関連アンケート
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20051207
楽譜を読む人々 ~ Hatena enquete ~
── 奇妙なことに《スキヤキ》《北国の春》《昴》など、東アジアで
流行した名曲の関係者は、いずれも幼いころから邦楽の環境で生まれ育
っています(このことに関する情報は、いまのところ不十分ですが)。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1843072.html (No.6)
0.わたしの結論
音や色など、五感(視・聴・嗅・味・触)が、人の感情や感性に対し、
固有の感銘を与える可能性については、合理的な証拠がありません。
それぞれの経験や習俗の情報が、科学的に収集されていないからです。
Hanslick, Eduard 音楽批評 18250911 Austria 19040806 78 /《音楽美論》
堀内 敬三 音楽評論 18971206 東京 19831012 85 /《音楽明治百年史》
Arland, Marcel 作家 18990705 France 19860112 86 /“新世紀病理論”
1.アランの肯定論
── ハ短調についてはいわなければならぬことがたくさんある。ハ短
調が宗教的な匂いをもっていて悼ましいものであるということは、誰で
もが容易に見抜くことであろう。だが調の弁証法は重大な考察、すなわ
ちハ短調というこの有名な調本来の音響性に対して今よりもいっそう耳
を傾けさせるにいたると思われる考察を生み出すようにわたしには思わ
れるのである。変ロ長調は宗教的といってしまってはいささか言いすぎ
である。事物の世号との結びつきを感じさせる優しい感情を伴っていて、
変ロ長調はむしろ宇宙的な調である。そこには、ヘ長および変ロ短調を
経由してわたしたちが降りて行くのだということを忘れてはならない。
── アラン/宗 左近・訳《音楽家訪問 1927-1965 白水社》
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1657834.html (No.2)
2.堀内敬三の不毛論
── 絶対音感:音楽にもちいる音の一つ一つの高さを、他の音と比較
して相対的に判別することなく、直接、絶対的に判別する能力。この能
力があれば、歌うのにも、楽器の調子を合わせるのにも便利であるが、
音楽上では音階も和音も旋律も、すべて相対的に音が組織されているの
で、この能力はとくに必要ではない。第二次世界大戦中、日本では軍部
の主張で各学校に絶対音感教育を強制したが実行至難のため失敗した。
── 堀内 敬三《世界大百科事典(17)19720425 平凡社》P474
(1940 文部省、絶対音感教育・音名唱法)
3.ハンスリックの否定論
── 素人や感情人間はある音楽が愉快か悲しいかとたずねたがるが、
音楽家はそれがよいか悪いかとたずねる。この二つの簡単な質問の投げ
る影の違いは両派がいかに違った側から太陽に向って立っているかを明
瞭に示す。
── ハンスリック/渡辺 護・訳《音楽美論 19790720 岩波文庫》P153
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3084752.html (No.4,No.1)
4.わたしの疑問
かつての楽友(オーケストラの後輩)に再会して「ベートーヴェンの
序曲(ヘ短調)を演奏できてよかった。ああいう曲を聴いたり弾いた後
では、悪だくみを企てる気にならないからね」と語ったことがあります。
しかし、アンソニー・バージェスのSF作品《時計じかけのオレンジ》
では、悪ガキどもが《第九交響曲(ニ短調)》を好んで、とくに悪事の
前に大音響で聴くシーンがあり、一筋縄では論じられないと思いました。
Burgess, Anthony 19170215 England 19931122 76 /
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD6347/index.html
── Kubrick, Stanley《Clockwork Orange 1971 America 19720425 Japan》
関連アンケート
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20051207
楽譜を読む人々 ~ Hatena enquete ~
── 奇妙なことに《スキヤキ》《北国の春》《昴》など、東アジアで
流行した名曲の関係者は、いずれも幼いころから邦楽の環境で生まれ育
っています(このことに関する情報は、いまのところ不十分ですが)。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1843072.html (No.6)
ご回答いただきありがとうございます。
本を読んでみても
メジャースケール、マイナースケールという風に別れていて、
音の距離間によって、変わることが記載されているのですが、ここがどうもわからないところで疑問でした(汗)
謎から出る謎が沢山ですね(驚)
回答の方少しずつ読まさせて頂きます。
単音それぞれには明暗の性質は持たず、その前後の音の繋がりによって
性質を持つようになるのではないでしょうか。
それに、例えばもしドの音が明るく、レの音が暗いとなるなら、キーが
1音域上がれば、ドはレになり、レはミになりますので、キーが変わる
事によって、その単音の性質まで変わると言う事になりますので、少々
考えにくいのですが如何でしょうか。
ご回答頂きありがとうございます。
>単音それぞれには明暗の性質は持たず、その前後の音の繋がりによって
>性質を持つようになるのではないでしょうか。
はい。この点、本などにも記載がされており分るのですが
根源的に「ドが何で在る」「ミが何で在る」のような意味(それを表現として指せるもの)
があるのではないだろうか、と思っていたのです。
例えば
「ド」と「ソ」を押してみて、単音として比べてみると
ドの方が「暗くなる性質を持っている」
ソの方が「明るくなる性質を持っている」 ような気がしているだけなのかもしれませんが(--;
「その音、その音の違い」がどうもあるようで仕方が無かったので
質問させていただきました。 そこが気になっていたので(汗)
ご回答頂ありがとうございます。
何かが手がかりになったような気がします。
例えば
周波数440(ラ)が持っている特長が解明できれば
おのずと、ラの音が持っている特性が解明できるというそんな気が・・・
実質、どうやって解明したらいいのかわかりませんが(悩
ご参考いただきましたURLの方、
どうもありがとうございます。
音階の構成
ド 主音 調を決定する最も重要な音。一つの音階の長です。 一つの音階の社長ですね。
レ 上主音 主音と中音をつなぐ音。 社長の秘書役というところでしょうか。特に社長中音との連絡が重要な役目です。
ミ 中音 長調か短調かを決定する音。
(半音下がると短調の音階になる) この人が笑うと皆も明るくなれるという存在です。しかし企画力抜群で、社長には非常に信頼されています。
ファ 下属音 主音と属音を補助し、また旋律を中音へと導く音
(ファはミへ降りる性質の音) 社長と副社長を支える参謀役でしょうか。やはり中音を支持しています。
ソ 属音 第二主音ともいえ、主音と調の確立に重要な音 社長が不在の時、代わりを勤める副社長です。
ラ 下中音 中音とともに長調か短調かを決定する音
(半音下がると短調の音階になる) この人は中音ほどではないけれど、よく似た存在です。
シ 導音 旋律を主音へと導く音
(シはドへ上がる性質の音) 社長と社員との絆役。治め役。水戸黄門のような存在です
ご回答いただきありがとうございます。
各音を役割付けすることができるのですね。
周波数と関係があることがわかりました。
ご回答いただきありがとうございます。
本を読んでみても
メジャースケール、マイナースケールという風に別れていて、
音の距離間によって、変わることが記載されているのですが、ここがどうもわからないところで疑問でした(汗)
謎から出る謎が沢山ですね(驚)
回答の方少しずつ読まさせて頂きます。