この説は、日本では広く言われている(メディアの用語解説では必ずこう解説される)ものの、世界的にはまったく言われていないようです。
(参考:各国語版Wikipedia記事)
英語版:http://en.wikipedia.org/wiki/Phishing
ドイツ語版:http://en.wikipedia.org/wiki/Phishing
中国語版:http://zh.wikipedia.org/wiki/%E9%92%93%E9%B1%BC%E5%BC%8F%E6%94%BB%E5%87%BB
イタリア語版:http://it.wikipedia.org/wiki/Phishing
これらの記事を見る限り、"fishing"と"phreaking"からだという見方が主流のようですね。
なぜ日本でだけ"sophisticated"説が広がったのか(合成語にもなっていないし、そもそも数打ちゃ当たる式の特に洗練されていない手法であるにも関わらず)、想像してみるといろいろ楽しいのですが、とりわけ初出がどこなのかには興味をそそられます。
phishing---だましのメールに釣られるな:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20040306/141018/
ユーザーを釣るということで,意味的にはfishingなのだが,phishingと書く。なぜ“f”ではなく,“ph”なのか。辞書には載ってないようなIT用語を解説する「Word Spy」によると,ユーザーを釣るためのえさ(メール)が“sophisticated”されているためだという。
Word Spy - phishing
http://www.wordspy.com/words/phishing.asp
Notes:
The term phishing comes from the fact that Internet scammers are using increasingly sophisticated lures as they "fish" for users' financial information and password data.
英語で賢くなるサプリ: フィッシング詐欺(006)
http://english-fountain.blog.ocn.ne.jp/supplement/2005/05/post_f...
英語で賢くなるサプリ: フィッシング詐欺・補説(007)
http://english-fountain.blog.ocn.ne.jp/supplement/2005/05/post_c...
初出かどうかはわかりませんが、
phishing---だましのメールに釣られるな:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20040306/141018/
ユーザーを釣るということで,意味的にはfishingなのだが,phishingと書く。なぜ“f”ではなく,“ph”なのか。辞書には載ってないようなIT用語を解説する「Word Spy」によると,ユーザーを釣るためのえさ(メール)が“sophisticated”されているためだという。
によって、日本で広まったのではないでしょうか。
これは、まさかのずばりですね。素晴らしい回答をありがとうございました。
ITProだとは思わなかったです。ITProのようなメディアだからこそこうして記事が消えずに残っていてくれたわけですが。
一応、2004年3月のこの記事より前の例が出てくる可能性(WordSpyを参考にするというアイディア自体が孫引きである可能性)も含んで、もう少し質問の公開を続けます。