毎月読んでいるレベルでなくても、よく目にする雑誌や、女性の考え方に影響を与えている雑誌を知りたいです。
主に女性ファッション雑誌のランキング面から。09/5/4発売の文化通信で、雑誌発行部数の記事がありました。09年5月現在のデータですが、売れている雑誌のリストは以下のとおり。出展がABC協会レポートのものなので、実売部数です。日本雑誌協会がリストしている発行部数と比べると、かなり低いです。前年比での増減率を記載しているので、上昇中のものとそうでないものがわかります。ランキングに加え、各雑誌が設定しているターゲット年齢を入れました。部数が激減しているものははずしてあります(JJは10万部)。
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MORE(23-30歳) 352,097部 (-10.56%)
CanCam(18-23歳) 346,466部 (-24.25%)
ViVi(18-23歳) 342,595部 (+2.12%)
with(25-30歳) 332,410部 (-11.6%)
sweet(25-30歳) 319,364部 (+65.11%)
LEE (28-30歳) 274,951部 (+12.49%)
spring(23歳) 240867部 (+37.58%)
InRed(28-35歳) 234,583部 (+107.22%)
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雑誌には元々「どんな人に読んでもらいたい」というターゲット設定があり、その設定に基づいて編集が行われます。しかし、実際にはそのターゲット設定よりも5歳程度プラスされた層がその雑誌を買っている傾向があります。それは「わたしはもうちょっと若いのさ」という心理からきているようで、これは雑誌に限らず多くの商品に傾向が出がちです。雑誌にはさらに「他人の目を気にする」ことを扱ったものと、「自分のスタイルを気にする」ことを扱ったものに分かれるといえます。これらがどのくらい読者から支持を集めているか、というのがランキングなどに反映されます。発表される発行部数などもチェックできますが、これは出版社の自己申告で、返品分を差し引いていませんから、「あ、そう」程度で見ておく必要があります(広告主にアピールの意味もあるから自己申告はほら吹きが多い)。
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業界的にわかりやすい「売れ筋」は、日経MJが毎月やっている「ツキイチちゃ~と」の女性雑誌部門があります。最新の7月1日づけランキングは、以下のとおりです。いちおう、過去半年分までさかのぼってみました。
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1位 Seventeen (2位→1位→1位→1位→3位)
2位 popteen (4→3→2→3→4)
3位 ポポロ (3→2→3→2→2)
4位 spring (7→圏外→圏外→圏外→7)
5位 nicola (5→5→4→5→5)
6位 Sweet (1→7→8→4→10)
7位 InRed (6→6→6→6→圏外)
8位 with (8→9→9→圏外→8)
9位 ViVi (9→8→10→9→9)
10位 LEE (10→圏外→圏外→8→1)
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勢いがあるのは、InRed、sweetですが、これは30代の人たちによる効果が大きいと思います。純粋に20代の人が読む雑誌というのは、ViViが妥当じゃないでしょうか。with、MORE、CanCamは設定年齢の人口に比例して部数が増減しているような気がします。CanCamなんか、一番わかりやすいかも。要は「とりあえず読んでみるか」というような雑誌とみてもいいかもしれません(=ライフスタイルやファッションをいろいろかんがえるときのスタート地点にする、という意味)。
ありがとうございます。
加藤あいが表紙で、爽やかな感じですね。
大きなクセもなく、受け入れられていそうです。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
まだまだ元気のある若い子向けの印象ですね。
ありがとうございます。
身近な方のお話だと、特に参考になります。
non-no
やはり、これは外せないでしょう。
会社の20代の女性が昼休みに読んでいるのを見かけたことがあります。
http://www.amazon.co.jp/non-no-%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%83%8E-2009%...
ありがとうございます。
non-noは定番、というイメージがありますね。
JJ(ジェイジェイ)もよく見かけますね
以下読者研究のサイトを見つけました
http://www.brand-navigate.com/jyosidaisei/index.html
JJ(ジェイ・ジェイ)
女子大生系の4大誌の中でも、コンサバ路線を常々守り抜く「JJ(ジェイジェイ)」。
お嬢様テイストの最も濃いJJ読者の、目標とするスタイルや未来像、基本性格などを
ここでとことん追及していきます。
ありがとうございます。
下の説明は私には判りかねますね…。
「女子大生系」とか「4大誌」とか、「お嬢様テイスト」とか、全くピンと来ません。
正直、説明は無かったほうが分かり易かったかもしれないです。
「コンサバ」というのは、定番に近いもの、という捉え方でいいでしょうか?(保守的という言い方は、なんだかピンとこないもので)
ありがとうございます。
L25は一般的なのでしょうか?
私の生活環境では、R25ですら手に入る機会がありません。
ですので、なんか違う(一部の人だけ?)ような感じがします。
現在26歳のうちの嫁によると
http://magazineworld.jp/hanako/
hanako
ただ読者の高齢化が手に取るように分かるテーマのオバン臭い特集が多くなっていると
ananももはや30代雑誌か…てな感想もありますがまだ20代半ばだったらギリ
ありがとうございます。
hanakoは、ある程度の経済的余裕がないと、読めない感じがしますね。少し上の世代といった印象です。
ananは、知名度だけあって、実際に読んでる人は少ないのではないのか、という印象があります。いつだったか立ち読みした時に、広告だらけで中身が少なかった覚えがあります。(私の印象ですが)
主に女性ファッション雑誌のランキング面から。09/5/4発売の文化通信で、雑誌発行部数の記事がありました。09年5月現在のデータですが、売れている雑誌のリストは以下のとおり。出展がABC協会レポートのものなので、実売部数です。日本雑誌協会がリストしている発行部数と比べると、かなり低いです。前年比での増減率を記載しているので、上昇中のものとそうでないものがわかります。ランキングに加え、各雑誌が設定しているターゲット年齢を入れました。部数が激減しているものははずしてあります(JJは10万部)。
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MORE(23-30歳) 352,097部 (-10.56%)
CanCam(18-23歳) 346,466部 (-24.25%)
ViVi(18-23歳) 342,595部 (+2.12%)
with(25-30歳) 332,410部 (-11.6%)
sweet(25-30歳) 319,364部 (+65.11%)
LEE (28-30歳) 274,951部 (+12.49%)
spring(23歳) 240867部 (+37.58%)
InRed(28-35歳) 234,583部 (+107.22%)
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雑誌には元々「どんな人に読んでもらいたい」というターゲット設定があり、その設定に基づいて編集が行われます。しかし、実際にはそのターゲット設定よりも5歳程度プラスされた層がその雑誌を買っている傾向があります。それは「わたしはもうちょっと若いのさ」という心理からきているようで、これは雑誌に限らず多くの商品に傾向が出がちです。雑誌にはさらに「他人の目を気にする」ことを扱ったものと、「自分のスタイルを気にする」ことを扱ったものに分かれるといえます。これらがどのくらい読者から支持を集めているか、というのがランキングなどに反映されます。発表される発行部数などもチェックできますが、これは出版社の自己申告で、返品分を差し引いていませんから、「あ、そう」程度で見ておく必要があります(広告主にアピールの意味もあるから自己申告はほら吹きが多い)。
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業界的にわかりやすい「売れ筋」は、日経MJが毎月やっている「ツキイチちゃ~と」の女性雑誌部門があります。最新の7月1日づけランキングは、以下のとおりです。いちおう、過去半年分までさかのぼってみました。
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1位 Seventeen (2位→1位→1位→1位→3位)
2位 popteen (4→3→2→3→4)
3位 ポポロ (3→2→3→2→2)
4位 spring (7→圏外→圏外→圏外→7)
5位 nicola (5→5→4→5→5)
6位 Sweet (1→7→8→4→10)
7位 InRed (6→6→6→6→圏外)
8位 with (8→9→9→圏外→8)
9位 ViVi (9→8→10→9→9)
10位 LEE (10→圏外→圏外→8→1)
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勢いがあるのは、InRed、sweetですが、これは30代の人たちによる効果が大きいと思います。純粋に20代の人が読む雑誌というのは、ViViが妥当じゃないでしょうか。with、MORE、CanCamは設定年齢の人口に比例して部数が増減しているような気がします。CanCamなんか、一番わかりやすいかも。要は「とりあえず読んでみるか」というような雑誌とみてもいいかもしれません(=ライフスタイルやファッションをいろいろかんがえるときのスタート地点にする、という意味)。
ありがとうございます。
大変、詳しいお話で、とても勉強になりました。
特に、ターゲット年齢のお話や、ターゲット設定よりも5歳程度プラスされるというお話、「とりあえず読んでみるか」というレベルでの雑誌がある、というお話は大変タメになりました。
「他人の目を気にする」ことを扱ったものと、「自分のスタイルを気にする」ことを扱ったものに分かれる、というお話は、とても面白いのですが、今の私にはピンときませんでした。
研究していく中で、傾向の分析をする時に役に立ちそうです。
ありがとうございました。
20台半ばです。
sweet読んでます。周りの友人もこれが多いです。
服の系統に酔ってはzipperもいます。
ありがとうございます。
sweetはよく知らなかったので、参考になりました。
ありがとうございます。
なんだかクセがありそうな印象です。
私は26歳なのですが、ファッションチェックはWITHからです。
女性としての考え方、恋愛観はananを参考にしています。
ananは考え方などを見るのですね。
とても参考になりました。
ありがとうございました。
彼女がアパレルの仕事をしていますが
「小悪魔ageha」を読んでます。
ファッションは参考にならないけどメイクの仕方や巻き髪のやり方が
一番細かく載ってて分かりやすいと言ってましたね。
ファションで参考にしているのはsweet。
梨花が良く載っててオシャレ上級者なイメージがします。
あとは東海ウォーカーを毎月ではないですが
春夏秋冬で買っています。
遊びに行く場所の参考にするみたいです。
ありがとうございます。
「小悪魔ageha」はメイクの仕方や、巻き髪の仕方を参考にするのですね。私は女性がメイクなどに気を使っていることは頭にありませんでした。
たしかに、ファッション以外でも参考になる部分があれば、読んだりしますね。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
なんだかアパレルの方のみで、一般的な女性が読んでいるようには思えません。
日系ウーマンはよく見ます。年収とか載っているので結構見入ってしまいます。職場の同僚もよく買っていました。20代半ばです。
ありがとうございます。
日経ウーマンですか。仕事に関することですね。
ありがとうございます。
宣伝が多いのは嫌ですね。
一昨年まではBLENDAを読んでいましたが、20代後半に入ったため、AneCanに移行中です。
ファッション誌以外では、日経ビジネスを購読しています。
女性誌という訳でなく社会人一般を対象としたメジャー雑誌ですが、なかなかおもしろく、時事にも一歩踏み込めるので良いですよ。
ありがとうございます。
大変、詳しいお話で、とても勉強になりました。
特に、ターゲット年齢のお話や、ターゲット設定よりも5歳程度プラスされるというお話、「とりあえず読んでみるか」というレベルでの雑誌がある、というお話は大変タメになりました。
「他人の目を気にする」ことを扱ったものと、「自分のスタイルを気にする」ことを扱ったものに分かれる、というお話は、とても面白いのですが、今の私にはピンときませんでした。
研究していく中で、傾向の分析をする時に役に立ちそうです。
ありがとうございました。