いわゆる「江戸しぐさ」と言われるもの(マナー)ではなく、例えばあくびの仕方などで粋だなーという仕草を調べています。
・傘かしげ・・・雨の日に互いの傘を外側に傾けて濡れないようにすれ違うこと
・肩引き・・・道を歩いて、人とすれ違う時左肩を路面に寄せて歩くこと
・時泥棒・・・断りなく相手を訪問し、または、約束の時間に遅れるなどで相手の時間を奪うのは重い罪にあたる
・うかつあやまり・・・例えば相手に自分の足を踏まれたときに「すみません、こちらがうかつでした」と謝ることで、その場の雰囲気をよく保つこと
・七三の道・・・道のど真ん中を歩くのではなく、自分が歩くのは道の3割にして、残りの7割は他の人の為にあけておく
・こぶし腰浮かせ・・・乗合船などで後から来る人の為にこぶし一つ分腰を浮かせて席を作る事
などが挙げられます。
傘かしげ…すれ違う人と雨のしずくがかからないように、傘を人のいない外側にかしげあって気配りして往来する。
肩引き…狭い道ですれ違うとき、肩を引き合って胸と胸を合わせる格好で通り過ぎる。
すれちがいのまなざし
道を歩いていて、すれちがう人と目があったとき、たとえ知らない相手でも軽く会釈すること。同じ場に居合わせた者への思いやりと、感謝の気持ちを目であらわしながら、ほんの少しだけ頭を下に動かします。一期一会を大切にし、他人の存在を認めあう、いかにも江戸しぐさらしいしぐさの一つです。
http://www.kinnohoshi.co.jp/edo/index.html
現代版江戸しぐさ「今しぐさ」
http://www.edoshigusa.org/column/
こちらもおもしろいです。
相撲の話になりますが…。
横綱が平幕力士に負ける(最近は大関が勝っても舞いますが)などの番狂わせが起こると、館内に座布団が舞うのはご存知かと思いますが、あれはもともと客が羽織を投げた名残です。江戸時代、贔屓力士が勝ったり、番狂わせが起こると、羽織を投げました。力士は取り組み後その羽織を持って引き上げ,
羽織にある屋号(苗字がないため)や家紋などから持ち主を探し、羽織を返しに伺います。その時に、羽織と交換に力士は祝儀(金銭や食べ物など)を受け取りました。しぐさではないですが「粋」なやりとりだと思います。
力士の髷に関して。
激しい取り組みなどで力士の髷が乱れた時、手で直すのは粋とされず、頭をくっ!と後ろに動かして一発で髷を元の位置に戻す事が粋なしぐさだとされています。現在でも手で直すより頭を揺らして直す事が「粋」だとされています。これは相撲中継で元横綱北の富士が話していました。
雪駄。
現在は三段目以上の力士に許されている雪駄ですが、雪駄は足のサイズより小さ目を履くのが粋とされています。理由は、音。雪駄を履いて歩く時の音が違うのだそうです。力士はすり足を稽古でしますが、そのすり足がちゃんとできる力士は雪駄を履いて歩く時の音が違うと言われています。
横切りしぐさ。
現在でもやりますが、土俵入りの際、東方、西方、どちらから上がる時も審判(昔は検査役)の前を通ります。その時に手をさっと出し(失礼します!みたいな感じです)前を通ります。手を広げるのは、武器を持たずに勝負しますよ、の意味もあるそうです。懸賞を受けておる時にも使います。手刀を切るとも言います。神産巣日神、高御産巣日神、天御中産神の順です。手を前に出して人の前を横切る行為は一般人の私たちでも今でもやりますよね。
拳しぐさ。
ちゃんこを囲う時など畳の上に座っている時の移動の際、てのひらではなくて、拳を作って腰を浮かして移動することが粋。
書きながら、求めておられる事と違ってきているのではないか?と思えてきました。江戸時代から今も続く事に関して書いたのですが、もし的外れな事を書いておりましたら、遠慮なくポイント0にしてください。
回答者 | 回答 | 受取 | ベストアンサー | 回答時間 | |
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1 | chinjuh | 1599回 | 1224回 | 184回 | 2009-06-03 11:04:45 |
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